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[良い点]
IBBFプロはステロイドユーザーのびっくり人間ショーになっていますが、JBBFは本当にステロイドなどのドーピングに厳しいですよね。

なかやまきんにくんなんかも言ってましたが、ホントに私が10代くらいの頃はプロテインをステロイドと間違えてる人がいるくらい、理解がなく、誤解の多い世界でしたが、フィットネスブームのお陰でだいぶ理解されるようになりましたね。

それでも、「何目指してんの」って言われますが(笑)

そういうときは
「腕回り50センチ、大胸筋でBカップ」 
と答えてます(笑)
※) すみません・・・自分で読み返してみて、あまりにも「誤字・脱字」が多かったので、さらに本日、修正して「再再UP」させていただきました。

こんばんは!いつも、優しいご感想、うれしいです!

おっしゃるように・・・IFBBの大会は、もう魅力がないですよね。

「ミスター・オリンピア」だって、アーノルドや、フランク・ゼーンが活躍してた頃は、ステロイド・ユーザーだったとはいえ、(ゼーンはナチュラルでしたが)まだ、成長ホルモンによる「腹部膨張」なんていう醜い選手は皆無で、みんなウエストが細くて、実にカッコイイ肉体を誇っていました。

ところが、8連覇の偉業を達成し、「アーノルド越え」を果たした「リー・ヘイニー」が引退し、ドリアン・イエツがチャンピオンになってからのオリンピアは、次第におかしくなっていきましたよね。

「ナッサー・エル・サンバティ」とか、スイスの「ジャン・ピエール・フックス」なんかが特にそうでした。

ヘイニーと同様、8連覇達成した「ロニー・コールマン」だって、あのフレックス・ウィラーに勝ってチャンピオンになった1998年あたりは、まだ何とか見られる「腹部」でした。

ところが、優勝を重ねるうちに、だんだんと腹部が膨張していって・・・特に、比較審査が終わって後ろに下がるときに、ちょっと油断すると、まるで「ビール腹」のように醜く膨らんだおなかを、観客にさらけだしたものでした。

「成長ホルモン」って、結局、内臓の筋肉まで肥大させちゃうから、使いすぎると、世にも醜いボディになっちゃうんですよね。完全に「一般人」に負けていますって。

はっきり言いまして・・・私自身も、「ステロイド使用」については「断固反対」です。

ただ、ひとつ気になりますのは・・・今現在でも日本のトップビルダーのひとりでおられる「木澤大祐」選手と「田代誠」選手の対談の様子でした。

ステロイド使用に関する話だったんですが・・・下記の名前の動画なんですヨ。

『田代誠がドーピングを斬る!!本音を語った!スペシャルコラボ企画「田代誠選手」登場PART⑤全6回シリーズ【ジュラトーク】』

この動画の中で、二人が「暗に」、プロに転向した山岸さんを「批判」するような発言をされていましてね・・・山岸さんの昔からの大ファンである自分には、「あ、この人たち、山岸さんの批判されているのだな。」って、すぐに分かりました。

「ナチュラルビルダーの誇り」・・・それも、けっこうでしょう。私も賛同はしますよ。

でも、その一方、お客さんを楽しませるために、自分の体を犠牲にしてまで、山岸さんのように、厳しいプロの世界で歯を食いしばって、がんばってこられた「プロボディビルダー」の方たちだっているんですよね。

山岸さんも、そして石村さんも、ステロイドのチカラだけで、あそこまで「バルクアップ」したわけではない。

本人の、それこそ「血のにじむような努力」、そして、明日からは負け続けて収入がゼロになってしまうかもしれない、という不安や恐怖と戦いながら、日々やってこられたんです。

それを、安易に「ステロイドユーザー」だから、全部間違っているんだ、俺たちは、ドーピング・チェックも乗り越えてきた「ナチュラル・ビルダー」だから、絶対正しくて、世界中の選手、一般人にまで尊敬されうるべき「お手本」なんだ、と気取って、スカしているのが、私には気に入らないんですよ。

「だから、何なんだ。」と。

田代さんは、過去の「月刊ボディビルディング」の中のインタビューでも、名指しは避けたものの、山岸選手を批判していましたよね。

それは・・・山岸さんの、過去の「スタンダード発言」についての言及、田代さんの見解でした。

山岸さんと田代さんは、いわば当時の「頂上決戦」という感じで、何年も「ミスター日本」の頂点を目指して、火花を散らしてきました。

いずれも田代さんの勝利で、ついに山岸さんは田代さんに勝つことなく、一度も「ミスター日本」のタイトルホルダーにはなれませんですた。

しかし、私の目から見ても、「こりゃー、わずかな差ではあるが、今回ばっかりは、山岸さんの勝ちだよな!」と思う年度がありました。

山岸さんご自身も、おそらくそう感じておられたに違いありません。

そして、「ミスター日本」の審査基準というものに、あらためて疑問をいだかれることとなったものと思われます。

それが、山岸さんご自身の「スタンダード発言」でした。

彼は、過去の「ミスター日本」の優勝者の「傾向」を振り返り、一度優勝した選手が「連覇する傾向がある」ということを、批判しておられました。

そのため、「スタンダード」というものができあがり、そういう選手が何年にも渡ってタイトルを独占する傾向があるのだ、と。

このときは、インタビュアーも「山岸さん、この記事は、現役のチャンピオンの田代さんはもちろん、13連覇の偉業を達成した小沼敏夫さんだって読まれるんですよ、それを分かっておっしゃっているのですか・・・?」と。

でも、山岸さんは、自分の発言を撤回しませんでした。・・・立派だと思います。

私は、小沼さんが、「デッド・リフト中」の「大円筋断裂」「肩の剥離骨折」という大ケガのすえに、何とか出場した1993年の「ミスター日本」を、購入したビデオで観ました。

いつも「バリバリ」の仕上がりだった小沼さんらしからぬ、甘い仕上がりでして・・・私の目から見ても、このときばかりは2位に甘んじた「高西選手」の方が、わずかに上だったのでは・・・と思いますね。

「ミスター・オリンピア」だって、そうです。

8連覇を達成した「リー・ヘイニー」だって、いつも万全の仕上がりではありませんでした。

特にひどかったのは、1990年のオリンピアにたった一度きり導入された「ドラッグ・テスト」で・・・ステロイドを抜いたヘイニーは、肉体が「ゆるゆる」に甘くなってしまって、あきらかに、2位の「リー・ラブラダ」、そして、3位の「ショーン・レイ」に負けてましたね、

最後に残った「二人のリー」・・・そして、アナウンスされる「セカンド・プレイス・・・リー・・・ラブラダ!!」の掛け声と共に、狂喜するヘイニー・・・観客席からは、ずっとブーイングが飛んでいましたね。

1980年のオリンピアだって、そうです。

5年ぶりに復帰してきたアーノルドが、いきなりオリンピアに出場してきたんです。

彼は当時、映画「コナン・ザ・グレート」に出演するために、剣による「立ち回り」や「セリフ」の訓練のほかに、ビルダーの現役時代並みの厳しいトレーニングを積んでいました。

そのため、「これはもしかしたら・・・イケるかもしれんぞ!」と思い込み、自身の「ボディビルの師」の一人であった「ジョー・ウィダー」に相談し、出場のための「密約」まで交わしました。

飛行機から降りる彼を見て、他の選手は、「IFBBの役員」か何かの用事か、単なる「試合観戦」として、シドニーに来たのだろうと思い込んでいたそうです。

他の選手がオリンピアに出場するための「クォリファイ(=出場権)」を必死で苦労して取ってきたというのに、IFBB側が「過去に何度も優勝した偉大なチャンピオンだから」ということで、あっさり出場の「お墨付き」をアーノルドに与えてしまいました。

さすがにこれには、アーノルドの親友の一人だった「フランク・ゼーン」も激怒したそうですね。

・・・話は、これだけにとどまりません。

アーノルドは、この日のバックステージにて、過去最高のコンディションを作ってきた「マイク・メンツァー」を、「心理作戦」と称して、人前で激しく罵倒し、おだやかでまじめなメンツァーは、自身のヒーローであり大ファンだったアーノルドの心無い罵声に悩んでしまい、落ち込み・・・結果は無残な「5位」でした。

そして優勝は・・・あきらかに甘い仕上がりのアーノルド。

これには、観客もあきれ、アーノルドの勝利がコールされた瞬間、挙げた両手を何度も大きく下げる「ブーイング」のゼスチャーをする人さえいましたね。

私は、この大会の優勝者は、2位になった「クリス・ディカーソン」、2位が「マイク・メンツァー」、3位が「ボイヤー・コー」、4位が「フランク・ゼーン」だったと、今でも思っております。

メンツァーは、このときのIFBBの審査基準というものに失望し・・・ちょうど「脂の乗った全盛期」だったにもかかわらず、このあとのコンテスト出場を、すべて取りやめて、引退してしまいました・・・。

それからのマイクは、アーノルドとは「犬猿の仲」になり、二人が公の場で顔を合わせることはなかったそうです。

このように、「IFBB」や、その傘下の「JBBF」のおかしな体質が直らない限り・・・「にわかボディビルファン」ならともかく、私のような「昔ながらのファン、トレーニー」には、いつしか見向きもされなくなる・・・そのように感じます。

ちなみに、マイク・メンツァーは、あの有名な「ヘビー・デューティー・トレーニング」・・・つまり」「短時間・高強度」のトレーニング理論で知られる「名伯楽」でもありましたね・・・。

私、亡くなった今でも、彼の大ファンです!

では、長くなりましたが・・・これで、失礼します。 m(_ _)m
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