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[一言]
牛の首でお料理になっていく乃紀ちゃんが面白かったです。仏像の盗難とかってどうしてできるんでしょうね。祟られそうで怖いのですけど。
元の位置に戻って良かったです。読ませていただきありがとうございました!
瑞月風花様、こちらの「牛の首」を御読み頂きまして誠にありがとうございます。
お楽しみ頂けて喜ばしい限りで御座います。

都市伝説の「牛の首」は「タイトルのみが伝わっている怪談」という触れ込みであるため、「牛の首=牛の頭部」というくくりでイメージを膨らませていった所、「首だけになった牛が何かを訴えかける」というコンセプトが閃き、そこに天満宮の臥牛像と仏頭の盗難事件という要素が入ってきた次第です。
いくら造形物として美しくてマニア人気があるといっても、仏像や神像の盗難や転売は何とも嘆かわしいですね。
海外紀行系の本や博物館などで仏像盗難の事件を知った時には、「その仏像を心の拠り所にしていた地元の人も、いたはずなのになぁ…」と悲しい気持ちになりました。
そこで本作では、臥牛像を破壊して頭部を持ち去った犯人に対する因果応報と、「霊験あらたかな臥牛像を擁する聖域」として天満宮が脚光を浴びるという救済を描かせて頂きました。
結果的に臥牛像を救った少女達にも、何らかの御利益があると良いですね。

また、女子小学生トリオの一角である月石明花ちゃんは家庭科クラブのメンバーであるため、「牛の首」と聞いて牛タンや脳味噌などを活用した料理をイメージしたのですね。
この牛の頭部を活用した料理という要素も、「牛の首」という言葉から膨らませたイメージの1つです。

励みになる御感想、誠に感謝致します。
数ある「牛の首企画」の参加作品の中で本作をお読み頂きまして、誠にありがとうございます。
[良い点]
牛の声が聞こえると言って、乃紀ちゃんが飛び出した後の2人の冷静な会話がなんだか少し面白いです(´▽`)

牛の晒し首…想像すると恐怖ですね(;´Д`)

読ませてくださりありがとうございました!
徳田タクト様、こちらの「牛の首」を御読み頂きまして誠にありがとうございます。
お楽しみ頂けて喜ばしい限りで御座います。

‐怪談の「牛の首」は題名だけが伝わっていて詳細不明という触れ込みだけど、あえて「首」と断言しているなら、首の部分に特筆すべき事があるに違いない。
そう考えを進めていくうちに、天満宮の撫で牛とマニアへの転売目的で仏像の首が盗まれた事件に思い至り、胴体と切り離された仏頭のイメージからさらし首を連想した次第です。

仰る通り、奇怪な夢を揃って見たり、友達が牛の声に呼ばれて駆けだしたりといった怪事に見舞われている割には、女の子達の反応が異様に冷静ですね。
私としては、撫で牛の首に付着した苔を一心不乱に拭おうとする乃紀ちゃんを見た千里ちゃんの、「これはちょっと普通じゃないなぁ…」という発言が、小4女子にしては異様に冷静で尚且つ大人びていると感じました。
これにつきましては、「自分が見た異常な夢を、他の友達も同様に見ていた!」というショックが大き過ぎて、一周回って冷静になってしまったのかも知れませんね。
また、本作の主人公である女子小学生三人組は、「真夏の卵炒飯の夢」というホラー物にも登場しておりまして、そっちでも怪奇現象に遭遇しているんですね。
そうして過去にも怪奇現象に遭遇しているため、ある程度の耐性が出来ているのかも知れません。

励みになる御感想、誠に感謝致します。
数ある「牛の首企画」の参加作品の中で本作をお読み頂きまして、誠にありがとうございます。
[良い点]
小学生時代の千里ちゃん達が可愛いです( *´艸`)
ほのぼのしていてどうなるのかな?と思っていたら、そう来たか!とびっくり仰天でした〜!
昔の晒し首も怖いですが、そこに牛の首があるというのもかなりインパクトがありますよね。
オカルトマニアの子はきっとあの子に違いない(*´꒳`*)
犯人もしっかり報いを受けていますし、ホラーとしても読み応えのある作品でした!

  • 投稿者: 退会済み
  • 2022年 07月18日 15時37分
管理
七海 糸様、こちらの「牛の首」を御読み頂きまして誠にありがとうございます。
まだ「特命遊撃士チサト」の本編が始まる前の、普通の小学生だった頃の吹田千里ちゃんを視点人物とさせて頂きました。
そのため、怪現象が発生するまでの会話パートは、ちびまる子ちゃん的なほのぼの目線を目指しました。

そして「ホラーとしても読み応えのある作品」と御評価頂けて、誠に喜ばしい限りで御座います。
‐怪談の「牛の首」は題名だけが伝わっていて詳細不明という触れ込みだけど、あえて「首」と断言しているなら、首の部分に特筆すべき事があるに違いない。
そう考えを進めていくうちに、打ち首獄門にされた牛の生首というイメージが閃いた次第です。

仰る通り、前年度の林間学校で怪談へのツッコミを繰り返して教頭先生を辟易させたオカルトマニアの女子生徒の逸話は、「都市伝説好きな少女」こと鳳飛鳥ちゃんを想定して挿入させて頂きました。
お気づき頂けて喜ばしい限りで御座います。

励みになる御感想、誠に感謝致します。
数ある「牛の首企画」の参加作品の中で本作をお読み頂きまして、誠にありがとうございます。
[良い点]
怪異に怯えることなく対処できるのがすごいですね。「牛ほめ」につなげるのは予想外でした。

[一言]
悲しそうな牛がでたところで、ピカソのゲルニカの絵につなげるのかと思いました。
アホリアSS様、こちらの「牛の首」を御読み頂きまして誠にありがとうございます。
お楽しみ頂けて喜ばしい限りで御座います。
主人公の女の子達が怪異に怯える事無く冷静に対応出来たのは、直接的な命の危機にさらされなかった事も大きそうですね。
また、本作の主人公である女子小学生三人組は、「真夏の卵炒飯の夢」というホラー物にも登場しておりまして、そっちでも怪奇現象に遭遇しているんですね。
そうして過去にも怪奇現象に遭遇しているため、ある程度の耐性が出来ているのかも知れません。

「牛の首」というキーワードで色々とアイデアを探していた所、牛の首から上の身体的特徴を褒める「牛褒め」の落語が思い浮かんだので、悪夢の中における主人公の台詞として使用させて頂きました。
また、主人公の女子小学生達は関西の子なので、上方落語の「池田の牛褒め」とさせて頂きました。
なるほど、ピカソの「ゲルニカ」の左上に描かれた牛も、牛の首のモチーフとして良さそうですね。
ご教示いただきありがとうございます。

励みになる御感想、誠に感謝致します。
数ある「牛の首企画」の参加作品の中で本作をお読み頂きまして、誠にありがとうございます。
[良い点]
さらっと描写されていますが、窃盗犯が逃走中に事故死していると、天罰覿面、しっかり祟られているのが怖くて良かったです。

落語の池田の牛ほめ、私の好きな落語のお話の一つなので出てきて嬉しかったです。
そしてミノタウロスか牛頭鬼の国の盆踊り大会、なかなかその発想は出て来ないと思うので面白かったです。
牛の首と聞いて頭部料理のフルコースや、料理方法に不満があったなど、牛さんが聞いたら人間の方が怖い!となりそうですね(笑)
[気になる点]
教頭先生を辟易させたオカルトマニアの女の子、もしかして飛鳥ちゃんだったりして?
[一言]
犯人の事故死、三人が同じ夢を見ていたり、牛の声に導かれて一心不乱に走ったり、苔むした岩を磨いたりと要所要所にホラー描写がちりばめられていて面白かったです!
満月イモリン様、こちらの「牛の首」を御読み頂きまして誠にありがとうございます。
題名だけで実態不明な怪談である「牛の首」にアプローチするため、様々な角度からネタ出しをしたのですが、御評価頂けて喜ばしい限りで御座います。
まず、「牛の首に着目する状況とは、果たしてどんな時だろう?」と考えた所、マニアへの転売目的で首を盗まれた仏像のイメージと、天満宮の撫で牛が浮かんできました。
そこで、盗まれて捨てられた撫で牛の首が助けを求めて夢枕に現れるというシチュエーションが閃き、これをコアにする事で本作を書き上げました。
上方落語「池田の牛褒め」は、私も好きな噺で御座います。
牛の首から上を褒める「池田の牛褒め」は、「牛の首」にピッタリの要素でした。
そして古典落語=江戸時代という連想から、「獄門台に晒された牛の首級を江戸の町で眺める」に繋がっていった次第です。

‐主人公の女の子達を苦しめたくはないけれども、夢枕に立つ程に霊力のある撫で牛が黙っているとは考えにくいし、何よりホラー要素が欲しい。
そこで、撫で牛の首を盗んで捨てた窃盗犯に因果応報で死んで貰う事に致しました。
こうした神仏を敬わない不心得者への祟りは、かえって撫で牛の霊験物語として人々に受け入れられ、天満宮への参拝客も増えたという寸法です。

仰る通り、前年度の林間学校で怪談へのツッコミを繰り返して教頭先生を辟易させたオカルトマニアの女子生徒の逸話は、「都市伝説好きな少女」こと鳳飛鳥ちゃんを想定して挿入させて頂きました。
お気づき頂けて喜ばしい限りで御座います。
この女子小学生トリオと鳳飛鳥ちゃんは同じ堺市立土居川小学校に通っているという設定だったのですが、本作で本格的にリンクさせる事が出来ました。

励みになる御感想、誠に感謝致します。
数ある「牛の首企画」の参加作品の中で本作をお読み頂きまして、誠にありがとうございます。
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