感想一覧

[良い点]
へインの工房は明らかに作品世界の常識をも逸脱しているようですから、紹介者のティトリー子爵にも、派遣元のペルコヴィッチ伯爵にも失礼です。
相場を知らない若年者への搾取が存在するのは嘆かわしい。
アデーレが早く気が付いてあげれたのは幸いでした。

[一言]
ブラック企業、ダメ、絶対(T_T)

[良い点]
くっ……なんて酷い！
でもめっちゃ中世っぽいですね！
師より優れた弟子などいらねぇ！とばかりに！
がんばれヴィトー……

[良い点]
少しお姉さんのハンナが冷静かつ率直にヴィトー君を見ているのが面白いです。
「その気はないのに、女が誘えば簡単になびくだろう」って、おいおい。
ヴィトー君からすると文字まで教えてくれる親切な姉御なのでしょうが、どういう風に思われているか本当のところを知ったら彼もショックを受けるでしょう。

[一言]
別れ悲しい！
最後のシーンが印象的でした！

[良い点]
悲しいけど、この二人の別れは何だか美しいですね。
[一言]
それに比べて大人たちの薄汚さと来たら(´-ω-`)

[良い点]
馬の絵を受注した時のヴィトーの躍動感、どのように絵を描くかそれしか頭にないような熱中した時間。
彼にとって生涯忘れられない時間だった事でしょう。
時を切り裂くように疾走する馬、走り通せたら死んでもかまわないと今その瞬間を生きる馬、そのイメージはもうちょっとでピントを結びそうで消えてしまうのですが、ヴィトー君そのもののようにも感じました。
幸か不幸かヴィトー君は学びのため旅立つことになったわけですが、別れよりも未知のものへの期待の方が大きくても、それは決して責められないと思います。

[一言]
引き離されちゃったよー。

でもヴィトーのためには……ずっとここの下男でいるよりは……しかし絵が上手すぎたために引き離されてしまうとは。切ない。

[良い点]
ううむ……
人生とはままならぬものですよねぇ……
がんばれヴィトー！

[良い点]
興味深く拝見しております。
画家ミロスラブとしての上々の滑り出しではないでしょうか。
エル・グレコのような異国的な官能性を感じさせる良い名前ですね。

少年少女の未来への夢と不安、今いる小さな世界の幸福が描かれていて、切なく思いました。
「傷つくたび、虐げられるたび、少しずつ賢くなる」
世間の貧しさと愚かさはあるけれども、少しの知恵と勇気と運があれば多分うまくいくと言う、楽観性と人生への健全な意志を感じます。
ヴィトーが叔父の家へ帰る足は重いかもしれませんが、頭上には清澄な星空が広がっていたと信じたいです。