感想一覧

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[良い点]
微妙な問題に対して感情を抑えられた文章でしたので、安心して読むことが出来ました。
[一言]
初めまして、大本営と言います。
視点は異なるものの同じ題材でエッセイを書いている一人として、大変興味深く拝見させていただきました。
気になった個所がいくつかありましたので、その点から僕の感想を書いていきますね。

>さて、彼らの弔問をさばききれる団体はあるでしょうか?
>現状、国以外に対応できる団体といえば自民党が上がるでしょう。
>他の団体が対応するのは無理に等しいです。

ご存知かもしてませんが、いままでに各国要人が参加していただけた合同葬儀は存在していました。
現役首相に限っても二例。
故大平 正芳元首相(1980年)
故小渕恵三元首相(2000年)
大平氏は40年前なので記憶にある方は少ないですが―――僕も知りませんし――小渕氏については記憶に新しところです。両氏の合同葬儀には米国現役大統領をはじめ各国政府要人が御臨席をいただきました。
過去の事例に鑑みて、各国要人の弔問をさばいてきたのが日本国の歴史です。御主張の趣旨は理解しますが、今回がさばききれないとするのは、些か的が外れているのではないでしょうか。
論旨は理解しますが、僕が思うにもう一つ説得力に欠けると申しましょうか。

例えばこういう切込みはどうでしょう。

安倍氏を仮に合同葬儀を実施することは過去の事例に鑑みても実施そのものは可能ですが、凶弾に倒れたことも強調するとか。
日本国として非常に不名誉なことですが、今回の件は警察警備下で発生しました。前代未聞の失態です。このような中で各国要人を招くには、万全以上に万全の警備にあたる必要があります。であれば、国家が主導する国葬にするしかなかった。

この論法であれば過去の事例との違いにも問題がありませんし、功罪の議論も吹き飛ぶでしょう。
一つ問題が残るとしたら、そこまでしないと要人警備を保証できない我が国のメンツなのですが。まあ、この点は置いておくとしましょう。

出過ぎた意見をしたことで御機嫌を損ねたとしたら、どうかお許しください。
アクアビット・キサラギ様の、更なる御活躍を期待しております。

ではでは。

  • 投稿者: 大本営
  • 男性
  • 2022年 07月30日 10時34分
まずはご感想ありがとうございます。

>安倍氏を仮に合同葬儀を実施することは過去の事例に鑑みても実施そのものは可能ですが、凶弾に倒れたことも強調するとか。
>日本国として非常に不名誉なことですが、今回の件は警察警備下で発生しました。前代未聞の失態です。このような中で各国要人を招くには、万全以上に万全の警備にあたる必要があります。であれば、国家が主導する国葬にするしかなかった。

こちらについてはその通りだと思います。

>なぜかというとすでに、安倍晋三元首相の死は個人や政治団体などで扱えるものではなくなっているからです。
>元首相の死と言うだけでそこそこのインパクトが有りました、そして安倍晋三元首相は外交で活躍していました。
>そしてテロリズムによって命を落としています。

上記の文章でテロが関わっていることで、今回は今までとは違うんだよと触れてはいたのですが、個人的にあまり踏み込みたくない話題なのであっさり目に終わらせていました。


>安倍氏を仮に合同葬儀を実施することは過去の事例に鑑みても実施そのものは可能ですが、凶弾に倒れたことも強調するとか。

今回は今までの病気や寿命でなくなった方とは大きく変わります。
諸外国からの注目度も違うため、小渕恵三元首相のときとは次元が異なっていると言うのはおっしゃるとおりです。

正直本文でも触れた通り、病死などであれば合同葬で問題なかったと思っています。
しかし凶弾に倒れたことで、故人に対して渦巻く感情はSNS等の発展とともに例を見ない程に膨れ上がっています。

本当に神格化されてしまいそうな事態を収束するためにも国葬を執り行うべきだとわたしは考えております。
(カルトなどに利用されないためにも)
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