感想一覧

[一言]
なろうが隆盛する前、いろいろな小説投稿サイトがありました。
なろうが隆盛して、集約が起き、そしてなろう式のものがいろいろとできました。

そうした中、いつしか読んでいた立場だった私達は、書く側ともなった。それが容易な時代となり、そしてそこで確実にそれまでの社会とは違う、新しい交流の形が生まれた。

主人公と、ソラさん。
読む者と、読まれる者。

物語の展開としての面白さを重視するのか、それとも文章作法などの体裁を重視するのか。

きっと、どちらも大事。
そうした対立とは、きっと、形を変えた形ながらも、いろんな分野のいろんな集団で、あること。

でもそれが、かつて読む側であり、今もまた読む側でありつつも同時に書く側となって、それが当たり前のように交互入れ替わる立場となった者同士の交わりの中で、染みのように大きくなっていく。

我が身のこととして刺さる思いで冒頭２話、読ませていただきました。
読む者であり、そして書く者にこそ、主人公とソラの「対比」は、きっと、それこそ「読む者」の数だけ視点や考えが浮かぶような深いそれぞれの色合いを放たせるものとなる。

「対比」から生まれる、この物語の展開が、とても気になります。