エピソード6の感想一覧

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[良い点]
 前回のエピソードまでは面白かったのですが、今回の戦闘描写を読んでわかりました、その評価は撤回しなければならない物だったようです。

面白い所ではなく超面白い!なんだこれは!

……。さっっっぶい書き方ですみません。でも真実その通りで、今回の戦闘シーンはかなりクオリティ高いです。やっと『アクト!!!!』の入り口に到達したように感じました。私が今まで見てきたのは、遠くに見える門の外観だけで、ここから更に進んで行くのかと驚嘆しました。 

ここで書くことでは無いとは承知していますが、あえて書かせていただきましょう。なろうに限った話ではなく、この世に溢れ返るラノベの多くは読むに堪えない物ばかりです。
しかし先生の『アクト!!!!』はこの類に位置付けされることは無いでしょう。私は自信を持って言えます。声を大にして断言致しましょう。

『アクト!!!!』は超面白い作品であると。

全体的に上っ面だけの安っぽいお世辞みたいな感じになってしまいましたが、その感覚だけは断固として否定します。間違ってます。文字にされた事が真実なんです。他人の心なんて有って無いような物ですから。

要するに、
面白かったです。続き楽しみにしてます。
[気になる点]
 突然ですが、先生は小説以外の表現作品はお好きですか?
アニメ、映画、音楽、ゲーム、漫画等々。

最近だと小説と比べても同じくらい、多くの人がこれらの創作を楽しんでいるのではないでしょうか。先生もきっとそれら沢山の物に触れてきたことと思います。

何故こんな事を問いかけたのかと申しますと、先生の作品と「小説」という媒体との相性について一つ思ったことがあるからです。例に漏れず、興味がなければ無視して読み飛ばしてください。

私の推測だと、この作品の三人称視点は、アニメや映画や漫画、またはラノベから来ている物です。

小説は主人公が語り手として進行する「対世界型」か、
主人公やその他登場人物を観測している第三者が語り手の「対人型」があります。
他にも型はありますがとりあえずこの二つを例に進めます。ちなみにどちらも私が今作った言葉です。

先に挙げた三つの表現、アニメ、映画、漫画は必然的に「対人型」になります。極々稀に「対世界型」も有るには有りますが例外中の例外です。
必ず「対人型」になる理由としては“画面”が伴うからです。
普通ずっと一つのカメラだけで映画は撮りませんよね?いや有りましたけど、あれは特殊なので。つまりは、視点の切り替えなるものが頻繁に起こることになるのです。主人公の日常シーンになることもあれば、敵対組織の集会シーンなんてのもあるのです。これが一般的であり、標準的であり、基本的です。漫画に至っては常に登場人物を異次元的に舐め回すように描いてますよね。いわゆる神の視点という奴です。ちなみに映像作品の「対人型」には”語らぬ語り手”であるパターンもあります。

これらは“画面”があるから「対人型」に“なってしまう”んです。ずっと主人公の目線カメラだけでしか進行しない物語なんて単調ですしつまらないですよね。しかしゲーム等はまた違ってきます。ゲーム等はそこに己の体験が付与されるので単調さは無くなります。
根本的に色々な物を映さないと成り立たないのです。


それでは小説はどうでしょうか?小説は「対世界型」、ずっと主人公の目線だけで進行していても普通に成立します。画面を考える必要が無いから、主人公が見える限界の外(いわゆる行間)は読者の想像に委ねればいいのです。
そして「対人型」でも成立します。

「対世界型」と「対人型」。この二つの特性を理解すれば、表現の幅が広がります。まあしかし、この世にいるどんな名人でも完全に理解できていません。だから彼らは芸術家であり研究家なのです。


ここまで読んでいただきありがとうございます。
本題、感想気になる点は以下に書かせてもらいます。

この作品は「対人型」と「対世界型」が混在してしまってるように思います。どちらの表現も利用したい、良いとこ取りをしたいのはわかりますが、同時に存在させると作品自体を崩壊させてしまう危険性があります。
小説は、映画や漫画では無いので“画面”による説得力がありません。消化不良を起こしかねないのです。
私は『アクト!!!!』は漫画向きな作品だなぁと個人的に感じました。というか漫画で読みたいなって思いました。「対世界型」一人称視点よりは、「対人型」神の視点の方が相性が良いかなと思います。
それでも両方の型を併用するならば、話ごとに切り替えるようにしたらいいんじゃないでしょうか。

読んでいて、“今何が起こっているのか”も大事ですが、それと同じくらい、“今誰が語っているのか”も重要です。そこをもう少し意識すると読みやすくなると思います。

読みやすさ=面白さではありませんが、読みやすくなければ面白さは損なわれてしまいます。

長文失礼しました。
[一言]
今回も最高です。
  • 投稿者: 加藤とぐ郎
  • 18歳~22歳 男性
  • 2022年 09月05日 07時10分
いつも感想ありがとうございます、非常に励みになっています。
戦闘シーンは、初めて書いたので不安でいっぱいだったのですが、貴方様の感想を見て、上手く書けていたようで安心しました。
また、私はこの作品を書く際に、アニメのような映像が常に頭に流れていて、それをただただ文字化していました。しかし、御意見を読ませて頂きまして、それは漫画やアニメでも出来ることだと気付きました。これからは小説としての、小説だからこその良さを出していければ、と思っています。
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