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[良い点]
 前回のエピソードまでは面白かったのですが、今回の戦闘描写を読んでわかりました、その評価は撤回しなければならない物だったようです。

面白い所ではなく超面白い!なんだこれは!

……。さっっっぶい書き方ですみません。でも真実その通りで、今回の戦闘シーンはかなりクオリティ高いです。やっと『アクト!!!!』の入り口に到達したように感じました。私が今まで見てきたのは、遠くに見える門の外観だけで、ここから更に進んで行くのかと驚嘆しました。 

ここで書くことでは無いとは承知していますが、あえて書かせていただきましょう。なろうに限った話ではなく、この世に溢れ返るラノベの多くは読むに堪えない物ばかりです。
しかし先生の『アクト!!!!』はこの類に位置付けされることは無いでしょう。私は自信を持って言えます。声を大にして断言致しましょう。

『アクト!!!!』は超面白い作品であると。

全体的に上っ面だけの安っぽいお世辞みたいな感じになってしまいましたが、その感覚だけは断固として否定します。間違ってます。文字にされた事が真実なんです。他人の心なんて有って無いような物ですから。

要するに、
面白かったです。続き楽しみにしてます。
[気になる点]
 突然ですが、先生は小説以外の表現作品はお好きですか?
アニメ、映画、音楽、ゲーム、漫画等々。

最近だと小説と比べても同じくらい、多くの人がこれらの創作を楽しんでいるのではないでしょうか。先生もきっとそれら沢山の物に触れてきたことと思います。

何故こんな事を問いかけたのかと申しますと、先生の作品と「小説」という媒体との相性について一つ思ったことがあるからです。例に漏れず、興味がなければ無視して読み飛ばしてください。

私の推測だと、この作品の三人称視点は、アニメや映画や漫画、またはラノベから来ている物です。

小説は主人公が語り手として進行する「対世界型」か、
主人公やその他登場人物を観測している第三者が語り手の「対人型」があります。
他にも型はありますがとりあえずこの二つを例に進めます。ちなみにどちらも私が今作った言葉です。

先に挙げた三つの表現、アニメ、映画、漫画は必然的に「対人型」になります。極々稀に「対世界型」も有るには有りますが例外中の例外です。
必ず「対人型」になる理由としては“画面”が伴うからです。
普通ずっと一つのカメラだけで映画は撮りませんよね?いや有りましたけど、あれは特殊なので。つまりは、視点の切り替えなるものが頻繁に起こることになるのです。主人公の日常シーンになることもあれば、敵対組織の集会シーンなんてのもあるのです。これが一般的であり、標準的であり、基本的です。漫画に至っては常に登場人物を異次元的に舐め回すように描いてますよね。いわゆる神の視点という奴です。ちなみに映像作品の「対人型」には”語らぬ語り手”であるパターンもあります。

これらは“画面”があるから「対人型」に“なってしまう”んです。ずっと主人公の目線カメラだけでしか進行しない物語なんて単調ですしつまらないですよね。しかしゲーム等はまた違ってきます。ゲーム等はそこに己の体験が付与されるので単調さは無くなります。
根本的に色々な物を映さないと成り立たないのです。


それでは小説はどうでしょうか?小説は「対世界型」、ずっと主人公の目線だけで進行していても普通に成立します。画面を考える必要が無いから、主人公が見える限界の外(いわゆる行間)は読者の想像に委ねればいいのです。
そして「対人型」でも成立します。

「対世界型」と「対人型」。この二つの特性を理解すれば、表現の幅が広がります。まあしかし、この世にいるどんな名人でも完全に理解できていません。だから彼らは芸術家であり研究家なのです。


ここまで読んでいただきありがとうございます。
本題、感想気になる点は以下に書かせてもらいます。

この作品は「対人型」と「対世界型」が混在してしまってるように思います。どちらの表現も利用したい、良いとこ取りをしたいのはわかりますが、同時に存在させると作品自体を崩壊させてしまう危険性があります。
小説は、映画や漫画では無いので“画面”による説得力がありません。消化不良を起こしかねないのです。
私は『アクト!!!!』は漫画向きな作品だなぁと個人的に感じました。というか漫画で読みたいなって思いました。「対世界型」一人称視点よりは、「対人型」神の視点の方が相性が良いかなと思います。
それでも両方の型を併用するならば、話ごとに切り替えるようにしたらいいんじゃないでしょうか。

読んでいて、“今何が起こっているのか”も大事ですが、それと同じくらい、“今誰が語っているのか”も重要です。そこをもう少し意識すると読みやすくなると思います。

読みやすさ=面白さではありませんが、読みやすくなければ面白さは損なわれてしまいます。

長文失礼しました。
[一言]
今回も最高です。
  • 投稿者: 加藤とぐ郎
  • 18歳~22歳 男性
  • 2022年 09月05日 07時10分
いつも感想ありがとうございます、非常に励みになっています。
戦闘シーンは、初めて書いたので不安でいっぱいだったのですが、貴方様の感想を見て、上手く書けていたようで安心しました。
また、私はこの作品を書く際に、アニメのような映像が常に頭に流れていて、それをただただ文字化していました。しかし、御意見を読ませて頂きまして、それは漫画やアニメでも出来ることだと気付きました。これからは小説としての、小説だからこその良さを出していければ、と思っています。
[良い点]
良いですね。誉がナキガオを上手く出し抜いている所がちゃんと描かれています。ですが……
[気になる点]
ですが私が気になったのは視点が切り替わるポイントです。話の途中で視点が切り替わることは、そういう表現方法であるとかメタ的なギミックを用いているとかであれば問題無いと思います。私が違和感をもったことは、その切り替えが多いこととタイミングです。

まずこの話では十四回視点が替わっているのです。(私が数えたので一、二回の誤差はあるかもしれませんがご了承下さい。)その内訳は以下の通りです。
・誉
・プロ子
・誉
・プロ子
・誉
・プロ子
・三人称
・プロ子
・三人称
・プロ子
・三人称
・ナキガオ
・三人称
・プロ子

冒頭の誉とプロ子の、主観が交互に入れ替わる替わり方。これは全く問題無いと言って良いのではないでしょうか。この二人の主観で物語が進むのはこれ以前の回からありました。これは二つの視点から描写されることで、作品が立体的になる効果があり、大変素晴らしい表現方法だと思います。

しかし勿体ないのが、所々“プロ子は”や“ナキガオは”というように三人称の視点が介入してしまっているのです。これはすぐ後の文章は、“私は”に戻っているのでそこを一貫した方が良い流れになります。
それと三人称視点は「物語の神秘」を読者に見せるのを容易にしてくれます。「物語の神秘」とはここで言う、“ナキガオは、以後があったらの話ですが。という言葉を飲み込んだ”から始まる箇所です。
三人称視点と「物語の神秘」について詳しい説明を所望でしたらいつでも言ってください。

そして何より違和感があったのはナキガオの視点が入るところです。これは本来ならば、誉&プロ子VSナキガオという構図があって、読者を誉&プロ子側につかせて感情移入させたりするのがセオリーですよね。しかしナキガオの視点が入ってくると読者は、「え?ナキガオの心情?」と混乱してしまいます。
結果から言うと、不利で劣勢な状況から敵(ナキガオ)側を出し抜いて形勢逆転するという爽快感が損なわれてしまう恐れがあるのです。

アドバイスとしては、
ナキガオ視点の目的は【ナキガオの心理描写】ですよね。だったらナキガオに「語らせる」のではなく「動かす」ようにすればいいのです。
極端な例でいくと、「ナキガオの表情は見るからに狼狽えている」とか、「その言葉でナキガオは絶望に染まった。無理もない!奴は自分が原因で政府の犬の侵入を許してしまったと思い込んでいるのだから」とかこう言った具合です。
ただし、ナキガオが後々仲間になるなら話は別です。

以上長くなりましたが私個人的に気になる点を述べました。
失礼しました。
[一言]
毎日続きが気になってます。
  • 投稿者: 加藤とぐ郎
  • 18歳~22歳 男性
  • 2022年 09月04日 02時47分
感想ありがとうございます。
三人称視点が変なところで入っていた所について直しておきました。
自分ではなかなか気づかないことも多いので、違和感を感じた所は遠慮なくご指摘ください。



[良い点]
 設定、キャラ、文章及び会話のテンポ、空気感と描写、話の展開が巧く、しっかりまとまることで作品全体としての完成度を高めていると思いました。

色々と複雑な設定もある中で、読者を置いて行かない進行は特に評価すべき所かと思います

それは、キャラクターが読者の前に確立しているから、その時その時のアクションやリアクションが、引っかからずにすぐ飲み込めるということではないでしょうか。

プラス、質の良い文章と心地良い会話が、間延びしたり詰まったり速すぎたりせず、ちょうどいいテンポ感で組み合わされていますよね。

そのおかげでさらに、作品の世界の深みに没入できる。没入したあとも巧みな描写でその先を導いてくれる。

そして読者はその後の展開に良い意味で振り回される。

実に読んでいて気持ちの良い作品です。しかし、目鯨不立先生が、「読んでいて気持ちが悪くなるようなえぐみのある、だけどそこが魅力」という作品を目指していると、私の感想は不適切になってしまいます。その場合は私のとるに足らない感想など気にしないでください。
[気になる点]
1話抜けたような感覚がしました。それが意図していてあえてならば以下の記は読み飛ばしください。

冒頭の誉が惣一を想起するシーン。二話から続けて読んでも意味がわかりません。多分ここは意図した部分だと思います。

次に、イーデムイーデェムのくだり。全くわかりません。これはイーデェムというれっきとした既存の外国語があって、ただ私が無知なだけかもしれません。そうでない場合は本当にガチで謎です。
[一言]
一言で言い表すならセンスが良いです。
  • 投稿者: 加藤とぐ郎
  • 18歳~22歳 男性
  • 2022年 09月04日 01時52分
まずは、私の作品を読んでいただきありがとうございます。初めての執筆なので、このように第三者からの意見は新たな気付きを生んでくれるのでものすごくありがたいです。
そして、三話から四話の場面の切り替えについてですが、一応意図したものとなります。しかし、違和感があまりにも大きすぎるため、読みづらくなってしまっていることは事実ですので、表現を変えたいと思います。
また、イーデムとイーデェムの下りですが、ナキガオの会話からルダス星人特有の能力の名前が「イーデム」だと誉は瞬時に理解します。しかし、ナキガオに「イーデムと言うんですね。」なんて言ってしまうのは、最悪です。そこで、より自分がルダス星人だとリアリティを持たせる為に、「イーデム」が正しい発音なのか「イーデェム」が正しい発音なのか分からないけれども、発音に関して指摘を行ったということです。私は関西人なのですが、やはり他県の人が真似をする関西弁には敏感になってしまい、発音が異なっていると「エセ関西弁やないか」なんて言ってしまうことも多々あります。もちろん、発音に正しい、正しくないの明確な線引きなどありませんので、そこを利用した誉のアドリブとなります。
御指摘ありがとうございました。これからもご愛読お願い致します。
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