感想一覧

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[良い点]
 おおう。なんとも言えない複雑な読後感が……いろいろと考えてしまう以前に、情感に訴えてくる力が物凄く強い、興味深い作品でした。
[一言]
 幸福について……掌の上にあるものを守るだけで、人は精一杯ですよね。
 鳥の呟きも猫の鳴き声も、それ自体は単なる現象で、意味を付与しているのは、それと対している人の感情なのかな~と思いました。
ですねー。
結局はただの鳴き声ですから、主人公が思ったことは全て妄想かもしれません。

人は不可解な出来事に出くわすと、何かしら意味を見つけ出そうとする傾向があるように思えます。
不可思議な自然現象を怪異や妖怪のせいだといって、ありもしない姿を想像したりするのですが……それが文化や娯楽に昇華されていくんですよね。

この作品も、動物が虚空を眺める不可思議な現象に、なんらかの『意味』を見出そうとした結果、生まれたのかもしれません。

お読みいただきありがとうございました。
[一言]
やっぱ人は、自分の周りが一番大切だよね☆
  • 投稿者: パスポ
  • 2022年 09月15日 19時02分
せやなぁ( ˘ω˘ )

お読みいただきありがとうございました!
[良い点]
愛に歳の差なんて関係ないなーい!

だからワシも女子高生と付き合ってもいいのです。
(いいことあるかぁ!)
あかんで(にっこり

でも、年の差なんて関係ないですよね。
そこに愛があればいいと思うのです。

お読みいただきありがとうございました!
[一言]
ヒューマンドラマかな?と思いましたが、最後にそっとホラーを添えての終わりでした。
自分の命の長さは、自分で決められないよなぁとふと思いました。できるだけ家族に迷惑をかけたくないと思っていても、決めるのは看護する家族側ですし。死なせたくない・死にたくないと手を尽くしても毎回叶うわけでもない。
おととい、親戚が亡くなり枕元に手を合わせてきました。最後には結局受け入れることを理解していくしかないのだなぁとぼんやり思っています。
お悔やみ申し上げます。

この作品はどちらかというと純文学とかヒューマンドラマとしての要素が強いですが、やはりホラーが適切かなと思い、このジャンルでの投稿となりました。
地味に伸びていて自分でも驚いています。

死なせたくないという想いが本人の意にかなっているかどうか、また別の問題になるんですよね。
意思の疎通が困難だと、特に。
そう言うケースをこの目で何度か見て来たので、今回この小説を執筆するに至りました。

「人間が生き物の命を自由にしようなんて、おこがましいとは思わんかね」
脱稿後にこのセリフを思い出しました。

お読みいただきありがとうございました。
[一言]
死んでいい命はないかもしれないけれど、人が抱え込める量や伸ばせる手の範囲にも限りがあるし、社会の保証する生存権は平等でも個人の裁量に平等性などあり得ないのでな…

初恋のおねーさんを見事に射止めたのはともかく…

>彼女は下着が透けて見れる白いTシャツにぴっちりとしたジーパンという、なんとも地味な服装をしていた

やだ、まだショタのときにこんな美人さん来たら性癖狂っちゃう!!

浮腫がひどそうな体に、近くにあるたくさんの点滴バッグとおぼしきもの…頭以外に心臓か肝臓か、そもそも重度の栄養障害がでるような疾患がありそうな感じよのう。

親には反対されたというけど大体年齢差どれくらいなのかしらん…小学校のおそらく低学年のときにあったときにはすでに仕事をやめて介護していた、つまり働ける歳にはあった…となると、大体十歳差くらい?お姉さんが就労可能年齢になって結構たっている設定だと予想できないけど。


お姉さんの服装、小さい子が見たら間違いなく性癖が捻じ曲がると思います笑
まぁ、かなり健全な方だとは思いますけどね。

年齢差は想定されている通り、10歳前後ですね。
お姉さんは専門学校を卒業してすぐに働き始めた設定です。

祖母の状態ですが、最初に家に上がった時点では良好な状態が維持できていました。
具体的にどのような形で栄養を摂取していたのか、言及を控えさせていただきます。
ご了承ください。

お読みいただきありがとうございました!
[良い点]
年上のお姉さんとハッピーエンド…
しかしスッキリ!というわけでもない。
そのなんともいえない感じが心地よかったです。

人を助ける、というのは本当に難しいことですね。
そう言った部分に心地よさを感じて頂けて、とても嬉しいです。

ハッピーエンド、大好きなんですけど。
人が抱える悩みや葛藤も同じくらいに好きなんですよね。
だから、こういう物語が書けると、たらこはとっても満たされた気持ちになるのです。

本当に難しいと思います。
ヒーローや正義の味方って、苦労や困難が多いんだなぁと、このお話を振り返って思いました。

お読みいただきありがとうございました!
[良い点]
最初はほんのり甘さも感じたのに噛めば噛むほどニガくなって来るガムの様な、ぐるぐる、ぐろぐろ来る読み味でした♪ wwwwww
[気になる点]
 「タスケテ」、「クルシイ」は本当にオバーサンなのか? オバーサンだったとしたら、オネーサンにギャクタイされていたのではないか?


〉腕も足もパンパンに腫れているように見える。
〉顔もぶくぶく。
意識がないのか、ぼーっと天井を眺めていた。
〉僕のことを見ようともしない。
キッチン脇のテーブルには沢山の箱が置いてある。
〉中には液体が詰まった袋がたくさん入っている。
〉難しい字が書いてあって、それが何なのか僕にはよく分からない。

 なんかねー、思い当たっちゃうんですよねー、なんか……


 オジサンは本当にワルい人だったのか? オネーサンと同じ様に、オネーサン以上にカイゴにツカレてコワレかかっていたのではないか?


[一言]
色々と考えさせられました。
ありがとうございました。
  • 投稿者: 漉緒
  • 2022年 09月01日 00時24分
飼っていた鳥がどういう情報を受け取っていたのかは、謎のままにしようと思っていたのですが……もしかしたらお姉さん本人が呟いていたのかもと、思うようになりました。
ちなみに、虐待などは一切していないということは名言させていただきたいと思います。

> なんかねー、思い当たっちゃうんですよねー、なんか……
祖母の描写は、たらこが実際に目にしたケースをモデルに、かなりぼかして書きました。

オジサンは……ごにょごにょ。
言及しにくいような属性を持っています。
彼は適切な支援を受けられなかった、とだけ。

お読みいただきありがとうございました!
[気になる点]
お姉さんの介助疲れの心も癒やし自分の心の支えを貰い受け止め
挙句出会いのキッカケとなった悪い評判のオッサンの不幸を前にして
めでたしめでたし……

待って、これホラーですよね。
まさか! これは読み手すらをも巻き込むホラーなのでは?
と、考え直してみれば……

先ず、オッサンに体当たりして転げさせた挙句に身なりに迄ケチを付けるガキの方が明らかに悪くないか?
恐喝まがいの台詞と煙草というイメージに引っ張られ、女の話を信じた訳だけど……
次に、介護が必要な祖母の悲痛な心の声だと言うあの鳥の声も何かを聞いて……
そして、介護が忙しいのに何故に女は外の様子をそこまで覗う必要があったのか……
近所に怪しまれるのはタスケテの声が漏れる家の筈なのに……
流れる噂の操作をしようと考えれば、誰かをターゲットに嘘の悪い話をバラ撒く事で、自分を良い人に見せ信用させる。
近い相手に自分の死を見せ優しさに浸け込み愛を奪う。
敢えて触れた不思議に思うは、猫に九生。

これって、ホラージャンルが本当に意図する答えは、そういう……
[一言]
感想を見れば尚更に、本当に恐ろしいお話でした。
  • 投稿者: 静夏夜
  • 2022年 08月31日 21時21分
ここまで深く物語を読みこんでいただき、考察を重ねて下さりありがとうございます。
物書きとしてこのような感想を賜るのは最高の誉れです。
ありがとうございました。

本作のキャラクターがどのように思い、どのような感情を抱いていたのか、作者であるたらこが事細かに解説するのは無粋かなと思いました。
読者様の解釈一つ一つを大切にしたいと思っていますので、読み解いていただいたキャラクターの感情や心象は読んでくれた人の数だけ正解があるのだと考えています。

そのため、頂いた感想を読ませていただいて、気づかされることが多かったです。

最後に本当に恐ろしい話と評していただいて嬉しかったです。
お読みいただきありがとうございました!
[一言]
死んでいい命なんてないと言ったのに舌の根も乾かぬうちに……というとこが人の残酷さですかね
でもまあ自分が同じ立場でも確認に行ったりはしないだろうと思うから非難する気になれないかな

手を伸ばせる範囲には限りがあるし、そういった仕事に就いてるわけでもないのに助けたいと思えない人の手までわざわざ取る必要はあるのかって話だもの
助けたところでオジサンにとっては迷惑な話かもしれないしね
  • 投稿者: KOU
  • 2022年 08月31日 16時08分
>死んでいい命なんてないと言ったのに舌の根も乾かぬうちに……というとこが人の残酷さですかね

まさにその通りですね。
そのシーンに込めた想いを汲み取っていただき、作者として大変うれしく思います。
ありがとうございました。

助けられる命には限りがありますからね。
最愛の人ならともかく、ただの他人なら普通に見捨ててしまうと思います。

オジサンもそっとしておいてもらった方が幸せかもしれませんね。

お読みいただきありがとうございました!
[良い点]
素晴らしい作品でした!救うかどうか、救われるかどうかは人間次第って感じがいいですね!

お姉さんは介護する事で自分を保ってたのかも、と考えさせられました。
そうですね。
介護って人によってやり方というか、価値観が大きく違うので、お姉さんはおばあさんを介護することで自分を保っていたという見方もありだと思います。
実際にそういう人もいらっしゃったので……。

救うか、救わないか。
これは人それぞれでどう選択するか変わってきますよね。
オジサンを助けると選択する人がいたら、その人は一体どういう人なんだろうと、ちょっと考えてしまいました。

お読みいただきありがとうございました!
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