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[良い点]
面白かったです。
不穏な出だし。気になる次の展開。
書き出し祭りにピッタリだと思いました。
[一言]
文章の流れや情景描写は荒削りだが、次々と読みたくなるような面白さがある作品だと思う。

一般市民である未来人とブラインドと呼ばれる少し特殊な者たち。
この取り合わせがどういう事件やドラマを生み出すのか興味が持てた。一般市民より劣ると思われるブラインドの使い道とはどの様なものなのか。
彼らにどのような能力があるのか、ぜひ続きを書いて欲しいです。
[一言]
ロボッツと妖。
コレはまた面白い取り合わせですね。

捨てられたロボットというのに惹かれたのですが、ゴミ置き場で狐の妖と出会うなど、そうそうあることではないので、一気に興味が湧いたというのが正直なところ。

文章は読みやすく、情景は温度までも感じるように見えてくるので、この方は文章を書くのに慣れている方だと思いました。

続きをいつか書いて欲しいです。
その気持ちを込めて点数を入れさせていただきます。
作者様より感想返信を言付かっておりますので、以下に返信をさせていただきます。

森嶋あまみ様、お久しぶりです。
蒼真まこです。
第16回書き出し祭り第ニ会場(2-01)「お狐さんとロボ嫁さん。」を書いたのは私でした。
丁寧な感想ありがとうございました。
匿名で行う企画のため、企画終了まで返信ができませんでした。久しぶりに森嶋さんから感想をいただけて、とても嬉しかったです。
時期は未定ですが、連載する予定です。その際はまたよろしくお願い致します。
ようやく暑さも和らいできましたが、お体ご自愛くださいね。
[一言]
 コミカルな会話はすごく良いと思います。
 キャラクターもイキイキしていますし、次の展開の示唆もできている。
 ギャグ風味の会話でザクザク進行するのは良いと思います。

 ただ、読んでいて漠然と感じるのは、「続きは用意していないじゃないかな」とは。
 この作中トリックとか、説明されませんよね。多分。

 設定と状況にに無理はあるとは思います。
 キャラクターの行動理念にも唐突感は強いし、ご都合主義は感じる。
 そもそも、主人公が実際に犯罪を犯すモチベーションが見えてこない。
 生活に困ったなら、銀行破りのパーフェクトプランとかなら率直に金銭関係で理解できるんですけど、要人暗殺に行く理由が見えてこない。
 小説が売れないから闇金、というなら、主人公が通常の就労をしない、できなういタイプの人間である旨の説明は欲しいかな。
 例えば高校生くらいから爆発的ヒットをしてバイトもしたこともないとか?
 だけれど、そこまで大ヒットしたわけでもないなら、専業小説家にならない気はしますし、中堅の小説家っていう設定からすると違和感。
 顔も晒されて表も出歩けない、とかならそこは強調した方が良い気はします。

 あと、冒頭でちょっと引っかかった。
 模倣犯からワイドショーで取り上げられたなら、むしろ出版されるんじゃないですかね。
 ガンガンCMしてくれるわけだし、新作は出なくても旧作は読まれる気はします。
 新作も、ほとぼりが冷めたらむしろ売れるんじゃないかなー、って思うんですけど。
 出版氷河期だし、その中で「あの本物の犯罪小説家」みたいな風になる気がしますし、
 ワンクッションで「本は売れたが内容に注文が多くなって出したくなくなった」とかな気がします。
 矛盾というほどの大きな粗は感じないんですけど、“本当に他に打つ手はなかったのか?”とは感じます。
 主人公は裏の裏までギミックを仕込める頭脳派キャラのはずで、それでこの状況なの、とは。

 バックボーンまで読み込もうとすると、どうもどこかで引っかかる。
 裏まで読むっていうのは、ミステリーという題材なら当たり前の要素なんですが、それをギャグで走るアクセサリーにしているから良いんですけど、細かいところで雑に感じて爆笑できない。
 ギャグだからなんでも良い、よりも、作りこまれた状況をも利用してくれた方が武器が増えるとは思います。

 全体的に作品としては成立してる。
 けれど、うがった見方をすると、“本当にそうなるか?”って思ってしまう箇所がしばしば。
  • 投稿者: 84g
  • 男性
  • 2022年 09月20日 21時44分
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