エピソード215の感想一覧

王太子の視点では親と死に別れた幼子が貴族の従兄弟達に虐められ、逃げた先でも婚約のダシに使われ商売に利用されと肩身の狭い思いをしていると勘違いしたわけですね。
仮に自身が少なからぬ情熱を注いでいる趣味において、才気溢れる人物がそのような境遇に置かれているとすれば、気持ちはわかるかもしれません。
何も知らぬ音楽家のパトロンであれば惜しいと思いつつも諦めるのでしょうけど、半端に情報を持っていたことが暴走の原因ですかね。
まぁそれはそうと勘違いで幼子()に立場を利用して迫ったのは事実ですのでそこはしっかり謝罪してもらうということで。

やはり色々思う所があるのですね、時代が違って文化が違うと人権や人命や軽い格差が大きいというのはありますが、王太子は良い方の思いやりしてるまともな方らしいのでロイセンで悪徳に塗れてるやばい奴はやはりレベルが違うし控えてそうですね。
堅物らしい男爵がうかつな軽口して惜しい美女とかサラの美貌はやはりトラブルメイカーだしおいしすぎて平民だから相手していただく価値がありません路線は無理ですね。

「spielen」とか「Spieler」と同根なのかな。だとすれば確かにシンプルな命名ですね(^^)

[一言]
こういう「修正話」「キャラの事情話による印象の向上」があるから、私はこの小説を好ましく思ってます。

文化や風習による勘違いや態度による間違いは、現実世界でも多いので、仕方ないと思う
特に男女の立場における価値観は特に。
むしろこの王子はロイセンにおいては、特殊なタイプなのかもしれない。さらに部下もマシな部類にあたるのでは。

しかし、ロイセンがそこまで追い込まれてるとは。

[良い点]
何を言おうと、女や平民を下に見て王族の身分で頬を引っ叩いて自分の思うようにしようとした事実には変わりない。
借りにも婚姻で国家間の結びつきをって言うなら、婚姻や男女間に対する考え方の違いをもう少し学んだ上でより慎重に動くべきなのに、本人も側近もあほすぎる。
男爵もソフィアの件で釘をかなりきつく打たれたことを、自分の失態を矮小化したいのか、さらっと話しすぎ。これで、また王太子がソフィアにまで失言したら、どうなるか分かっているのかな。(と、いいつつやらかしてザビエルにされることを内心期待してしまう私であったw）