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[良い点]
花札のダイイングメッセージということで、興味津々で読ませていただきました。
余計なことが描写されておらず、スピーディーに読める短編なのも、いいですね。
[一言]
最後に犯人が指摘されて終わっていますが、わたし的には、一番しゃべっていた人が、実は真犯人だった、というオチなのかなと、勘ぐってしまいましたけど(理由はお名前がまさにダイイングメッセージの札のとおりですよね)、なにやらあやしげな終わり方だったのが、ちょっと気になります。
  • 投稿者: iris Gabe
  • 2022年 09月24日 18時49分
 iris Gabe様、感想ありがとうございました。

 私はついつい冗長に書いてしまう癖があるのですが、この作品は確か4,000文字以内に収めたくて、そのおかげで「余計なことが描写されておらず、スピーディーに読める短編」になったのかもしれません。一方、最後が少し駆け足になったのも、同じ理由なのでしょうね。その影響で、意図せず「なにやらあやしげな終わり方」になってしまいました。

 複数の容疑者のうち、探偵とメインで対応するのは年長者がいいだろう。トレーディングカードゲームに関して口を挟むのは若い男がいいだろう。そんな考えから、自然に「誰がどのセリフを言うか」という流れが出来上がりました。「一番しゃべっていた人が、実は真犯人だった」みたいな件は全く意識していませんでしたが、人間の心理として「嘘つきほど口数が多くなる」というのもあるでしょうし、ならばセリフが多いか少ないかもミステリ小説では重要。いただいた感想から、そんなことも考えさせられました。
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