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[良い点]
やべえwこんな地元の片田舎のなんてことない昔話を、それも下手したら地元民でも知らん人のおるげなマイナーな話を「主題」でピンポイントに扱っとるとかw
しかもクソ真面目に考察しとるw尻だけに!

そしてまさかのワケノシンノス!物理的科学的に合理的な説明ができちゃったよどうすんのこれ!www
[一言]
暇つぶしに「宗像」で検索してみて見つけてしまった地元民です(笑)。「尻」なんだから腰全部じゃなくて臀部だけ切り取って詰め込んでたんだろーなーって普通に解釈してました(笑)。それだったら取られてもまあ何とか生きてるだろうし。
しかし「尻」じゃなくて「尻子玉」まではまあ分かるとして、「ワケノシンノス」に飛躍したのはなんとも高校生らしいというか(笑)。だって有明の特産品を大坂や江戸に運ぶなら、わざわざ芦屋まで陸路を使わなくても博多でも長崎でも船が出てるはずですからね( ̄∀ ̄;


いやしかし面白かったです。地元でしか聞いたことのない話を、まさか小説として読めるとは(笑)。面白かったのでブックマーク&星5進呈致します!お納め下され( ̄∀ ̄)ノ
  • 投稿者: 杜野秋人
  • 男性
  • 2023年 02月14日 07時25分
杜野秋人さま、ご感想ありがとうございます。
かつ、ご感想を頂戴しながら返信が遅くなって申し訳ありませんでした!
私事で忙しくしており、ここ一ヶ月以上サイトをひらく余裕もありませんでした。まことに申し訳ありません。

 さて、ご指摘いただきました「わざわざ芦屋まで運ばなくても長崎か博多に持ち込めば」の件、ナルホド!!です。目から鱗。
 長崎であれば有明海を水運で、博多であれば川船+陸路+川船で比較的労力少なく輸送が出来ますからね。ロジ的に無理がない。

 そこでウンウンと頭を絞って屁理屈を考えてみましたところ
「有明商人は当然、長崎にも博多にもサンプルを持ち込んでいた。しかし芳しい反応が得られず、比較的好意的な評価を下してくれた芦屋の廻船問屋にターゲットを絞った」
と解釈するのは如何でしょう?

 だから、サンプル100ケ+1回目輸送分450ケ+2回目輸送分450ケ、計1000ケになったのだと。
 強引過ぎますかね(笑)

                  みなみのうお 拝
[良い点]
>一尻だけで11㎏
これ以降の考察、にやにやずっと笑ってました。
[一言]
この民話、全く知らず最初から最後まで面白く拝読いたしました。
 黒森冬炎さま ご感想ありがとうございます。

 類型の民話には手紙の文章が
『こちらで取れぬ。そちらで取れ』
となっているものがありまして、その手紙だと河童というモノノケの存在を無い物として考えれば、露骨に暗殺の指示っぽくなります。

 最上とか宇喜多などと絡めたら、秋歴史短編として面白くなるかなぁ、とも考えておりましたが、ちょっと陰惨な出来になりそうで、とぼけた持ち味のある垂水峠の伝説を採用させていただきました。
(情けない事ですが、コロナとかウクライナ戦争の最中なので、陰気な話を書きたくなかった、という個人的な理由のせいであります)

 実はこっそり黒森様の『検索可能な公式夏ホラーをひたすら読む』を楽しく拝読させていただいております。
 読み巧者の黒森様から、本拙作を面白いと評価していただきまして、光栄です。
[良い点]
宗像市には何度か訪れていましたが、垂水峠のお話は知りませんでした。
ワケノシンノスというイソギンチャクもこのお話で知りました。たしかにこれなら樽に千個入りそうですね。
モデル地でワケノシンノスの形の尻子まんじゅうとかを出したら売れそうな気が……

 アホリアSS様 ご感想ありがとうございます。

 実はこの伝説、ほぼ似たような話が松谷みよ子氏『日本の伝説』では「肥後のがわっぱ」として筑後川近辺の伝説として収録されています。

 筑後川だとモロに有明海の近くなので、ワケの誤認という線はなく、宗像垂水峠の話は他地域からの伝播であるというのが真相ではないのかな、と考えたりもしています。成立年代も、たぶん筑後川の方が早そうなので。
(ただそれだと推理の面白味が無くなってしまうので、垂水峠の事件を「実際にあったことだとすると、どういう合理的解釈が成立するか」と考えてみたものです)

 尻子饅頭の件ですが、確かにおもしろそうですね。
 けれど、以前某地で「おっぱいプリン」なるお土産を見つけ、買って帰ったら会社でドン引きされました。
 キワモノは、当たるも爆死するも博打ですし、今はセクハラ認定がシビアですから、結構難しいかもしれませんね。
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