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[一言]
これは面白いですね
出来の悪い王子のために完璧を求められるお話はよく目にするのですが
とあるお話だと王子妃の負担が凄まじく倒れてしまう展開も目にします
王族の仕事を一人でこなすのなんて無理でしょう…
支え合わなければ不可能ですし、完璧な人間なんていませんよね!

このお話では王子がしっかりとしていて理解があるのが素晴らしい。
それに全員がダメなのではなくマリアンヌ先生のような完璧を求めず何に必要な教育なのかを的確な指導をできる人間がいるのが特にいいですねー!明暗がはっきりしてます
お話もですがテーマが非常によかったです
  • 投稿者: Agi21
  • 2022年 10月03日 19時01分
A21様

感想ありがとうございます。
そうなんですよね。出来の悪い王子の為に完璧を求められるお話が多くあるのですが、実際に教育を受けて余程じゃない限りそこまで酷い王族って出来ないと思うんですよね。
本人の私室にもよりますけれども。
別作で環境が悪いせいで人間性に問題がある王子を書いたのですが、その対比の意味でこの作品を書きました。
支え合う事の重要性を描いた作品の一つでも紛れることが出来たならよいのですが。

王妃とて完璧である必要がないと思っていて、その王妃を教育した教師が別の生徒に異なる教育をするとは思えないので、マリアンヌ先生はあのような立ち位置になりました。
最初は王妃も完璧を求める人かなと思ったのですが、そんな王妃は嫌だな、と思いまして真っ当なタイプにしました。
テーマは前より思っていたことだったので、それをうまく表現できていたなら幸いに思います。

読んでくださりありがとうございました。
[一言]
トップの仕事は適切に仕事を割り振ることだしね
騎手が馬より早く走る必要は無くて
はむはむはむは様

感想ありがとうございます。
まさにその通りでトップの仕事は適切に仕事を割り振る事です。
戦国時代の将軍と呼ばれる人たちも自陣の奥で構えているのが本来のあるべき姿です。
トップが動いてしまうと部下が混乱するので、何でも出来る人で行動派の方が案外面倒くさいというは現代でも当てはまるのではないかなと思います。

馬より早く走る騎手がいれば、もはや馬は走る必要ないですよね。
適材適所を割り振れる人が有能な人だと思います。

読んでくださりありがとうございました。
[一言]
フェルナンドが
色んな意味でエヴァの良きパートナーだったのでしょうね

教師の変更の時のように、
エヴァが進め方で悩む部分を
フェルナンドが角の立ちづらいような方法を伝えることで
周囲とのコミュニケーションで
過度な反発を避けていったのではないかな
と推測します。

フェルナンドは言葉数は少なくても
言うべきことは言える、
反骨心のある王に見えたので、
王が言えない部分を
王妃が代わりに言う、ということは
なかったのではないかな、という気がします。

そうやって、フェルナンドが王の威厳を保っていたから
エヴァもある程度自由に発言できたし
周囲も、「王家」を支えようと
信頼されていたのかな、と。

その後の話はあまり多くは描かれませんでしたが
各自の人柄含めて
とても納得のできる面白い作品でした
日浦海里様

感想ありがとうございます。
フェルナンドとエヴァの関係は、不足している部分を補い合うという感じなので、まさにその推測通りです。
エヴァの素直な質問に勿論反発する人もいますが、フェルナンドが人の心の機微に配慮したアドバイスはしていると思います。
お互いがお互いにきちんと思考を共有し、どのような方向で国を導くのかを語り合っているからこそ出来る関係性として描写をもう少し丁寧に出来たらよかったと反省しております。

フェルナンドもエヴァも、周囲も、それこそ国王も王妃も、独裁の恐ろしさを知っています。これは脳内設定だったのですが周辺諸国のいくつかは独裁をすることで国が荒れ果てている所もある、としています。
有能な一人の王が果てた時、一人にだけ頼り切った国は立ち行かないと思います。
信頼され、支えたいと思う「王家」という存在が国を長く続けるコツ、と思って書いてみました。

その後については皆様の想像にお任せする形にしましたが、人としてこうありたいと願う私なりの考えを形にしたものですので、納得していただけたなら本当に嬉しく思います。

読んでくださりありがとうございました!
[良い点]
素直に疑問を口に出来るエヴァの性格もそうですが、それが許される環境があった事も大きいのでしょうね。なんだかんだ言いながらも大目に見る宰相の父親と、エヴァを1人の人間として認めている王太子、息子とその婚約者を冷静な目で見つめる王と王妃。
唯一の汚点は教師の選択だけでしょうか。
プライドの高い男性は聡い女性が嫌いで、自分を優位に立たせる為に蹴落とそうとしますから。

よくよく考えれば、今までよくある悪役令嬢婚約破棄ものって、王子のプライドの高さから婚約者から緩いヒロインに乗り換えて〜ってパターンが多いですよね?
[一言]
小賢しい女性ってプライド高い男性も嫌いますが、「生意気」とか「空気読まない」とかで女性にも嫌われる事あるのですが、その辺は大丈夫だったんでしょうか?
言葉をもう少しだけオブラートに包めば、より貴族の女性らしかったのかもしれませんね。

新しい視点で、面白かったです。エヴァは表裏ないので腹芸ができるかどうかは分かりませんが。ただ正論を振りかざすと恨みも買いそうなので、退位した晩年がちょっと心配です。
  • 投稿者: 陽菜
  • 女性
  • 2022年 10月02日 23時09分
陽菜様

いつも感想ありがとうございます~!励みにしております!
環境が良かったというのが一番ですね。
前作のフェオドル王子のように環境が最悪で人間性に問題が生じたのと対比したキャラにしてみました。
教師も悪くはなかったと思うのです。実際に有能だったのでしょう。ですが、王族に連なる人間を育てる、という考えが次第に傲慢に移り変わった時にこうなったのかもしれません。
権力のあるところで自制が出来るかどうか。本人が権力を持っていなくても周囲が持っていれば錯覚するというのは実際にあると思うんですよね。
プライドの高い男性が女性を下に見て蹴落とす、というのは自分にはその才能が無いと無自覚に思ってるからでしょうね。
要は、自分が一番自分の本当の姿を認められないから見下している人間を傍に置く事で安心感を得るのです。

この作品の場合エヴァはむやみやたらに疑問に思うことを素直に言うわけではありません。勿論相手を立てます。きちんとその教育は受けています。
お父様の髪の毛が薄くなりお腹周りが少々ふくよかになったことを言ったのは家族だからですね。
ただ、あまりにも完璧を言われすぎた結果、王太子の言葉を素直に伝えました。王太子の許可があってこその発言ですね。

一応高位貴族の令嬢ですので腹芸は出来ます。
国にとっての不幸は無能が有能を演じて混乱させることですので、疑問に思うこと=国家にとって重要な案件で自身に理解出来ないことを解決させるための質問。
と認識していただけると嬉しいです。
これをもう少し丁寧に描写出来るようになりたいですね!
清濁併せ持っていますので、正論で相手を殴るだけのことはしません。市井に行ったり外国で素直に聞くのは、普通にこれはどこのもので、どういう効能があって、どういう流通で、とかそういうものから、割とマニアックなものにまで行き渡りますが、政治に携わるものに関しては問いません。

読んでくださってありがとうございました('∀'*)
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