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[良い点]
文章表現力が非常に高く、没入感のある文章を描けていると思いました。

おそらく、ストーリー構成や描写するべき場面さえ決まれば、かなり上手に物語を自在に描くことができるレベルではないかと思います。自信をもってください!

これくらい文章力があるのであれば、物語を描く媒体として他にも選択肢がある中で、あえて小説を選択しているのも納得ができます。

また、冒頭に気になるフック(キャリーはどうなるのか?)が配置されているのは、ストーリー構成としてとても良いポイントだと思います。
[気になる点]
(あくまで商業作家を目指すのであればという条件付きですが)、主に気になったポイントは下記の4点でした。

1.読者ターゲットがぼやけて見えた点
→ 作品を商品とする場合、必ず作品には付加価値が求められます。

付加価値というのは、具体的には「笑わせてくれて、楽しい気分にしてもらえる」とか、「ほのぼのしていて仕事の癒しになる」とか、そういったもののことをここでは言及しています。

この作品において、読者目線で見たときの付加価値は「怖いもの見たさ」のところの比重が大きいように思いました。

それ自体はとても良くできているのですが、それだけではどうしても個性が弱くなってしまい、選考で落ちてしまいがちです。

そこで、同種の付加価値を持つ類似作品(約束のネバーランドや進撃の巨人など)のように、世界観側に面白みを持たせたり、伏線による驚きの提供を行えば、+αの付加価値を生み出せるように感じました。

2.推敲をもう少し頑張れそうなポイントが複数あった点

※具体的には下記の箇所が気になりました。

・2章の「よっしゃ」発言
→ シチュエーション的に違和感がある気がしました。

・2章の「ポンコツに掛け布団を被せ~」のところ
→ ポンコツと命名したのは、4章なので2章時点でポンコツが出てくるのに違和感がありました。

・3章の「へぇ、どちらさんですかい⋯⋯?」のところ
→ 惨劇からの時間経過的に、固唾をのむくらいのほうがリアリティがありそうだとは思いました。シチュエーションとセリフに不整合が発生していないかという視点で、本文を見直す時間をとってみても良いかもしれないですね。

・シェリーとキャリーの名前の発音が近すぎて、どっちがどっちかわかりづらいので、読者フレンドリーにするなら変えた方がよさそうに思いました。

・2章に登場する「欠片」
→ ガラスの破片のことですかね?

・1章の「キャリーと兄が生まれた(らしい)」にした方がよさそうに思いました。
→ 地の文の視点がキャリーにあるので、自身が生まれた状況をキャリーは客観視できないため、伝聞系にしないと視点がぶれてしまいます。

3.5章以降のストーリーテンポが遅くなっている点
→ 時系列通りに場面をなぞるのではなく、もっと重要な場面だけカットしてしまっても良いと思いました。

文章を段落ごとに分解して、各場面が必要な理由を整理。不要だと思われる場面は削除した方が、ストーリーのテンポは良くなると思いました。

4.描写がグロ要素に偏っている点
→ グロ描写がうまいのはとても良い反面、必要以上に誇張しすぎているかどうかは一度検討してみても良いかと思いました。

逆に、グロ以外の描写部分が手薄になっているようにも思われたため、一般の描写側についてももう少しスポットライトを当ててもよさそうですね。

たとえば、メタファー(によわせ・暗示)や伏線などをあわせて活用すれば、ミステリー要素を途中途中で挟むことができて、謎→解消のループを発生させることができるため、ストーリーの中だるみを防止することもできると思いました。

※上記はすべて趣味であれば無視してください。
[一言]
いろいろと述べましたが、総じて30作品ほどの応募があった中で最後(といっても未完だとは思いますが)まで読者を読ませることができている時点で、かなりうまく描けていると思います。

私も勉強中の身ですので、おせっかいな点もあったかもしれませんが、少しでもお役に立てていれば幸いです。

※依頼があれば感想の修正なども受け付けておりますので、不都合などございましたら、お気軽にお声掛けください(*- -)(*_ _)
  • 投稿者: らぴ
  • 2023年 05月21日 02時46分
らぴ様、この度はとても参考になるご感想ありがとうございました。文章表現力が非常に高く、没入感のある文章を描けていると仰って頂きとても嬉しいです。
自作を読み返していて、なんだか無駄が多いな、ストーリーがだらだらしているなと思っていてしかし改善点がわからず、ずっと悩んでおりました。今回らぴ様が改善点を的確に指摘してくださり、大変助かりました。修正する際の参考にさせて頂きます。
この度は、自作を見直すいい機会になる企画をありがとうございました。
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