感想一覧

[一言]
シンシアやその友人無神経すぎん？
よくシンシア嫁ぎ先でうまくいったな。
相手が自信家でシンシアは私といるから幸せに違いないくらいのこと考えてたとか？
それか、邪魔な太鼓持ちいないから上手くいったんかな？

[一言]
一言じゃなく長文になりました失礼します。

本作とは全然関係ありませんが、大昔に遊んだ「ファイアーエンブレム聖戦の系譜」ってシミュレーションRPGをなんとなく思い出しました。
男性キャラ女性キャラがいっぱい出て、プレイヤーが意図的に好きなキャラ同士でカップリング作れるんですが、ゲーム前半でくっついたカップルは子を成し、ゲーム後半は子世代でストーリーが進みます。
子は両親の長所を継承する形で能力値やスキルを持つのですが、親のカップリングはそれこそプレイヤーの匙加減で何通りもある訳です。
当時の私は「なんやかんやでくっついた相手と幸せになれるし、子供だってできちゃうんよ…運命で決められた唯一の相手なんて居ないんよ」って達観しながら、カップリングを変えて何周か遊んでいました。

そういう見方をするなら、ヘンリーとシンシアはくっついてもくっつかなくてもいいのです。
本人が自身の生きた道を誇れるか悔いているかだけが問題ですが、本作はハッピーエンドと言っていいでしょう。

[良い点]
シンシアにはまったく感情移入も同情も興味も持てませんでした。何ならヘンリーはシンシアと一緒にならずに良かったよ幸せそうで何より、と思ったので兄の弟が幸せならそれで良しシンシアはどうでも良い対象。ってのが如実に読後の感想として伝わった感じがします。

[良い点]
登場人物それぞれの視点によって、１つの恋を多面的に見ることができました。
複数視点で１つの出来事を語るのは下手をするとくどくなってしまうことも多いと感じているのですが、匙加減が絶妙で、書かれていない部分でもそれぞれが思い悩み、成長したのだろうと想像されました。
[一言]
シンシアとしては「うふふ」で止めて皆まで言わないほうが良いと判断しちゃう文化だったんだろうなぁ。
間違っても「私がヘンリー様を幸せにします」なんて思いもしないんだろうなと思ったり。
友人たちもアレが発破になると考えてしまう価値観で。
もちろんヘンリーも、コンプレックスゴリゴリの情けない自分を晒すことも、シンシアの幸せはシンシア次第と突き抜けることもできず。

思いを言葉にして伝えるのは大事だと思うのですが、そう思えるのもありがたいことだと思いました。

[良い点]
エドワード兄様が強者すぎてヒーローとヒロインを食い散らかしたラスボスに感じられて素敵すぎます。

政治もヘンリー君もシンシアちゃんも含めて大団円、まさしくハッピーエンドですね！

初恋は実らなかったけど、新しい出会いで上書きされたし、そのうちヘンリー君もシンシアちゃんも、若さゆえの思い込みと一方通行さを(甘酸っぱい思い出とも言う)寝る前とかに思い出して羞恥にのたうち回れば良いです。

[良い点]
やっぱ結局人間言葉にせんと伝わりませんわな( ゜Д゜)
言葉にできないのが人間の性ですが(;´・ω・)

[良い点]
シンシアはグズグズ男とは別れて正解だったんですよ。
[一言]
ヘンリーは自分ではシンシアには釣り合わないとか言っていましたが違う様にしか思えません。
自分は劣っているとか言いながらプライドを傷付けられて面白くなかったんでしょ？
だから自分が優位にたてるフィールドに逃げたんですよ。
王命という権力を使って。
シンシアにも足りなかった部分はあると思いますが相応しくなるために努力した結果が王家からの裏切りではあんまりです。
たまたま結果オーライだっただけ。
自分は良いことをしたとドヤ顔の兄王子マジでムカつきますわ。

[良い点]
初恋の辛さと、幸せな結婚後の、思い出の中の初恋、好きだけど心が会わないままのつらさが伝わるお話でした。
[気になる点]
むずかしいね〜

[良い点]
落着のさせ方が捻っていて面白かった。

〉今でも自分の被害妄想ではと
　被害妄想と言うなら言えるが、傍から見てて微妙に妄想とも言い切れない言い回しが絶妙。
　発言者の真意としては両方褒めようとしてるんだけど。実際の発言内容だけを冷静に考えてみると、実質片方落として落差で持ち上げてるだけとか。ついで扱いみたいになってるとか。迂遠すぎて伝わってないとかあるあるだなと。
　周囲は結局ヘンリー自身を褒めたり持ち上げる理由を探すより、嫁で持ち上げたほうが労力として楽だったんでしょうねぇ。
　彼女もヘンリーがが褒められるより自分の思いが叶うことのほうが嬉しいようにみえるのも、浮かれてる人間あるあるでよい。
[一言]
　ヘンリー、またはエドワードかこの国自体は運が良かったんだろうな。だってもし婚約決定時点で思いを伝え合ってたら第二王子と優秀な公爵令嬢は外に出せず、出せても次善のカードだ。
　しかし今回の婚約解消で、内実はともかく「好いていた相手と引き離した事実」付きで最大の誠意を表せる。
　ついでにヘンリーは令嬢と友人達と言うこれまでの悩みのタネ全てから解放される。
　思いを伝えあった後で話が持ち上がって悩んだりこじれたりするくらいなら、現状が一番「スマートで国にとって良好」な状態ではある。

　報連相は大切。言いたいことは簡潔、直截にってことなんだろうなぁ。マリッジ（まだ婚約段階だけど）ブルーって男女関係なくあるんだし。様子がおかしいなら相手をまず案じて行動するべきだし。「まぁっ、ヘンリー様ったら。うふふっ」じゃねぇよと思うし。周囲もお節介焼きたいと思うくらい親身な人間もいなかったんだな。
　どんな気持ちであれ、自分の気持がどこにあるのかすら言え（わ）ないなら、その時点で関係は壊れてんだよなぁ。
　兄貴だって幸せとはの問いにただ「笑顔になれることだ」と言うたなら、また違ったろうし（まぁ、彼の場合は自力解決しないなら流れに任せて国益の選択もありとおもってたかもだけど）

　少なくとも「ちょっとネガティブ炸裂させたヘンリーが重く受け止め過ぎてしまった」とは思わない。むしろ相手が好きだからこそ思い詰めたあたり本心から好きで、一途だったんだろうとも思う。周囲と比較できる程度に優秀だから自信喪失気味だったけど。これだって開き直れるくらい馬鹿だとそれはそれでねぇ。

[良い点]
貴族としては実に正しい。
適材を適所に。
[気になる点]
逆に言えば、所詮初恋なんて現実の前には淡と消えてしまう程度のものにすぎんのかもな。
思い出では飯は食えんよ。
[一言]
「なんだかんだ大団円だと思わないか？」

思わない。結果良ければすべてよし、だな。

王太子あるいは国王として、愛する二人を引き裂いた結果現在うまくいっているのは誇っていいと思うが、兄としてそれを誇るのはどうかと思う。
手出しせず愛する二人がすれ違う悲劇も濃厚だが、結局は人に未来を予知することはできんので、手出しするもしないも可能性は五分と存ずる。

決して悪意があったわけでなく現在も限りなくベストに近いベターエンドだが、ある意味で弟の人生を曲げたのだから笑って話す話ではない。
私がヘンリーだったら感謝とともに棘を抱く。
あんまり弟の恋を引き裂いたことに罪悪感がないようだから、俺のお陰で今のお前の幸せがあるのだぞ、とか言われたら立場を脇に置けば、殴るわ。

まあ妻相手の雑談程度のものではあるし実際にこれくらいの言はたびたび耳にする程度のものだが、聞きたくない現実ってやつだ。女々しいとも思うが。