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[良い点]
短いながらもかなり深い話でした。
主人公が見ているものは彼からすれば虚像で、こうして落ちぶれた生活を送る自分を正当化するのは自身の理想で同時に自身の人生への嫌悪だというのが痛いほど伝わりました。

また、他者には良い人ぶってはいるけれども、自身と同じ次元へ他者を貶めようとする主人公の姿も正に俗物といった感じで中々生々しかったです。
[気になる点]
特にありませんが、強いていうのなら主人公の過去が気になりました。
ですが、短編とのことですしこの内容量でも十分読み応えがありました。
[一言]
ある種、この物語は自身を嫌って、理想の自分でいたい人にとっては非常に刺さる作品だと思います。

「これは嘘なんだ、嘘だと思えば楽に生きられるんだ」、「信じるなら自由」これは正に自己嫌悪に陥って現実逃避している人間からすれば的確だと思います。

短いながらも、これほど深い話に感動しました。

  • 投稿者: 織坂一
  • 女性
  • 2023年 05月21日 22時14分
嫌信男(いやしんおとこ)がどんなに人当たりが良さそうに見えても、決して賞賛の対象たりえない人間であるということは分かっていただけたようで幸いです。

>特にありませんが、強いていうのなら主人公の過去が気になりました。

この男にはもうすこしキャラクターとして発展のさせようがあったんじゃないかと。
いっそこの男をですね、もっと浮世離れした、これといった悲しい過去のない純粋な俗物として描くことも可能だったと思うんですよね。最もそういう話を作るにはまた色々な構想が必要な訳ですが。

>「これは嘘なんだ、嘘だと思えば楽に生きられるんだ」、「信じるなら自由」これは正に自己嫌悪に陥って現実逃避している人間からすれば的確だと思います。

僕は彼ほど厚かましい人間になれませんからね、現実を正視して絶望しているのです。
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