感想一覧

[一言]
はじめまして、沖荒 夢滝先生主催の月刊ワード小説賞参加者兼審査員の城宮と申します。

早速ですが感想に移らせていただきますね。
ストーリーが新鮮で、スピード感があって読みやすいと思います。最後も心が温かくなって、面白かったですし。
まさか希於が機械だとは思いませんでした。
しかし、ルビが多すぎるかなと感じました。
読者様に対する配慮と感じ取るべきなのでしょうが、少なくとも「和代」「春子」「宏」「美希」くらいは読めるのではないでしょうかね? それに「機械動物」「機械猫」っていうのが何度も出てきてそれにルビが振ってありますが、最初の一回だけでいいのでは?

偉そうなこと言ってすいません。
とにかく、面白かったです。
  • 投稿者: 退会済み
  • ~14歳 男性
  • 2012年 01月06日 16時40分
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城宮 遊さん、はじめまして。

 ご感想、どうもありがとうございます。

 機械人形といいますか、いわゆる「アンドロイド」「ロボット」と言われるものが出てくる話はたくさんあると思うので、新鮮と言っていただけて嬉しいです。
 この話は『ピノキオ』を意識した、御伽噺的な、優しい感じを目指しました。

 希於が機械とは思われませんでしたか。
 私としては読者にすぐに分かってしまうと思っていたので意外でした。

 ルビの多さは反省しています。特に人名はやりすぎでした。
 書いたときには人名を正しく定義しようと思って、最初の一回はルビを振りました。
 しかし、最近読んだ小説の書き方的なものに、普通に読める人名はルビを振るものではない、とありました。
 修正しようか、これはこれで完結したものなので、次回からは気をつけるようにしようか、と悩んでおります。
 ご指摘は的確で、偉そうだなんてことはございません。どうもありがとうございます。

 拙作に貴重なお時間をありがとうございました。
 また、企画運営、お疲れ様です。
[一言]
拝読させていただきました。

希於がアンドロイドとは途中で気づきましたが、その予想の遥か斜め上をいく展開と深い感情が絡んだストーリに感動しました。

『人は喋る生き物だから、複雑な意思伝達が出来るのよ』
この一言に深い意味を感じました。
映画A.I.もそうですが、人間とアンドロイドの違いはそこで比較されるのでしょうね。
言葉少なかった宏が葛藤する希於を思いやる。
希於も周囲の人に笑顔を振りまく。
そんな人間関係も現代では薄れているのではという気がします。
大切ですね……言葉と感情は。

テーマ性もあり、考えさせられることもある素晴らしい作品でした。
少ない文字数で、ここまで詰め込まれた作品を無料で拝読させていただけたことを得だと思うと同時に、申し訳なく感じてしまいます。

素晴らしい作品をありがとうございました。
しばらく深い余韻に浸っていられそうです。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2011年 08月04日 18時32分
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 ご感想どうもありがとうございます。

 希於がアンドロイドなのはバレバレだと思いましたが、その後の展開は予想外だったでしょうか。
 突然、音信不通の息子が出てくるのは反則だと思ったので、なんとか伏線を、と足掻いてみました。
 いつだったか、つるめぐみさんが活動報告でおっしゃっていた「オチが読める、読めない」の話。この話を書いたのが、あの記事を読む前だったか後だったか、忘れてしまいましたが、とても大切な話だと思います。反則せずに不意打ちできたでしょうか。もし、できたのなら嬉しいです。

 テーマについて、深く考えてくださってありがとうございます。私以上に考えてくださったみたいで申し訳ないです。つるめぐみさんのおっしゃる通りです。

 少ない文字数は candy store で鍛えられました。この話は、もともと candy store のチョコネタでしたので、あの文字数にいろいろ詰め込んでしまいました。でも candy store の4000文字に収まったかは疑問です。無理だったんじゃないかなぁ、というより、無理っぽいから別の機会(空想科学祭)に出したとも言えます。

 無料じゃないです。つるめぐみさんの貴重なお時間を頂戴しています。さらに感想までいただいております。さらにさらに、褒めすぎの褒め言葉というご褒美までいただいております。こんな感想をいただけて、「これ、書き上げてよかったぁ」と心底、思いました。candy store で4000文字に収まらない→没。という運命も充分にありえた話だけに感慨もひとしおです。

 拙作に貴重なお時間をどうもありがとうございました。
[一言]
機械仕掛けの御伽噺。本当にぴったりのタイトルですね。
じんわりと優しい気持ちになれました。

>「そのうち二人は結婚するよね! そしたら、おじいちゃんのところに、ちゃんとチョコを食べられる孫が遊びに来るね! そうなったら、おじいちゃん、淋しくないよね!!」
この台詞の健気さに泣きそうになってしまいました。やっぱり希於くんはただの機械人形で、人間ではないんだなあ、なんて。
わがままで自己中でぎゃーぎゃーうるさいのが本物の四歳児ですよね(笑) 希於くんみたいな子供は、小説の中と夢の中だけでわたしは充分です。現実にいたら泣いてしまいそう。

いろいろ考えさせられました。
素敵なお話をありがとうございました*


  • 投稿者: 梨音
  • ~14歳 女性
  • 2011年 08月04日 16時19分
 ご感想どうもありがとうございます。

 タイトルをつけるのは苦手なので、褒められるとものすごく嬉しいです。ありがとうございます。

 希於は、「会話によって人が和むこと、そして笑顔になること」を助ける目的で作られているので、「自分」がないのですよね。「自分」の利益を考えないので、本物の子供のように自己中になることはない。本物そっくりに作られていながら、決して本物ではありえない存在です。そして、いつもにこにこ、笑いを振りまくための人形なので、泣くことはできない――はずなんです。
 台詞の健気さに泣きそうになってくださるなんて、ありがとうございます。希於に代わってお礼申し上げます。

 こちらこそ、梨音さんの作品に考えさせられることがあります。
 また書き方も、梨音さんをお手本にしているところがあります。実は、この話、微妙に梨音さんの影響を受けています。すみません。無意識だったのですが、「なんとなく、この辺、梨音さんっぽい……」というところがあるんです。

 拙作に貴重なお時間をどうもありがとうございました。
[一言]
 ども、近藤です。
 面白かった。絡まった糸が見事にほぐれていくような爽快感がありました。加えて、近藤には幼子がありますから、実感もあります。近藤が知る限りの現実では、小さい子供と年寄りってのは割と喰い合わせが悪い。自分の孫ならともかく、ひとんちの餓鬼なんぞ、ってな具合でして、そういうところもちゃんと書いてある。いい。
 ではまた。
 
  • 投稿者: 退会済み
  • 2011年 08月01日 22時51分
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 ご感想どうもありがとうございます。

 面白かったと言っていただけて嬉しいです。

 絡まった糸が見事にほぐれていくような爽快感、とはありがたいお言葉です。
 書き手の私からすると事情はすべて分かっているので、ちゃんと分かりやすく書けたかどうか不安でした。

 お年寄りと小さい子供の関係は微妙なところがあると思います。現実では、おばあさんのお喋りをおとなしく聞いている子供はいないですよね。

 拙作に貴重なお時間をどうもありがとうございました。
[一言]
高齢化社会が進むと、将来本当にこんな子どもができるかもしれませんね。
さすがに希於ほど精巧ではないでしょうが。
いろいろ考えさせるお話でした。

素敵な時間をありがとうございました。
評価もさせていただきました☆
  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2011年 08月01日 21時10分
管理
 ご感想どうもありがとうございます。

 本当に希於のような存在が出てきたら、どうなるんでしょうね?
 聖騎士さんのご感想を読んで改めて考えてみると、全く違う話ができるような気がしてきました。
 できれば機械人形は機械人形の良さで、人間とは違うものとして活躍する社会であって欲しいと思います。

 拙作に貴重なお時間をどうもありがとうございました。
 評価もありがとうございました。
[一言]
現実とお伽噺、二つの空気感が
綺麗にとけ合っているような雰囲気のお話で
素直な気分で読むことができました。
「機械仕掛けの御伽噺」という表現は
本当にぴったりだと思います。
  • 投稿者: 王蠱
  • 18歳~22歳 男性
  • 2011年 08月01日 16時47分
 ご感想どうもありがとうございます。

 近未来の御伽噺を目指しました。
 初めは、希於が泣いたりしない現実的な話だったのですが、それでは御伽噺ではないと今の形になりました。SFというより童話っぽくなりましたが、温かく受け入れていただけたようで嬉しいです。

 実は、私はタイトルをつけるのは苦手です。しかし今回は、これしかないと思いました。
 ただ同じタイトルがありそうなので、なろう内で検索してみました。結果、同じものはなかったけれど、「機械仕掛けの○○」「○○の御伽噺」という作品はたくさんありました。そんな経緯のあるタイトルです。お褒めいただけて嬉しいです。

 拙作に貴重なお時間をどうもありがとうございました。
[一言]
拝読させていただきました。

心にじんとくるお話で、読み終わった後も気持ちの良い余韻が残りました。
訴えたい事がら・テーマが、分かりやすく伝わってきて、とても良かったです。
ついでに、社会の在り方に対して少々皮肉の効いた内容であったのが、より良く身近に感じられる内容でした。

このような良作を私も書けるようになりたいものです。

素敵な時間をありがとうございました。
  • 投稿者: 若竹
  • 2011年 08月01日 14時43分
 ご感想どうもありがとうございます。

 ラストは決まっていたのですが、うまく表現することができずに何度も書き直しました。読了感を褒めていただいて報われた思いです。

 テーマは分かりやすかったと思うのですが、逆に説明調といいますか、くどいといいますか――もう少し綺麗に書けたらいいな、と反省していた点でした。良かったでしょうか?
 皮肉は意識していなかったのですが、言われてみるとそうだったかもしれません。

 良作を数多く書かれている若竹さんに「良作」と言われるなんて……。
 若竹さんのことを全然知らないときに、「この作品、いい!」と思った作品の作者が若竹さんだった、という出会いをした私には勿体ないお言葉です。

 拙作に貴重なお時間をどうもありがとうございました。
[一言]
拝読致しました。

美鈴とか美希とか、何だか親しみのある名前が出て来て、何となく嬉しくなりました。

男の子がアンドロイド(かな?)だとは思わずに読んでいて、なるほどそういう事だったのか、と謎が解けて行きました。

SF的童話、堪能致しました。

ありがとうございました。
 ご感想どうもありがとうございます。

 男の子(希於)が、アンドロイド(作中では「機械人形」としていましたが同じことですよね)だということはバレバレだと思ったのですが、そうではなかったのですか? 嬉しい誤算です。

 美鈴、美希という名前は、よくある名前を出したつもりなのですが、何かある名前だったのでしょうか。すみません。分かりませんでした。ごめんなさい。
 今、気づいたのですが、美鈴と美希に同じ「美」という字を使っていました。美希と希於の「希」の字はわざと同じにしていたのですが、美鈴と美希には何の関連もないので、同じ字を使うのはまずいです。あとで修正します。気づかせてくださってありがとうございました。

 実は、これは candy store で、「チョコ」がお題になったら使おうと考えていたネタです。童話っぽくてチョコが出てくるのは、第6回の candy store の影響です。頭が切り替わらず、なんとなく混ざってしまいました。(同時期に書いていた第5回のみたらしSFとも融合しているような……?)

 空想科学祭参加者の方の作品をいくつか拝読したのですが、どの作品も素晴らしく面白いです「私、参加してよかったのかな」と、心細くなっているところに、ご感想をいただいたので凄く嬉しかったです。ありがとうございました。

 拙作に貴重なお時間をどうもありがとうございました。
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