エピソード1の感想一覧

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[一言]
とても興味深いです。

色々と疑問というか知りたいことは出てくるのですが。まあ先を読むと解る事でもあったり。

将来的な提供においてどうなのかは判りませんが、現状ではマスターの「頭脳」はそのままに、セッション単位でそれを多少訂正する、という感じなんでしょうかね。つまり、セッションをつなぎなおすと、SAOの主人公の誤りはまた同じことに戻ってしまうのかな。
ユーザーの入力をフィードバックして学習させるというのもやり方ではあると思いますが、そうすると変なのを学習させる輩が出てきたりして、それは運営方針に合わないんでしょうね。実際には、何らかのうまいフィードバック方法を考えないといけないんでしょうけれど。

学習の手間とコストは膨大だと思いますが、最終的に集約された知識DB(?)の大きさはどんなサイズなんでしょうね。StableDiffusionとかも学習は大変でしょうが、学習結果は比較的ポータブルですよね。ChatGPTの学習結果がオフラインで持ち歩けるかどうか、って将来的にかなり大きなキーポイントになりそうな気がするんですが。

しかし、信頼性が上がればなあ。六法を暗記するというような今一つ不毛な作業は不要になるかもしれないなあ/w
知識DBの大きさなんですが、正確には不明なものの「かなり巨大」とは推定できます。

Stable Diffusionのモデル(≒知識DB)は大体数GBくらいに収まっていますが、こやつについては少なく見積もっても数百GB、妥当なところだとTB級のサイズじゃないかなあって感じがしてます。

おっしゃるように、モデルを持ち歩けるくらいポータブルに収まるかはポイントだと考えてます。たとえば、いずれクライアントにいれられるくらいのサイズになるのなら、それこそスマホの中に機能として
組み込むこともできそうですよね。

ただ、あくまで現時点での所感にはなるのですが、結局「知性」の発現のためにはとにかく「量」が問題になる気はするのですよね。

この手の言語モデルと呼ばれる代物では、どうもモデルが一定サイズを超えると途端に抽象概念を理解しだすという現象が見られているのですが、こっち専門の研究者でも今持って理由は未解明だそうです。ただ、人間と動物の比喩でいうと脳の(ストレージとしての)サイズが性能の差を生んだと考えられるわけで、AIで知性を再現しようとすると脳を肥大化させるということに相当するアプローチが必要なのかもしれません。

人間の脳が確かペタバイト級の記憶容量があるとどっかで読んだのですが、ChatGPTとの対比でいうとかなり物理サイズ辺りでの容量が大きいですよね。ポータブル化を進めるにはもう知識情報を圧縮するとか不要な学習結果を捨てる(人間でいう「忘れる」)みたいなアプローチとかが必要かもしれないなと感じています。
ChatGPTはオープンでないので色々推測しなければいけないのですが、いくつか論文は公開されているので多少わかるところはあります。

マスターの「頭脳」をそのままに、セッション単位で訂正するが基本的なやり方っぽいですね。この辺りの基盤にはRLHF(Reinforcement Learning from Human Feedback、人間のフィードバックを基にした強化学習)という技術が使われてるらしいです。通常の強化学習はフィードバックがもっと機械的なのですが、人間によるフィードバックを直接強化学習に介入させる技術だそうな(まだ論文読めてないですが)。

ユーザーの入力をフィードバック……については、数週間前に「upvote」「downvote」するボタンが入ったのですよね。回答が良いときはupvoteして「より理想的な回答」を記入することができて、おかしいときはdownvoteして「有害」「正しくない」「助けにならない」とかにチェック入れられるのですが、使う人間がイジワルしそうな機能なので、運営側がどう活用してるのかはちょい不明です。

ただ、この一ヶ月くらいで回答精度が改善されたと思われるものが結構あったりするので、βテストの現時点でユーザーのフィードバックをうまく取り込む方法があったりするのかもしれません。

信頼性をどう上げていくのかは私もどうやっていくのかなあというのは疑問に思っているところです。Microsoftが巨額の出資なんてニュースも出ましたし、自社のBingと組み合わせていくなんて戦略でいるなんて噂もあるので、そこら辺はなんとかしてくれるんじゃないかと楽観的でもありますが。
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