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こんにちは。コミックから入り連載版を読み、単話版を最後に拝読しました。「紅、好きっ」の大ファンです。緻密なストーリー構成とテンポよくすすむ話が好きであり、日向雪様の文才に尊敬です。
さて、実は単話版を読んだ後、ツラツラ~と言葉が流れてさきたので、文字におこしておきたくて書いてみました。
♡作者様.ファンの皆様の気分を害される内容や規定に反する場合は削除しますので、お教えください。

2人の娘、聖女目線で書いてみました

◇◇◇◇◇◇◇
「おかえりなさいませ、お嬢様」
「ただいま、お母様は?」
「奥様は弟君のお部屋かと」
「そう、ありがとう。」
私は出迎えた執事にそういうと、中央の階段を駆け上がり、弟の部屋に向かった。
「お嬢様!廊下は走らずにと、旦那様が!」
後ろから私付けの侍女の声がする。
「はーい」
返事だけは返しとくっ
けれど、走るのはやめられない。
だって、お母様だって廊下を走っているもの。
それをお父様が注意しているのなんて見たことないよ?

コン、コン
ドアを軽くノックする
「どうぞ」
優しいお母様の声がする
私はそっと扉を開けた
すると、私の姿を見た弟が駆け寄ってきた
「おねぇさま、おかえりなさい」
「ただいま」
「ガッコ、楽しかった?」
「楽しかったよ」
私は彼を抱き止めて、頭をなでなでした。赤胴色の柔らかな髪。私を下から見上げる瞳は透き通るような紅色。お父様にそっくりだ。
お母様は私たちを見ながら微笑んでいる。

テーブルに用意された紅茶をコクンとひとくち飲む
ほぅ…
思わず溜め息がでる
「大変だったでしょ?」
お母様がきいてきた。
うんとは言えず苦笑いした。だって、聖女科だよ?
私は、この春から王立学園に通い始めた。
大変なんてもんじゃない…聖魔法だけじゃなく、歴史、政治…でも、お母様が通ってらした時と比べると随分楽になったと、神官様からきかされたから…
お母様は聖女だ。しかも国でズバ抜けた聖力をもつ。加えて水の魔導師という多重能力者。大聖女を示すシルバーブロンドの髪が昼下がりの陽に輝く。
私はというと、淡いシャンパンローズの髪色だ。瞳は紫に近いピンク色で、お父様は「闇に間違えられたら…」と心配して護衛をつけてきた。
大丈夫!だって、私、そんなクセのあるような顔してないよ?…おっと、これは失言、闇の魔導師から変な魔法をかけられますね!

今期の聖女は、公爵家令嬢の第一聖女のお姉さまが1つ上に、そして私。来年には後2人入ってくる…ハズ。
未だに、聖女を王妃にとかいう貴族もいるんだとか…魔力だけをとれば、私は第一聖女のお姉さまを抜いてしまう…王家とか堅苦しそうで絶対嫌だ、死んでも嫌だ…


コン、コン
「奥様、アリスター様がいらっしゃいました。」

「いらっしゃい!」
お母様は、そう叫んで立ち上がると扉に向かって走り出した。さっきまで"母親"の顔をしていたのに、今はまるで少女みたいだ。
侍女が扉を開けると同時に、お母様は絨毯にひっかかり、前につんのめりかけた。そんな母を部屋に入ってきた男性が抱き止める。耳にかけていた艶やかな髪がサラッと横顔にかかった。日に当たると紫だと分かる

「アリスターお兄様!!」
私も持っていた紅茶のカップを置いて立ち上がった。
お母様を支える手をサッと離したお兄様
ん?
その動作にちょっと違和感を覚えた。
「やぁ、○○○、学校はどう?」
そう言って近づいてくるお兄様からは、バターと小麦粉の甘い香りがした。
「えっと、まぁ…」
お兄様は闇の魔導師、王立学園では成績優秀だったとか…
ふふふふ…お兄様は意味ありげに笑うと、持ってきた袋を私に差し出した。
「はい、どうぞ。」
「わぁ!ありがとう!お兄様のクッキー大好き、ん?新作?!」
よくよく袋に顔を近づけると、いつもの甘い匂いに加えて、ほのかに薔薇の香りがしたから。
「今日はお祝いだからね。よく分かったね、○○○もパティシェになるかい?」
お兄様の顔が真剣だ…まずい、これはスルーしよう…
「へへっ」
私はそそくさと袋を持って弟のところへ逃げた

「いいね!ロレッタの娘の焼いたクッキーかい?ぜひ、アリス商会で売ろう!どう、ルーシュ?」
「やめろ…娘まで商売に使うな」
弟とクロマルにクッキーを渡していると、聞き覚えのある声。
シリル様とお父様
お父様、不機嫌そうだね?
シリル様はニコニコスマイル…この人、国王陛下…なんだよね?
でも、お父様は、うちにいるときは忘れていいと言っていた…けど…オーラが駄々漏れ
そんなことより、ナイス!お父様!さすがですね?娘が嫌がることは分かってる?

あ、なるほど…
さっき、お兄様がお母様から素早く離れた訳は、シリル様が来たのを察したからか…
シリル様は、うちに「推し活部屋」とかいう個室をもっている。入っちゃダメだと言われると入りたくなるのが人っていうものよ?こっそり弟と忍び込みましたとも!
そして、げんなりしましたよ?
弟は「お母様がいっぱい!」と屈託なく笑っていたけど、私は事情を察して、なんというかいたたまれなくなった
お父様がルーシュ•エースで本当によかった…

そんなことを思い出しながら、ふと我に返ると、あーっ!!新作クッキーが、あと1枚!!
私は大慌てで手を伸ばす
なのに、やられた…最後の1枚もクロマルの透けた身体に取り込まれた
私は半泣きになる、クロマル…君は毎日食べているでしょ?
「ほら、○○○だけにあげる」
横からスッと延びてきた黒い手袋の上に、さっきより小さな袋がのっていた
お兄様、大好きっ!

今夜は、身内だけの小さな晩餐会
お父様の昇格と私の入学祝だそうだ
あの後、私も自室へ戻り、制服からドレスアップした。お母様と揃いのドレスが嬉しくて、何度も鏡の前でターンした。
時間になると、エース家、セイヤーズ家の面々が集まってきた。お父様とお母様に並んで私もみんなと挨拶をかわす
ときどき、お父様が私の方へ視線をおとす
分かってますよ?侯爵令嬢としてお行儀よくですね?
任せてください!

急に応接室の方が騒がしくなった
「はぁ…全く…ここは王領じゃないとはいえ…あの人は好き勝手する…」
お父様が溜め息をつく
「まぁまぁ」
アイスブルーの目を細め困った顔をしながら、お父様をなだめるのはユリシリーズお祖父様。お母様のお父様で氷の魔導師だ。
お祖父様は軽く手をあげ、お父様を止めると、応接室へと向かっていった。
そうして、しばらく後に現れたのは闇の総本家エルズバーグ家当主。私は、その人を見て背中がゾクッとした。…ちょっと苦手なタイプかも?
そして、その後ろからすらっと長身の方…耳が特徴的?

それにしても…
ずーっと、ずっと、ずっと気になってたんだけど…
私はチラリと斜め少し上を見る
お母様の腰には、お父様の手がまわされている…ずっと。
そして、来客が途切れると、きまってお父様はお母様の頬に顔をよせる…愛してるよといわんばかりに
その度に、お母様は顔を赤らめてクネクネしてる…お母様!エース家当主になる者の妻ですよ!大聖女ですよ!しっかりしてくださいね?

シリル様から聞いたことがある
まだ3人が10代だった頃、王国で大流行した芝居「真実の愛事件」
あんなもの、真実の愛なんかじゃない、ただの阿呆な王子の戯れ言だ。それより、その後、婚約破棄された主人公が出逢った魔導師との恋。そっちのほうが、よっぽど憧れる。

そう…目の前にいる炎の魔導師と大聖女
娘がいる前で堂々とイチャつく両親って、どう?
こっちまで恥ずかしくなって思わずクネクネしてしまう
「…クネクネまで血統継承なのか?」
お父様がそんなことを呟いて、となりに立つお母様をみつめてる…甘い甘い甘い…アシュリーお兄様のお菓子より何万倍も甘いじゃないか…

でもね…
一流の魔導師で当主としても賢明で陛下からの信頼も厚い、なにより見目も良い、そんな自慢のお父様。そんなお父様にあんな顔をさせてしまうお母様。
私は、そんな2人の娘に生まれて幸せ者だよ?弟も可愛いしね

"お父様、お母様、ありがとう"
そう呟くと、お母様がどうしたの?と振り向いた
「なんでもないよ、お腹すいちゃった」
私の言葉に、2人はクスッと微笑んだ-

◇◇◇◇◇◇◇


お粗末様でした。
私自身も小説を書いていますが、作品のイメージを損なわないようにと思い、文調をよせてみました。
この投稿は、作品のイメージを害するとか著作権侵害とかになるのでしょうか。その辺りに疎くて、タブーを侵していたら、即効削除します。
私的には「紅、好きっ」ファンとして推し活の一つとしての感覚なのですが…。
今後も連載、楽しみにしております。応援しております。
例えばビジネスなんかの暴力を伴わない競争において、自分が持つ長所や利点など自分が望む状況を作り出し得る物のことを、競争相手を打ち負かせる物の象徴として「武器」と呼ぶし、裏で密かに爪を研ぐみたいな表現をするけどそれは比喩。

実際に騎士がいて剣を振り回してる世界観で、「自分の武器は魔法で、その剣を研いでいる」は言いたいことは伝わるけど、表現としては成立してない気がする。
シリルのそれが本当に恋からの愛ならどうか報われて欲しいです。今回の人生においては誰よりもロレッタを深く想っている。原初の因縁のせいで定められた運命と言うならその悲しい棘は次の生まれ変わりの人にも引き継がれてしまう。いや悲しすぎるし理不尽な気が…あぁぐるじぃ…シリルの優しさに胸が締め付けられる…
叔母様はまさかの腐属性!
しかも猛者レベル!!
回想での登場なのに跡を残し過ぎる〜ww
地の文が短文で沢山書かれているのは、脳内で色々考えている様子を表しているんだと思いますが、文を長めでもいいので要約して頂けると読みやすいです…
二、三文で説明されるんじゃなくて、句点(。)で区切らず点(、)を入れて区切ったり、改行したりして頂けると読みやすいです。
一読者なのに口出ししてすいません
(´•ω•`)
とはいえ弟二はガチで嫌ってると言う事実...
まぁ、こればっかりはしょうがないか
  • 投稿者: のら
  • 2025年 05月19日 00時18分
人の夢とかいて儚い(はかない)
エース家の使用人は皆優しい!
  • 投稿者: のら
  • 2025年 05月18日 23時08分
儚いw
蝶は雨のなかでは満足に翔べない


そういえば都合のいいものが有ったような無かったような



  • 投稿者: のら
  • 2025年 05月18日 22時54分
想定外の何が起こるか分からない手段...


バケツをひっくり返す雨とか?
  • 投稿者: のら
  • 2025年 05月18日 21時42分
目の前の雷と轟音で馬車の馬がおとなしくしているのが不思議。暴れ馬確定案件
魔法獣確定案件? ぼちぼち改稿案件。
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