感想一覧

▽感想を書く
<< Back 1 2
[良い点]
重い。

善悪清濁すべてを併せ呑み踏み越える気概を持たねば王として国を支えることはできない。
何のためにそれを成し続けなければならないか、それを知る者を残せたことがこの時点でなお王家と王国を存続させている。

3部作を通してそれを徐々に透かし見るように伺わせ伝える手法も鮮やかな、素晴らしい架空歴史小説でした。
[気になる点]
いつかそのすべてが世に明かされますように。

それはあるいは王政の終焉と同時代になるのかもしれませんが、どうかエバレット嬢の事跡がその時代の動乱と悲惨を少しでも減じてくれますように。
[一言]
エバレット嬢の自死からこの場面に至るまでの、想像するだけで眩暈と吐き気すら感じるような複雑怪奇な舞台裏に、どうしようもなく心惹かれます。

この3部作に出会えた幸運と、書き上げてくださった龍槍 椀様に心より感謝を捧げます。
  • 投稿者: 白菜紙
  • 2023年 01月28日 09時23分
コメントありがとう御座いました。 感謝多謝です。

重く、辛いお話となりました。 でも、読んで頂けた事に嬉しさを覚えます。

過分な御言葉を頂けた事に、このお話を綴れた事を奇跡だとも感じてしまいました。

本当に、ありがとうございます。


龍槍 拝
  • 龍槍
  • 2023年 01月28日 20時48分
[一言]
3部作ありがとうございました。

国の前では、一個人の生き様はどれ程国に尽力しても消されてしまうという無情。
でもエバレットの矜持がこの国の未来を作ったということ、そしてこれからも作られていくこと。
ただ王家がこの教訓をいつまで持ち続ける事が出来るのかは、神のみぞ知る…ですね。
  • 投稿者: シロエ
  • 2023年 01月28日 09時17分
感想を戴き、誠にありがとうございます。 感謝多謝です。

エバレット嬢の悲劇を教訓に、この国を率いる者達が建国時の理念を忘れる事無く研鑽を積む事が、唯一の救いと成りましょうね、この連作。

悪い事が有りました。 事を成した悪い人は断罪されました。 

では無い、人が人として苦しみ悩み、策を巡らし、死すら利用しながら、のたうちながら、必死で生きて大多数の安寧を模索する。

重苦しい、お話でした。 ヒューマンドラマは、難しいです。

本当に、読んで頂いた事に感謝を。

龍槍 拝
  • 龍槍
  • 2023年 01月28日 20時46分
[一言]
諸外国まで賞賛されるエバレットの外交力を全て自分の手柄にしてホクホクしてたババアは何がしたかったんだろうね?
コメントありがとう御座いました。

貴重なご意見ありがとうございます。 

拙文を読んで頂いた事に感謝を。


龍槍
  • 龍槍
  • 2023年 01月28日 02時13分
[一言]
外交関係で必ずエバレット嬢の功績が知れるのに、功績を亡き者にしようとしても、他国からバカにされるだけだしな~。
王太子や公爵家嫡男が排斥されるのも、国益のためだわ。
はい、その通りです。

王太后陛下は、あの御前会議でその旨を国内の貴族に開示しました。 まだ王太子妃となっていないエバレットの栄誉は、王太后陛下の言葉によって護られました。

ご指摘の通り、隠しきれるものではありませんから。

認めるモノは認め、正当に遇する。 エバレット嬢が国葬とされたのには、その点を鑑みて、他国からの侮りを回避する為だったのかもしれません。 当然、哀悼の感情は有るでしょうが、言い方は悪いですが、何もかもを『利用』しなくては、国は立ち行きませんから。

正道に立ち戻ると、王太后陛下は宣いました。 

よって、切り捨てられたのが『愚か者達』でした。


これだけやっても、他国からの評価は上がらないでしょうが、下がる事も無かったかと。 

民にとっては、平穏で平和な世の中が一番尊いので、三部作の中で一番の勝ち組は、大多数の国民なのかもしれませんね。


コメントありがとう御座いました。

感謝多謝です。


龍槍 拝
  • 龍槍
  • 2023年 01月28日 02時06分
[良い点]
エバレット嬢の死の真相を隠すのが、一部・二部読んだだけだと理解はするけどモヤモヤ感があったんですが、この三部目読むとストンと落ちました。
三部作でこその完成度の高さを感じます。
[気になる点]
エバレット三部作、完成度高く、関連作書いても蛇足になるかなと理解しつつも、下記の他者視点の話も読んでみたいなと思います。
今現在、真実を知るものは三人だけだけど、他にも矜持を持つ貴族なら察してしまった人も当時いただろうし。そういった人たちの話も気になるな。

[一言]
ウルガスト公爵家、現女公爵たるエバレット嬢の妹ですが、自分の無知・人を見る目のなさなんかで、母と姉を死なせ・兄は叛逆者・父からは見捨てられ(自分たちが先に見捨てたけど)、そして5年の王太子妃教育(ものにはならなかったけど)で姉の凄さを少しは理解した後の、心情が気になりました。

具体的な描写は全くないですが、生き残れるくらいに悪人ではないようなので、理解した後の絶望は死よりも辛いかなと思います。
コメントありがとう御座いました。

感謝です。

義妹に関して言えば、作中で最も後悔している人物かと思われます。 彼女は幼少期には、前女公爵閣下に大切に育てられ、父親にもきちんと愛情を受けていたと思われます。

さらに、実の兄には溺愛され、国の最も尊いとされる第一王子からの寵愛を受ける人でした。 無自覚に『その愛』を受け入れてしまった為、作中で最も心を痛める人になってしまったのだろうと思います。

試練と云ってはなんですが、彼女にとってこれからの人生は、試練の連続になるのではないでしょうか。 見せつけられる、見たくない事実。 自分を慈しみ保護していた人々が離れ、自分一人になってしまった孤独。

何処までも、公開し続けなければならない現状。 

その一端を自分が担っていたと云う事実。

その上、公爵家の生存を掛けて生き抜かねばならぬ、『責任』の重圧。

誠に、可哀想な人になってしまいました。 


コメントありがとう御座いました。 三部作を呼んで頂い事に最大の感謝を!


龍槍 拝
  • 龍槍
  • 2023年 01月28日 02時00分
[一言]
ありがとうございました!

冒頭から涙なしには読めず!!
  • 投稿者: maesar7
  • 60歳~69歳 男性
  • 2023年 01月26日 18時20分
コメントありがとう御座いました。

感謝多謝です!!


拙作に、望外の言葉。 本当に嬉しいです! 


読んで頂いた事に、感謝を!


龍槍 拝
  • 龍槍
  • 2023年 01月28日 01時52分
[良い点]
エバレット嬢にとってのハッピーエンドでは無かったですが
「矜持ある人達」の覚悟、という一貫したテーマでの連作で読み応えありました。
3部作一気に読んでしまいました。
[気になる点]
能力よりも血筋を尊ぶ者達の箱庭で育った極め付けの愚か者達は現王への禅譲時に排除されたようですが、
エバレット嬢の真実が明らかになるのは、王族教育や礼法院での教育が正されて「貴族の矜持」が若い世代に浸透しなければ難しいでしょうね。
王太子アーレンハイトへの教育はまずまず成功しているようなので、そこは安心できる材料なのでしょうけれども。
[一言]
「とある王国の」シリーズも好きですが、
個人的にはこちらの方が好きかもしれません。
コメントありがとう御座いました。

いやぁ、まさか、大好きな『物語』を綴られた作者様より感想を戴くなんて思っても居ませんでした!

王宮には『アレ』が居る ( https://ncode.syosetu.com/n6335hb/ )

も、

ジャンク屋メグの紡ぎ歌 ( https://ncode.syosetu.com/n1525hf/ )

も、ブックマークして、読んでおりまして…… 特に、王宮には『アレ』が居る は、凄くお気に入りで何度も読み返しました。 いや、凄いんですよ。 色々と勉強させて頂きました。

本当に、まさかの想いです。

お名前を拝見して、何処かで見た名前だなと、マイページに飛んで、びっくりしました。 


>「とある王国の」シリーズも好きですが、個人的にはこちらの方が好きかもしれません。

とのお言葉に、勇気づけられました。 これからも精進していきたいと思います。 

感想を戴いた事、本当に有難く存じます! 感謝多謝です!!


龍槍 拝
  • 龍槍
  • 2023年 01月28日 01時51分
[良い点]
凄く良かった。3部で綺麗にまとまっていて良かった。
[気になる点]
愚か者たちの番外もあれば読みたいです。
第2王子は片棒しか出ていないのと、諸悪の根源である、
ウルガスト公爵はどれほど愚かだったが。
[一言]
難産だったと思いますが、すごくいい話をありがとうございます。願わくば、他の人にもこのシリーズを読んでもらいたいです。
コメントありがとう御座いました!

感謝多謝です。

難産と云うか、中の人のメンタルがかなりやられたと云うか…… 

最終話が綴れたのは、皆さんのコメントのお陰でもあります。 続きが、その後が、読みたいと、その言葉に背中を押されました。 本当に、どれだけありがたかったか。

ウルガスト公爵の『お話』は、いずれ、また、黒い神様が御光臨された時にでも(笑

影の薄い…… というか、本当にモブ以下の存在であった、第二王子もまた…… ですね。 少々、消化不良ですものね。


感想を戴き本当に有難く存じ上げます!


龍槍 拝
  • 龍槍
  • 2023年 01月28日 01時44分
[良い点]
何と完全にシリーズタグ付き、3作目アップですか。
  • 投稿者: 店長
  • 男性
  • 2023年 01月26日 08時45分
はい♪

願わくば、楽しんで頂ける事を。

コメントありがとう御座いました!


龍槍 拝
  • 龍槍
  • 2023年 01月28日 01時38分
[良い点]
 これでほぼ完結?でしょうか。
 作者様ならではの、登場人物たちに「覚悟」を問わせる作風が遺憾なく発揮されていてとても良かったです。
 正直立て直し出来ねんじゃね?というよりぐだぐだと崩壊して欲しいとまで思っていましたが、今回は心有る者達の努力が勝ったようですね。
 愚者達の末路に関しては当然なところですね。
 しかしやっぱりやらかそうとしていたかw
 しかも「国を売る」という統治側として最悪の行為。
 いや、本人達は力を借りるだけだから国体まで売り払ったつもりは無い、とか考えていそう。
 軍事力という権力の後楯を頼っておいて何を甘い事を、と思います。
 企みが成功しても失敗しても身の振り方は変わらないであろうと容易に想像出来ます。
 現国王と王妃は何とかギリギリダモクレスの剣の下に座る覚悟を持てた模様。
 そしてその子も。
[気になる点]
 ただ現在のこの国がどのような状況2あるかは記されて無いんですよねー良くて現状維持悪くてもジリ貧、くらいかな?
 大掃除できたから憂いは無くなったので実質プラスかも知れませんが。
[一言]
 何も知らぬは国民ですが、日々をあくせく働き今日明日の生きる糧を得ている者達にとって殿上人の裏側など知ってどうなる?というところでしょう。
 下手に全てが詳らかになって暴動や革命騒ぎになってもね。
 その後の国家運営を指揮出来る人材が市井や下位貴族に育っているような社会的背景が無さそうなので、普通に他国の介入からの長期間の戦争状態に陥っていたでしょう。
 私個人も一国民の立場なれば、「裏や内情なんてどうでもいいからせめて最低限俸給分は仕事しろ出来なきゃ辞めろ」と思いますのでね。
 
 ただそれでも、いつかはエバレットの置かれた状況が全て(王太子から粗雑に扱われその幼稚な企みの結果自死に至った所は必須)明らかにされて欲しい、彼女の生き様がいずれ歴史の流れに押し流されてしまわないように願うばかりです。
 これぞ龍槍節、ありがとうございました。
  • 投稿者: アレイ
  • 男性
  • 2023年 01月26日 07時02分
長文のコメント頂き、本当に有難く思います。 感謝多謝です。

本作を含む三部作とさせていただく事となります。 ええ、最終話です。

前作迄では、愚物やら阿呆やらしか出て来ませんでしたが、やはり、国として成り立っている訳ですから、易々とは崩壊しません。 建国の理念を受け継ぎ、民を慈しみ護っている者も、今の統治を支えている者もいる訳ですから。

中の人は思うのです。

全ては天秤の上に有るのだと。

悪い事、良い事は、あざなえる縄の如しなんだと。 人間万事塞翁が馬なんだと。

天秤が傾く時、反対側の天秤に錘が載せられ、均衡を取ろうとするのだろうと。

復讐モノは、結構好きなのですが、やりきれないのは、ちょっと重く感じてしまいますし、中の人が綴るには、筆力が足りません。 ひたすら、ひたすら、重いお話もあります。 それでもって、重厚な人間関係を綴り切って、ひたすら考えさせられる物語も。

精進します。

過分な御言葉を戴いて、本当に嬉しかったです。

本当に有難う御座いました。


龍槍 拝
  • 龍槍
  • 2023年 01月28日 01時37分
<< Back 1 2
↑ページトップへ