感想一覧

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[一言]
涙を流せるのは優しい心を持っているからだと傍目には思うのですが、この主人公は決してそうは考えていないのですね。
あとがきの言葉が本文とリンクしていて、読みながら色々と考えさせられました。
受け止めたからこそ溢れるものがある。
主人公の心の穴が(もしかしたら本人が感じているかも知れない欠落が)埋まればいいなと思いました。
日浦さん、ありがとうございました。
未来屋 環様

あとがきと本文のリンクについて考えていただき
ありがとうございます。

失ったと考えている語り手
失ったと思っているだけだと伝えている後書きの語り手

それぞれは交じり合うことのない時間と場所にいますが
唯一その交差を見ることのできる読み手の方々に
何かが伝わればいいな、と思っていたので
この部分を拾い、考えていただき、嬉しかったです。

感想ありがとうございました。
[一言]
 寄り添う心と余裕でしょうか。
  • 投稿者: 静夏夜
  • 2023年 02月05日 16時42分
静夏夜様

寄り添う心を失って
代わりに心の余裕を得た

ということでしょうか。
それは確かに有り得そうですね。

誰かのために使っていたリソースを
自分自身のことだけに使えばいいのなら。

そうして、余裕を得たら
また誰かの為に何かしたい、なんて考え始めて
また自分を追い詰める。

学習すればいいのに、なんて。

感想ありがとうございます。
[一言]
 身の内に留めておける量は変化するものでしょうから。たくさん受け入れられるときも、すぐに溢れてしまうときも、当然あるのだと思います。

 疑問を感じるうちはおそらく、本当に失くしてなんかないのかもしれない。
 でもそれに気付かないうちは多分、失くしたものだと思っていて。
 その間はきっと、失くしたことと同意なのかもしれないけれど。

 優しくないのだと言えるのは、優しさを知っているからだと思うのですけどね。
小池ともか様

許容量は増える一方で、
ただ身内に常に留まっていたり、
堆積した結果余裕がなかったり
そういうイメージでいましたが
許容量そのものが減るかもしれない
とは考えたことががなかったです。

ですが、年齢とともに
物理的にも精神的にも
感性は変化し、変化させられていくので
減ることもあるのかもしれない、と気付かされました。
ありがとうございます。

疑問を感じるうちは失くしていないかもしれない
というのは、そうかもしれません。
その感情自体を失ったなら
きっと、失ったことにすら気付かないのでしょうね

感想ありがとうございました。
[良い点]
 感情と乖離した涙。

 感情前のものが、あるのかも。
歌川 詩季様

なるほど、残り火のようなものでしょうか。
そういうこともあるかもしれないですね。

感想ありがとうございます
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