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[良い点]
ひゃあ、読んでしまった。
人が死ぬ系は苦手なのに。
誰かの死が別の誰かの希望になったり、希望の場所で思い通りの死に方ができるところに救いがあると思いました。
私も氷河期世代なので、救いのある死を書きたかったんです。
次の世代に私たちが残せるものって、何だろう。
[良い点]
自分自身が就職氷河期世代なので、主人公のやり切れなさが、ひしひしと伝わってきました。
生きるって大変ですよね……
  • 投稿者: はやはや
  • 40歳~49歳
  • 2023年 05月30日 07時44分
氷河期世代は常識の変化と経済の変化のはざまに巻き込まれ、ずどーんと奈落に落ち見えなくなったので、見なかったことにされています。
氷が溶けたら化石となって発掘されることでしょう。
[良い点]
興味深く拝見させて頂きました。
結局、人を生かすのは、人とお金なのかもしれませんね。
二人の違った結末が描かれており、考えさせられました。
安楽死のプラン設定も独創的で面白かったです。
お金があれば何とでもなりますね戦時中以外は。
お金に命はかけられないけれど、命を生かすのはお金という面は否定出来ないと思います。
[一言]
近いうちにこうなりそうですねーーー。カナダではやってましたしねー。
契約者マイナス1って財布拾い少女の父親のことだったんですね。てっきり馬車に乗られた方かと思いました。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2023年 02月22日 16時32分
管理
色んな解釈をしてみるのも楽しいと思います。
[良い点]
もしも安楽死が本格的にビジネスになるとこんな感じになるのかもしれませんね。
コンシェルジュからすると「一人が死に、一つの仕事を終えた」に過ぎないのでしょうが、
その中にも幾人の人間が交わるドラマがあるのだな、と感じることができました。
「死」がデザインされる日も近いかもしれないです。
本当は彼だって「生」をデザインしたかったのですが、悲しいかな時代がそれを許さなかったようです。
[良い点]
素晴らしいディストピア文学でした。
SF的でありながら現在の日常と地続きであると感じさせられるような絶妙な設定。コンシェルジュの台詞回しが本当に秀逸でリアル。中間にさらりと入る父親の自殺がフックになって作品全体のテーマである死をより多元的に捉える事が出来ました。
素敵な作品を本当にありがとうございました。
  • 投稿者: カモメ
  • 2023年 02月13日 23時46分
彼は知らず知らずのうちに、あの女の子を通して過去の自分を救って死にました。彼が思うより、彼の人生はいいものだったようなのです。
[良い点]
初めまして通りすがりの読専で御座います。
『安楽死の選び方』というドライな作品は何作も拝見しましたが、文体はドライなのに内容はどこか暖かいのが新鮮で御座いました。
[一言]
主人公が少女に未練無く渡した『十万円』』が契約数を一つ減らしたと分かる『最後のカウントの演出』が得にお見事かと。
  • 投稿者: waterwolf
  • 2023年 02月12日 23時14分
最後の最後は本当に迷いましたが、なるべく生死がぞんざいに扱われた方が光と影が際立つのではないかと思い、このようなラストになりました。
[良い点]
いいなー、俺もこうやって苦痛なく死にたい
  • 投稿者: 白灰熊
  • 2023年 02月12日 21時11分
実は私もこの主人公がちょっと羨ましかったりします。
水木しげる先生もとあるインタビューで「死場所を選べることは幸せなことかも知れませんよ」とおっしゃってましたし……
[一言]
ハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか……。

ありえそうな話。胸がギュッとなりました。
決してハッピーエンドではないし、決してバッドエンドでもない。
でも誰かを幸せにして死ぬというのは、誰しもが持つ欲のひとつではないでしょうか。
[良い点]
結子師匠の純文学、とても好きなのですが、この作品はその中でも非常に好みです。

淡々とした文体が、「死」という重たいテーマを絶妙に調整してくれていますね。昭和の香り漂う遊園地というのも、ペーソスを感じさせます。

近い将来、本当にこんな世の中が来るのかしらと、不安な気持ちになる作品でした。
  • 投稿者: 水上栞
  • 2023年 02月11日 12時52分
このお話は、実は「ひとりで旅館に宿泊しようとしたら断られた」というのを友人から聞いて思いついたのです。
「自殺を警戒してるからかな……」
「ん?もしも自殺専用ホテルがあったら……」
そんでこんな感じになりました。
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