感想一覧

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[良い点]
抉るような心理描写が好きです。
[一言]
全部同じ黒だけど、きっと「僕」にとっては、ひとつひとつ違う黒。
ひとつひとつ違う黒を塗り重ねて、本当に真っ黒になってしまった。
私はそういうふうに感じました。

「僕」は全ての終わりを求めてるのか、それとも繰り返される【きょう】を終わらせる方法を求めてるのか。前者だったら少し悲しいですね。
  • 投稿者: 西川 新
  • 2023年 02月24日 19時45分
西川新様

「いきかた」の二面性を読み取っていただきありがとうございます。
「黒」。
デジタルで塗ってしまえば、それはただ同じ黒が塗り重ねられるだけかもしれませんが、例えば鉛筆で、例えば色を混ぜて、黒を塗っていったなら、きっとどこまでも黒くなると思うのです。でも、どこまでいっても、まだ黒く、まだ黒くなる。終わりが見えない黒。
それがいいことか悪いことかは分からないですけど、
染まりきっていないことは、絶望なのか、救いなのか。

絶望の裏には希望がある
陰と陽は常に一つで
どちらでもありどちらでもない。

だから、西川様が捉えたものは
どちらも正しく、どちらかが正しいわけでは無い
と考えています。

細かく捉えていけば表と裏の2つだけでもなくて。

この言葉から2面を捉えられるその感受性の高さは流石です。

感想ありがとうございました。
[一言]
 一日、いろいろあって、塗りつぶされた気になっても。
 翌朝には、なにひとつ残ってないような徒労感?

 そうして、毎日がすぎる。
 からっぽの白と、塗りつぶしの黒の往復……?
歌川 詩季様

時系列を主軸に見ると
そのような解釈もあると思います。

在り様として見ると
また違って見えるかもしれません。

同じ切り口でも見る人の気持ちで変わるかもしれないですね。

私自身、どう捉えられるのか
想定しきれていないと思っています。

感想ありがとうございます。
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