感想一覧

ご感想、ありがとうございますっ！
この話は、僕も時代劇の舞台に出てたとき(ただの斬られ役でしたが)、他の俳優さんやスタッフさんの薀蓄を頂きながら書いたもので、考証とかはそれなりに凝った記憶があります♪　たとえば、吉宗の時代と田沼の時代でうなぎの値段がどーたらとか……(笑)

　もっともこの時代の石綿は本当は、まだハンカチ程度の大きさにしか作る技術がなかったようで、「防火法被を作った」というのはクライマックスを火事場での太刀ち回りにするためのフィクションでした。
　また、これを書いたあとで石綿の建材によるアスベスト被害が広く知られるようになりましたので、もしこれから上演される機会があるならセリフを書き換えなきゃならないところでもあります。(^^;

「短時間で着替える」については……チョイ役の役者さんの中には、ソデに引っ込むと1分以内に着替えてすぐ別の役を演じるということをやってた人もいまして(僕は六尺棒を取り縄と交換するだけの簡単な「着替え」でしたけど)。
そこそこ経験を積んだ役者さんでないと難しいだろうなとは思いますが、ここでは上着を変えるだけでも可能にしてありますし、書いたときに想定されてた役者さんたちはそれの可能な方々でした♪
(台本の完成直後に泰介役の方が別の舞台の清水次郎長役で当たり、僕の「舞台脚本デビュー」は流れてしまいました(笑))