感想一覧

[良い点]
文体としての詩情の表現と、内容としての詩情の表現。
作品内容から読み取れる詩の世界が、ぼくにとってのこの作品の最大の魅力でした。
きっと神様は、その宇宙でもっとも美しい「死」を象のために準備してくれたのだと思います。
人間の「生」と「死」よりも美しいものを「象」にあげるけれど、君たちは大丈夫かい?

はちみつレモンさま、感想ありがとうございます。

気に入っていただけて大変嬉しいです。確かに「死」が神様からのプレゼントだと考えると、面白いですね。ひょっとしたらこの宇宙では、人間よりも象の方が神様から気に入られているのかもしれません。
[一言]
他人事でも
自分事でも
どこかで命は始まって
どこかで命は終わっていく

その全てを他人事と考えてしまうことは薄情かもしれないけど
その全てを自分事と捉えてしまうことは傲慢かもしれない

全か一かではなく、出来ることだけでも

主人公が本当にそういう気持ちでいたかは分からないですが
見逃せない、心の内に積もり積もった澱みぐらいは
自分事として捉えて向き合っていきたい
そんな風に思いました。
日浦海里さま、感想ありがとうございます。

自分にできることは限られてますから、どこまで自分ごととして捉えるかというのは難しい問題ですよね。主人公はそこまで深く考えてはないのかもしれませんが、無意識のうちに積もっていたもやもやが、主人公に像の夢を見させたのかもしれません。
[一言]
 同じ人間のはずでも。
 地球の裏革や見知らぬ国、あるいは、国内でもあったこともない人間の不幸を、我々は、そう感じているのかもしれませんね。

 それに気づいても、行動を起こすかはそのひとしだい。

 みんながみんな、それに気づいて。そこへの行動に走ってしまっても、社会が維持できませんが(汗)
歌川 詩季さま、感想ありがとうございます。

動物だけではなく、同じ人間に対しても他人事に感じてしまいますよね。すべての不幸を真摯に受け止めてしまっていたら精神的にもたないからなのかもしれませんが、やはり人間はそういうふうにできてるんだと思っちゃいます。それでも、自分ができる範囲でも、何か行動を起こせるようになりたいですね。
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