感想一覧

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[一言]
うーん……。
正直申し上げれば、個人的にはこの物語を「恋愛もの」だと認めたくないです。もちろんジャンルを決めるのは作者さまですし、余計なお世話だと言われればそれまでなんですが。
確かにエリスにとっては悲恋かも知れません。ただアレンにしてもロベルトにしても彼女のことは愛しておらず、利用しようとしている(していた)だけなので。打算「だけ」で近付いてきたロベルトに騙されたまま絆されて彼を愛することになったとしても、それはエリスにとって「恋愛」とは言えないのではないかと思います。


登場人物の裏の本性が主題なわけですから、個人的にはジャンルはヒューマンドラマが適当かな、と思います。一度検討なさってみてはいかがでしょうか。



まあそれにしてもなんですな。男を見る目のないエリスはあまり良い女には見えませんし、部下たちに打算で群がられる父の将軍も、権謀術数渦巻く社交界の荒波に揉まれる公爵家当主とも思えない隙のある人物としか思えません。
ふたりともどこかの時点で陥れられ破滅する未来しか見えないのは私だけでしょうかね?
  • 投稿者: 杜野秋人
  • 男性
  • 2023年 04月05日 17時29分
杜野秋人様。感想ありがとうございます。

ジャンルに関してはご指摘のとおりヒューマンドラマと迷ったところはあります。主体としては恋に恋をしたエリスということで、恋愛にさせていただきました。
恋愛ジャンルにしているものの、恋愛をしていない問題に引っかかるだろうとも理解しております。
と言われてしまえば、白雲八鈴の作品全てがジャンル不適合になるでしょう。そこまで評価を受けるような作品ではないでしょうから、直に消え去ると思いますので、目を瞑っていただけたらと……(´;ω;`)

エリスは良い女という部類ではないでしょう。愚かで自分勝手であり、流した涙も己の不幸を嘆いているだけなのですから。
エリスの父親である将軍はアレンの愚行は認識していましたが、エリスの望みを叶えているものの、娘婿という存在が本当に重要なポジションにつけるかは、その個人の能力次第でしょう。

元々は決められた魔法具というお題で、魔法具という物を頼りたい人物像はどういう者かから入っています。ですので、心弱き者、強欲な者という人物像を取り入れているので、何れは何かしらの不具合が出てくることでしょう。
エリスもロベルトも変わることができれば、その未来も防げることだと思っております。

作品としては微妙という感じですよね(。ŏ﹏ŏ)お目汚し、失礼いたしました。
[良い点]
おーこわっ。
と思いつつ、結婚で、メリットデメリットの計算をするのはお互い様だよなぁ。
と、自分のパートナーとの事を考えさせられました。
[一言]
いいおうちに婿入りする立場に立てるチャンスがあるなら、平均的な思考の男性なら、打算がない方がおかしいのかも。

式をすっぽかす、娼婦と逃げるほどの事をする迷惑を撒き散らす勝手な自信のない男よりは、一生分からないまま、地位は娘あってのモノと、円満に大事にしてくれる余裕がある男の方がいいなぁ。
  • 投稿者: みずな117
  • 女性
  • 2023年 04月04日 23時12分
まるる様。活動報告へのコメントと感想をありがとうございます。

そうですね。結婚とは何かしらのメリット•デメリットが発生してきますよね。

ロベルトは軍の上層部に食い込む為にエリスを利用しようとし、エリスは失ってしまった恋をロベルトに求めるのでしょう。
ロベルトはそれを理解しているため、エリスには優しく接していますが腹の中はどす黒いです。
これもまた、一つの幸せの形なのでしょう。


「エリス嬢、私はアレンのように美しい貴女をおいて逝くことはありません」
「ロベルト様♡」
「貴女と共に生きることを許していただけますか?」
「それはずっと私の側にいてくださると?うれしいです。もちろん許しますわ」

ちょろいな……。

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