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[良い点]
伏線と伏線回収がコンパクトな作品の中に無駄なく、要領よくまとまっていてさすがだなと思いました。

個人的には、手帳に名前がないけど借用書がない、という方法の犯人指摘方法が、経験値が高いというか、いぶし銀で良いなと思ってしまいました。

死体消失というメインの謎も魅力的でした!
ありがとうございます。

もう少し短くしたかったのですが、殺人事件で、さらにフェアに手がかりを出すとなると、これくらいの量にはなってしまいますね。筆力にも左右されるのでしょうが……。

手帳と借用書の齟齬は、紙幅節約のため、手っ取り早く(警察にも)容疑者を特定させるための手段だったのですが、いぶし銀でしたか(笑)。警察もなかなかやりますね(笑)。

ボリュームの問題もですが、もっと煮詰めるべきアイデアだったかなと、作者としては少々不完全燃焼に終わったきらいがあります。

感想、ありがとうございました。
  • 庵字
  • 2023年 05月02日 19時27分
[良い点]
まったく無関係なはずの山越が、発泡酒を買いにコンビニへ行くシーンから始まる冒頭に、まず興味を惹かれました。夜桜の風流な雰囲気の中での死体発見、一段と不気味さ増し増しています。

目撃したはずの、消えた死体。再び現れた死体。怪奇現象のような本格ミステリーですのね。
[一言]
彼方が立てば此方が立たずで、皆田が久津森殺害の犯人であれば、対応したニセ久津森は誰なのか。前者にアリバイ無い=後者にアリバイ有り、二役同時にできない以上、皆田に共犯者がいるとしか思えない。ノックス十戒から犯人は序盤で登場していなければいけないので、容疑者は大家、山越、皆田……しかいないと悩める問題に混乱してました。
①一度死んだ遺体が生き返って警官に対応し、再び死んだ。そうすれば消えた死体の謎に、皆田のアリバイの謎、すべてが氷解しますの❕
②叙述トリックが使われていたら、山越犯人説も有り(¬_¬;)

真相は、剛田さんに会ったところから意外な方向に進みましたのね。あの人物が結果的に皆田のアリバイを作ってあげていた❕ 山越だけが三十代で、被害者を含む残りの彼らの年代が近いのも、ヒントだったのでしょう。

スシローを彷彿する保志枝さんの問題定義意見も良かったですね。
大家としては家賃を下げなきゃいけない、買い手が付かない事故物件は良い迷惑なので、同情・共感はできると思いました。

東京の警官の殺伐対応から、いかに新潟ホームが恵まれた環境だったか感じました。丸姉、論ちゃん、安さんとか恋しくなります。久々に理真・由宇に会えて堪能しました。

改めて素晴らしい挿し絵です。髪の毛長いのね、理真の黒髪ロングのストレート、可愛すぎます(T_T*)
ありがとうございます。

互いに関与しない事後従犯というのは、私がよく使う手で、ちょっと乱用しているきらいがありますので、しばらく封印しようかなと思っています。

①は地味にありですね。刺殺だと難しいですが、頭を殴られたのであれば、意識を取り戻したあと、前後の記憶をなくしたまま来客に応対して、その後、脳内出血で死亡する、という事象はありえると思います。こっちのほうがよかったかもしれません(笑)。

私は作中にあまり時事ネタは入れないのですが、今回は、賃貸物件に関しての取り決めが何年前に発表された、と具体的な時期を明記していますので、それならありかなと思って入れてみました。

次回は、理真に久しぶりにホーム新潟で事件に挑んでもらう予定です。アウェイ連戦でしたので、本人も腕が鳴っていると思います(笑)。

なおきひろさんに描いていただいたイラストは、毎回載せようかなと思っています。かわいいですよね。

感想、ありがとうございました。
  • 庵字
  • 2023年 04月19日 21時10分
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