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[良い点]
夢中になって拝読いたしました。
「ダンジョンおくりびと」というタイトルのインパクトに加えて、一話目のRPGのお決まりのセリフ(実際にゲームをプレイして見聞きしたのではなく、「そういうもの」として聞いたことがあるだけですが)から始まって、おお、これはRPGっぽい世界観の中で、鋭い視点からのヒューマンドラマが描かれるんだろうなあ~とワクワクしました。
文字を追いながら、CMで聞いたドラ〇エの曲が頭の中に浮かぶかんじで。

そうしたら今度は、二話目で、ゲームとはまた異なる雰囲気の、なんといったらいいのでしょう。
昔ながらの重厚な本格ファンタジー、そのロマンが漂っていて。
景色ががらっと変わったことに、ものすごく引き込まれました。

「とある青年」の苦悩、トラウマ、師匠との別れなど、抱える問題はとてつもなく深刻である一方で、彼が日々をやり過ごすとき、そこへ彼が心を傾ける比重がとても軽いというか。
うまく言えないのですが、ガラス越しにものごとを見ているかんじが、ずっとあって、まあ、トラウマあったらそうなるよね、なんて思っていました。
それが35話にて、師匠からのアドバイスが明かされ、そういうことが……と、ぐっと胸にせまるものがありました。

街中で出会った優しい騎士と、一番最初に出会った遺体、杭についてや、青年と少女のそもそもの出会いなどなど、たくさん散りばめられた伏線がきれいに回収されて、真実がつまびらかになっていく様子も、ものすごくおもしろかったです!

他人に興味なさげにふるまっていた青年が、閉じた心をすこしずつ開いていく様子、少女や、またその他仲間との絆をきずいていく様子も、とても素敵でした。
ちょっと空気読めないっぽい少女の、不思議ちゃんなかんじだったり、不眠症や鎌鼬といったキャラクターもすごく濃く、生き生きとしていて、青年が彼らに内心つっこんだりするやりとりも、めちゃくちゃおもしろかったです。

そしてヒリムヒルさんと、それからはとくに神父さんは、印象ががらっと変わりました。
魔族と通じてるなんていうから、てっきりラスボスは神父なのかと……うたがってごめんなさい。
ヒリムヒルさんは登場時、小物っぽいやつだな、正義感とかはアレだよね、とは思ったものの、それほどの悪人ではないんじゃ……なんて思ったりもしたので、憎めないキャラとして舞い戻ってきたこと、とっても嬉しかったです。

師匠からのあたたかな愛情には、本当に感動しました。
おのれの出自を否定することなく、自分を認めて、まっすぐに物事に向き合って生きようとする、青年の雄姿にも胸を打たれて。

すがすがしいラストに、読み終えて胸いっぱいです。
そしてもしかしたら、また彼らに会えるかもしれない、という雰囲気もあって、そういった明るい希望にも幸せな心地になりました。
いつかまた、彼らのお話が読めたらいいな……。
[一言]
思ったことをまとまりなく、ひたすら、だだだだ~っと書きなぐった感想で、きっと読みにくいかと思います……すみません。
とってもとってもおもしろかったです!
素敵な物語をありがとうございました。
  • 投稿者: 空原海
  • 2024年 08月27日 16時24分
[良い点]
主人公の設定(職業)に衝撃を受けました。着眼点が凄いです。今後、コンピュータRPGで遊ぶ機会があれば、間違い無く本作が心に浮かぶと思います。
シビアな世界観と命懸けの主人公の姿に、まるで葬儀屋の現場にお邪魔しているかのような気持ちで読み入ってしまいました。物語とはいえ、ご遺体を扱う内容でもあるのでシリアス色が強い所も好印象です。
どことなく重く静かな雰囲気がある中、少女の天真爛漫さがスパイスになっていて良いですね。「36 まだ名前を聞いていない」も感動的でした。
登場する冒険者達がほぼ全員ガラが悪く『 冒険者 』=“汚れ仕事”と言う、他ではあまり見かけない冒険者像も新鮮で面白かったです。
それでは引き続き、コンテストをお楽しみください。
[良い点]
遺体を回収する専門の業者 「葬儀屋」に対して「死んだ仲間を救えるのは、あいつらだけなのさ」という言葉になるほど、と思いました。
確かに死んだ後の心配を取り除いてくれる大事な職業ですね。
おぞましい死体かつぎに遭遇して追われるところもそうですが、仲間割れが起こり、冒険者同士の殺し合いが始まりそうな状況も怖くて、はらはらしました。
さらにはゾンビの群れとか、もうぎりぎりの戦いの連続にどきどきしました。
そんな中で、鈴の音に師匠の死が重なり、どうなるかと思いましたが、復活してすごく安堵しました。
青年の師匠も温かい人に感じます。
杭を打つと魔物の命であっても「アナタの命、確かにお預かりしました」と青年がどんな命でも尊重しているように言うのは師匠の影響かなと。
勇者の力を一番恐れていたのは青年自身だろうなと思いましたが、少女が救いになってよかったです。ただ読んでいるほうも、名前が知りたいと思いながら読み進めていたので、彼女に共感しましたけれど。
それにしても、少女とのつながりは随分前からあったのですね。
少女の存在が自分と向き合うきっかけとなって、青年のこれからの未来に明るいものが感じられました。
楽しく読ませていただきました!
感想ありがとうございます!
連載に頂けると大変うれしいです(*´ω`*)

本作は、ダンジョンの中で死亡した冒険者がどうなるか、という疑問から生まれた物語です。
ダンジョンの中で死亡した冒険者の遺体がどのように扱われているのか言及している作品は少ないので、遺体を持ち帰る職業を営む人物を主人公にしてストーリーを組みました。

アルプスなどで、遭難した登山者の遺体を持ち帰ることが、いかに大変かという話を耳にしたことがあるので、ダンジョンでも同じくらい大変なんだろうなぁ~って思いながら本作を執筆しました。

物語の中でその過酷さを表現したかったので、頂いた感想を拝見して狙い通りに書けたなと実感でき、とても嬉しいです。

名前を最後まで明かさないのは正解でしたね笑
名前を知りたいというリリアの気持ちに共感してもらえてとても嬉しいです。

ラストは明るく書きたかったので、明るい未来を感じ取ってもらえて嬉しいです。

お読みくださりありがとうございました!
[良い点]
 老人との出逢いの回想シーン。

 静かなセピアの思い出の風景の中。
 語られる青年の出自と老人の言葉。
 とても印象に残りました。
[一言]
 >漆黒の闇のように黒く染まっている

 これは、やはりアレで染まっているのでしょうか……。
回想シーンですが、あまり入れすぎると冗長になってしまい、入れなかったら主人公の肉付けが足りなかったりと、結構悩むポイントでもありました。
どこにどれだけ入れるかはかなり悩んでて、順番を入れ替えてり、挿入個所を変えたりと、かなり苦労しましたね(^-^;

特に力を入れたシーンなので、感想でそう言っていただけてとても嬉しいです。

杭の色については……おいおいと。
大方予想通りだと思います。

お読みくださりありがとうございました!
[良い点]
 まずは完結お疲れさまでした! とっっっても面白くて印象に残る作品でした。


 何か面白かったかって?

○地味で他人に色眼鏡で見られる職業でも世の中に必要とされていること!

○そんな主人公にも世間では変わり者と言われていそうな人たちが集まってくる主人公の魅力!(文才がないから文章化できない)

○一見不可能そうな困難に踏み込んでいく主人公の葬儀屋としての矜恃!

○生還不可能と思える状況でも諦めない主人公!

○秘められた勇者の力を解放するかどうか逡巡する心理描写。(私は心理描写大好きです)

○撃破不可能と思えた敵を仕留めるまでのプロセスと結果。

○王太子の企みを暴くが、彼との決着は後に持ち越すところ。

○リリア。天然。文章だけでかわいい。主人公が世界を傾けかねない力を使っても 「うわー、すごーい」 で済ませそうなところ。

○不眠症と鎌鼬が旅についてくるところ。胸熱でした。

○孤独でいようと思っていた(だろう)主人公の周りに不眠症、鎌鼬、リリア、神父、ヒリムヒルほかいろんな人が心配りをしてくれていたところ。

○大団円で最も心に刺さったセリフがまさかのヒリムヒル。
「栄光の未来へ向けて出発だぁ!」
このセリフを読んで、何年ぶりか分かりませんが胸の中に熱いものが溢れてほとばしりそうになったこと。
[一言]
 聴覚が鈍くなるほどに物語の世界にのめり込んだのはいつ以来のことだったろうか。 それほどに魅力ある物語でした。

 スジも良ければテンポも良い。登場人物みんなキャラが立っている。

 素晴らしい時間をありがとうございました!
  • 投稿者: かめしん
  • 40歳~49歳 男性
  • 2023年 05月12日 18時31分
はわわわわ……( ;∀;)
沢山嬉しい言葉を送って下さり、ありがとうございます。
感謝の言葉もございません。

物語の良かったところを丁寧にひとつづつ書いて下さり、作者としてとても幸せです。
本当にありがとうございました。

この物語はキャラクターやその関係性について、なんども練り直した作品でした。
キャラクターの個性を認めて下さり、この物語を書いてよかったと心の底から思えました。

本当にありがとうございます。

また、面白いと思っていただけるような物語を作れるよう、これからも執筆活動を頑張りたいと思います!

最後までお付き合いいただきありがとうございました!
お読みくださりありがとうございました!
[良い点]
完結おめでとうございます!
クイムの名前が明かされてからの展開が本当に胸熱で…!
リリアちゃんの性格も大好きです!
二人とも末長くお幸せに( *´艸`)
素敵なお話を読ませていただきありがとうございました!
  • 投稿者: 退会済み
  • 2023年 05月09日 13時55分
管理
最後まで読んでくれてありがとおおおおおおおお!

クイムの名前を明かすまでに、実はかなりの時間が費やされています笑
なかなかここまでたどり着けなかったのと、名前を考えるのが大変でそこからさらに1ッか月ほど……(^-^;

二人には幸せになって欲しいとたらこも思います!

最後までお付き合いいただきありがとうございました!
お読みくださり感謝、感謝なのです。
[良い点]
完結お疲れ様です。
遺体の回収という「誰かがやらなくてはならない」「しかし忌避される」仕事に従事する主人公の物語、楽しませて頂きました。
主人公の青年が周囲から時には好奇や嫌悪の目で見られつつも、黙々と仕事をこなしていく様子は非常に好感が持てました。
王太子の事件が起こってからは事態も動き出し、そこからのめり込むように読むことができました。
どことなく哀愁が漂うという印象だった主人公ですが、最後には少女リリアを始め頼もしい仲間を手に入れることができ、嬉しいです。
ぜひとも幸せを掴んで欲しいですね。
ところどころ回想という形で登場し、葬儀屋の心得を説く師匠は、非常にいいキャラをしていました。
[気になる点]
演出だというのは分かってはいても、青年の名がなかなか明かされないのでやきもきする面もありました。
しかし、溜めた分だけあってクライマックスで名前を明かすシーンの感動は格別でした。
[一言]
ヒリムヒルのキャラが癖になり、途中からお気に入りになっていました(笑)
魔法を放った時は「お前やるじゃねえか!」という気分になっていました。
ねぎらいのお言葉感謝です(*´ω`*)

本作は死体を運ぶということで、人々から忌避される仕事に従事する一人の青年のお話でした。
彼のような人が、実は世の中を支えているんだなぁと、この作品を書き終えてしみじみと思います。
彼が仲間を手にして嬉しいと言っていただけて、物語をキャラクターと共に歩んでいただけたのだなぁと、嬉しさがこみあげています。

師匠はたらこも気に入っているキャラクターです。
この物語の要と言っていいかもしれません。

名前が明かされないのはね……(^-^;
実はたらこも書きながらやきもきしました笑

ヒリムヒルいいですよねぇ。
こういう憎めないキャラってどうしても入れたくなっちゃうんですよねぇ。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
お読みくださりありがとうございましたらこ!
[一言]
長編完結おつかれさまです。連休最終日、絶対読もうと思っていたので、朝一気読みさせて頂きました(´ω`*)
セト……続編があるのかな? と思っていた私は、こちらの感想欄でようやく伏線に気付き、第2話を読み返しにいきました(すみません)
きちんとこの時からふたりの繋がりが示唆されていたのですね! 長編でこうやって初期の内容が回収されると気持ち良いです。
ファンタジーものそこまで多く読まないのですが、少しミステリーっぽい要素もあり、とても楽しく読ませて頂きました。
最初出てきた時は少しヘイト要素があるキャラクター達が、ラストに向かうにつれて憎めなくなっていくところがすごいなぁと思います。
無事正式パーティーとなったクイム一行に幸が訪れますように。
たらこさん、素敵な作品をありがとうございました。
わあああ!
連休最終日の一気読みありがとうございます!

セトさんの伏線は二人のつながりを示唆するのにとても大切で、そこを評価してもらえるととても嬉しいのです。
本当にありがとうございます(´艸`*)

キャラクターたちの印象が少しずつ変わっていく物語でもありました。
特に不眠症や鎌鼬、ヒリムヒルの三人はかなり気を使って書いたので、憎めなくなっていくと言ってもらえて感無量ですね!

一行に幸福が訪れるよう、たらこも願っています。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
お読みくださりありがとうございましたらこ!
[良い点]
完結おめでとうございます!
10万文字という大作ですが、最後まで一気に読んでしまいました。
ダンジョンの地獄っぷりやバトルの緊迫感、そして主人公の過去とそれに対する葛藤。どれも私好みで良かったです♪
[気になる点]
最終話、「セト」って……?と首をひねって思わず最初から読み返してしまいましたw 2話の時点で伏線が仕込まれていたのですね!(読み込みが足らず申し訳ありません)
[一言]
面白い物語をありがとうございました!
  • 投稿者: kayako
  • 2023年 05月07日 01時11分
一気読みありがとうございます!

自分の好みをこれでもかとぶち込んだ作品だったので、楽しんでいただけてとても嬉しいです(*´ω`*)

二話の伏線は最初と最後で対応しているので、読んでても気づかない方が多いと思いますよ(^-^;
むしろ読み返して確認までしていただけて頂けてとても嬉しいのです(にっこり

読んでもらえた方から面白いと言っていただけることが一番うれしいですね♪

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
お読みいただきありがとうございましたらこ!
[良い点]
完結お疲れ様でございました。('◇')ゞ
全体的に綺麗にまとまっていて、完成度の高いお話だと感じました。脱稿まで半年ほどかかったとのこと、その半年間で細かいところまで練りに練った、すごく力を入れた作品だということが伝わってくるようです。
序盤で何気なく紹介された寝不足さんの秘密の部屋が、後になって活きてくる部分とか、なろうテンプレの無い硬派なハイファンタジーかと思いきや、途中で「近年ではダンジョン深層でのパーティー追放が問題」といった小話を入れてくるところとか、こういう要素ほど時間をかけて構想しないと、物語の中に差し込むことができないというイメージがあります。なので、たらこさん相当頑張ったんだろうなぁと。
登場人物も敵味方共にみな個性的で、誰が最推しかと聞かれても甲乙つけがたいくらいですが、強いて挙げるならリリアさんでしょうか。
途中まで少し鬱蒼としていたストーリーに、リリアさん登場で一気に彩りが出てきて、この彩りをもっと見たい、つまり続き読みたいと思いました。やはり純情天然ヒロインさんは王道ファンタジーにて最強……。
あと、自著で多数の怪物を書いてきた身としては、死体かつぎの設定も好物でした。アンデッドを背負って武装として利用……なるほどその手があったか。
死体をかつぐという点が主人公と共通する敵というのも良い味出してると感じました。
「おくりびと」というタイトルも、死者を迎えて送り届ける主人公、ダンジョンで生計を立てて人生を送る人々、敵をあの世へ送る主人公、色々な解釈ができる素敵な題名でした。

「たらこさんは感想を貰うのが好き」とどこかで聞いた気がしたので、色々詰め込んでみました。
わぁぁぁ……!
沢山嬉しい感想をありがとうございます!
嬉しくて何度も読み返しました。

この物語を構想した時に、大まかな流れを決め手から書き始めたので、秘密の部屋にリリアを避難させる展開は最初から決まっていました。
後々に必要になる物を序盤で伏線として登場させておくのは、結構やるパターンなんですよ。

逆に、各キャラクターの役割なんかは後から変更したので、めっちゃ苦労しましたね。
裏切りも、替え玉も、実は書き始めた当初は予定になかったもので(;´∀`)

>純情天然ヒロインさんは王道ファンタジーにて最強
ほんこれ。
主人公が鬱屈と悩んでいたら、天然系のヒロインをぶち込んで無理やり明るくしたくなります笑
このお話の中でボケを担当していたのはリリア一人だった(ヒリムヒルもかな?)ので、貴重なムードメーカーになってくれました。
彼女がいなかったら物語の雰囲気がかなり変わったと思います。

死体かつぎの設定を気に入っていただけてとても嬉しいです。
オリジナルモンスターを作る楽しさと言ったらありませんね!
葬儀屋との共通点も狙っていた部分なので、そこを拾っていただけてとても嬉しいです。

タイトルは最初に仮題としてつけた物をそのまま使いました。
流行の短めのタイトルに乗っかってみたのです笑

感想貰うの大好きなので、とっても嬉しかったです!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

お読みいただきありがとうございましたらこ!
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