エピソード53の感想一覧

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[良い点]
夢中になって拝読いたしました。
「ダンジョンおくりびと」というタイトルのインパクトに加えて、一話目のRPGのお決まりのセリフ(実際にゲームをプレイして見聞きしたのではなく、「そういうもの」として聞いたことがあるだけですが)から始まって、おお、これはRPGっぽい世界観の中で、鋭い視点からのヒューマンドラマが描かれるんだろうなあ~とワクワクしました。
文字を追いながら、CMで聞いたドラ〇エの曲が頭の中に浮かぶかんじで。

そうしたら今度は、二話目で、ゲームとはまた異なる雰囲気の、なんといったらいいのでしょう。
昔ながらの重厚な本格ファンタジー、そのロマンが漂っていて。
景色ががらっと変わったことに、ものすごく引き込まれました。

「とある青年」の苦悩、トラウマ、師匠との別れなど、抱える問題はとてつもなく深刻である一方で、彼が日々をやり過ごすとき、そこへ彼が心を傾ける比重がとても軽いというか。
うまく言えないのですが、ガラス越しにものごとを見ているかんじが、ずっとあって、まあ、トラウマあったらそうなるよね、なんて思っていました。
それが35話にて、師匠からのアドバイスが明かされ、そういうことが……と、ぐっと胸にせまるものがありました。

街中で出会った優しい騎士と、一番最初に出会った遺体、杭についてや、青年と少女のそもそもの出会いなどなど、たくさん散りばめられた伏線がきれいに回収されて、真実がつまびらかになっていく様子も、ものすごくおもしろかったです!

他人に興味なさげにふるまっていた青年が、閉じた心をすこしずつ開いていく様子、少女や、またその他仲間との絆をきずいていく様子も、とても素敵でした。
ちょっと空気読めないっぽい少女の、不思議ちゃんなかんじだったり、不眠症や鎌鼬といったキャラクターもすごく濃く、生き生きとしていて、青年が彼らに内心つっこんだりするやりとりも、めちゃくちゃおもしろかったです。

そしてヒリムヒルさんと、それからはとくに神父さんは、印象ががらっと変わりました。
魔族と通じてるなんていうから、てっきりラスボスは神父なのかと……うたがってごめんなさい。
ヒリムヒルさんは登場時、小物っぽいやつだな、正義感とかはアレだよね、とは思ったものの、それほどの悪人ではないんじゃ……なんて思ったりもしたので、憎めないキャラとして舞い戻ってきたこと、とっても嬉しかったです。

師匠からのあたたかな愛情には、本当に感動しました。
おのれの出自を否定することなく、自分を認めて、まっすぐに物事に向き合って生きようとする、青年の雄姿にも胸を打たれて。

すがすがしいラストに、読み終えて胸いっぱいです。
そしてもしかしたら、また彼らに会えるかもしれない、という雰囲気もあって、そういった明るい希望にも幸せな心地になりました。
いつかまた、彼らのお話が読めたらいいな……。
[一言]
思ったことをまとまりなく、ひたすら、だだだだ~っと書きなぐった感想で、きっと読みにくいかと思います……すみません。
とってもとってもおもしろかったです!
素敵な物語をありがとうございました。
  • 投稿者: 空原海
  • 2024年 08月27日 16時24分
[良い点]
遺体を回収する専門の業者 「葬儀屋」に対して「死んだ仲間を救えるのは、あいつらだけなのさ」という言葉になるほど、と思いました。
確かに死んだ後の心配を取り除いてくれる大事な職業ですね。
おぞましい死体かつぎに遭遇して追われるところもそうですが、仲間割れが起こり、冒険者同士の殺し合いが始まりそうな状況も怖くて、はらはらしました。
さらにはゾンビの群れとか、もうぎりぎりの戦いの連続にどきどきしました。
そんな中で、鈴の音に師匠の死が重なり、どうなるかと思いましたが、復活してすごく安堵しました。
青年の師匠も温かい人に感じます。
杭を打つと魔物の命であっても「アナタの命、確かにお預かりしました」と青年がどんな命でも尊重しているように言うのは師匠の影響かなと。
勇者の力を一番恐れていたのは青年自身だろうなと思いましたが、少女が救いになってよかったです。ただ読んでいるほうも、名前が知りたいと思いながら読み進めていたので、彼女に共感しましたけれど。
それにしても、少女とのつながりは随分前からあったのですね。
少女の存在が自分と向き合うきっかけとなって、青年のこれからの未来に明るいものが感じられました。
楽しく読ませていただきました!
感想ありがとうございます!
連載に頂けると大変うれしいです(*´ω`*)

本作は、ダンジョンの中で死亡した冒険者がどうなるか、という疑問から生まれた物語です。
ダンジョンの中で死亡した冒険者の遺体がどのように扱われているのか言及している作品は少ないので、遺体を持ち帰る職業を営む人物を主人公にしてストーリーを組みました。

アルプスなどで、遭難した登山者の遺体を持ち帰ることが、いかに大変かという話を耳にしたことがあるので、ダンジョンでも同じくらい大変なんだろうなぁ~って思いながら本作を執筆しました。

物語の中でその過酷さを表現したかったので、頂いた感想を拝見して狙い通りに書けたなと実感でき、とても嬉しいです。

名前を最後まで明かさないのは正解でしたね笑
名前を知りたいというリリアの気持ちに共感してもらえてとても嬉しいです。

ラストは明るく書きたかったので、明るい未来を感じ取ってもらえて嬉しいです。

お読みくださりありがとうございました!
[良い点]
完結おめでとうございます!
クイムの名前が明かされてからの展開が本当に胸熱で…!
リリアちゃんの性格も大好きです!
二人とも末長くお幸せに( *´艸`)
素敵なお話を読ませていただきありがとうございました!
  • 投稿者: 退会済み
  • 2023年 05月09日 13時55分
管理
最後まで読んでくれてありがとおおおおおおおお!

クイムの名前を明かすまでに、実はかなりの時間が費やされています笑
なかなかここまでたどり着けなかったのと、名前を考えるのが大変でそこからさらに1ッか月ほど……(^-^;

二人には幸せになって欲しいとたらこも思います!

最後までお付き合いいただきありがとうございました!
お読みくださり感謝、感謝なのです。
[良い点]
完結お疲れ様です。
遺体の回収という「誰かがやらなくてはならない」「しかし忌避される」仕事に従事する主人公の物語、楽しませて頂きました。
主人公の青年が周囲から時には好奇や嫌悪の目で見られつつも、黙々と仕事をこなしていく様子は非常に好感が持てました。
王太子の事件が起こってからは事態も動き出し、そこからのめり込むように読むことができました。
どことなく哀愁が漂うという印象だった主人公ですが、最後には少女リリアを始め頼もしい仲間を手に入れることができ、嬉しいです。
ぜひとも幸せを掴んで欲しいですね。
ところどころ回想という形で登場し、葬儀屋の心得を説く師匠は、非常にいいキャラをしていました。
[気になる点]
演出だというのは分かってはいても、青年の名がなかなか明かされないのでやきもきする面もありました。
しかし、溜めた分だけあってクライマックスで名前を明かすシーンの感動は格別でした。
[一言]
ヒリムヒルのキャラが癖になり、途中からお気に入りになっていました(笑)
魔法を放った時は「お前やるじゃねえか!」という気分になっていました。
ねぎらいのお言葉感謝です(*´ω`*)

本作は死体を運ぶということで、人々から忌避される仕事に従事する一人の青年のお話でした。
彼のような人が、実は世の中を支えているんだなぁと、この作品を書き終えてしみじみと思います。
彼が仲間を手にして嬉しいと言っていただけて、物語をキャラクターと共に歩んでいただけたのだなぁと、嬉しさがこみあげています。

師匠はたらこも気に入っているキャラクターです。
この物語の要と言っていいかもしれません。

名前が明かされないのはね……(^-^;
実はたらこも書きながらやきもきしました笑

ヒリムヒルいいですよねぇ。
こういう憎めないキャラってどうしても入れたくなっちゃうんですよねぇ。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
お読みくださりありがとうございましたらこ!
[一言]
長編完結おつかれさまです。連休最終日、絶対読もうと思っていたので、朝一気読みさせて頂きました(´ω`*)
セト……続編があるのかな? と思っていた私は、こちらの感想欄でようやく伏線に気付き、第2話を読み返しにいきました(すみません)
きちんとこの時からふたりの繋がりが示唆されていたのですね! 長編でこうやって初期の内容が回収されると気持ち良いです。
ファンタジーものそこまで多く読まないのですが、少しミステリーっぽい要素もあり、とても楽しく読ませて頂きました。
最初出てきた時は少しヘイト要素があるキャラクター達が、ラストに向かうにつれて憎めなくなっていくところがすごいなぁと思います。
無事正式パーティーとなったクイム一行に幸が訪れますように。
たらこさん、素敵な作品をありがとうございました。
わあああ!
連休最終日の一気読みありがとうございます!

セトさんの伏線は二人のつながりを示唆するのにとても大切で、そこを評価してもらえるととても嬉しいのです。
本当にありがとうございます(´艸`*)

キャラクターたちの印象が少しずつ変わっていく物語でもありました。
特に不眠症や鎌鼬、ヒリムヒルの三人はかなり気を使って書いたので、憎めなくなっていくと言ってもらえて感無量ですね!

一行に幸福が訪れるよう、たらこも願っています。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
お読みくださりありがとうございましたらこ!
[良い点]
完結おめでとうございます!
10万文字という大作ですが、最後まで一気に読んでしまいました。
ダンジョンの地獄っぷりやバトルの緊迫感、そして主人公の過去とそれに対する葛藤。どれも私好みで良かったです♪
[気になる点]
最終話、「セト」って……?と首をひねって思わず最初から読み返してしまいましたw 2話の時点で伏線が仕込まれていたのですね!(読み込みが足らず申し訳ありません)
[一言]
面白い物語をありがとうございました!
  • 投稿者: kayako
  • 2023年 05月07日 01時11分
一気読みありがとうございます!

自分の好みをこれでもかとぶち込んだ作品だったので、楽しんでいただけてとても嬉しいです(*´ω`*)

二話の伏線は最初と最後で対応しているので、読んでても気づかない方が多いと思いますよ(^-^;
むしろ読み返して確認までしていただけて頂けてとても嬉しいのです(にっこり

読んでもらえた方から面白いと言っていただけることが一番うれしいですね♪

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
お読みいただきありがとうございましたらこ!
[良い点]
完結お疲れ様でございました。('◇')ゞ
全体的に綺麗にまとまっていて、完成度の高いお話だと感じました。脱稿まで半年ほどかかったとのこと、その半年間で細かいところまで練りに練った、すごく力を入れた作品だということが伝わってくるようです。
序盤で何気なく紹介された寝不足さんの秘密の部屋が、後になって活きてくる部分とか、なろうテンプレの無い硬派なハイファンタジーかと思いきや、途中で「近年ではダンジョン深層でのパーティー追放が問題」といった小話を入れてくるところとか、こういう要素ほど時間をかけて構想しないと、物語の中に差し込むことができないというイメージがあります。なので、たらこさん相当頑張ったんだろうなぁと。
登場人物も敵味方共にみな個性的で、誰が最推しかと聞かれても甲乙つけがたいくらいですが、強いて挙げるならリリアさんでしょうか。
途中まで少し鬱蒼としていたストーリーに、リリアさん登場で一気に彩りが出てきて、この彩りをもっと見たい、つまり続き読みたいと思いました。やはり純情天然ヒロインさんは王道ファンタジーにて最強……。
あと、自著で多数の怪物を書いてきた身としては、死体かつぎの設定も好物でした。アンデッドを背負って武装として利用……なるほどその手があったか。
死体をかつぐという点が主人公と共通する敵というのも良い味出してると感じました。
「おくりびと」というタイトルも、死者を迎えて送り届ける主人公、ダンジョンで生計を立てて人生を送る人々、敵をあの世へ送る主人公、色々な解釈ができる素敵な題名でした。

「たらこさんは感想を貰うのが好き」とどこかで聞いた気がしたので、色々詰め込んでみました。
わぁぁぁ……!
沢山嬉しい感想をありがとうございます!
嬉しくて何度も読み返しました。

この物語を構想した時に、大まかな流れを決め手から書き始めたので、秘密の部屋にリリアを避難させる展開は最初から決まっていました。
後々に必要になる物を序盤で伏線として登場させておくのは、結構やるパターンなんですよ。

逆に、各キャラクターの役割なんかは後から変更したので、めっちゃ苦労しましたね。
裏切りも、替え玉も、実は書き始めた当初は予定になかったもので(;´∀`)

>純情天然ヒロインさんは王道ファンタジーにて最強
ほんこれ。
主人公が鬱屈と悩んでいたら、天然系のヒロインをぶち込んで無理やり明るくしたくなります笑
このお話の中でボケを担当していたのはリリア一人だった(ヒリムヒルもかな?)ので、貴重なムードメーカーになってくれました。
彼女がいなかったら物語の雰囲気がかなり変わったと思います。

死体かつぎの設定を気に入っていただけてとても嬉しいです。
オリジナルモンスターを作る楽しさと言ったらありませんね!
葬儀屋との共通点も狙っていた部分なので、そこを拾っていただけてとても嬉しいです。

タイトルは最初に仮題としてつけた物をそのまま使いました。
流行の短めのタイトルに乗っかってみたのです笑

感想貰うの大好きなので、とっても嬉しかったです!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

お読みいただきありがとうございましたらこ!
[一言]
完結おめでとうございます!
気になって一気読みしてしまいましたww
冒険者以外の職業の人たち!
面白かったです!
確かに冒険者以外にも色んな職種ありそうですよね~。
遺体運ぶって確かに重要かも、と思いました!

子供のころに出逢っていて、知らずに再会、
さらに心を救われるとか素敵!
お師匠さんとの思い出も泣けました(´;ω;`)

最後らへんまで名前が出てこないのも面白いなーと、
感心ばかりでした~!
最後みんなが集まりわちゃわちゃ楽しい(≧∇≦)
その後の五人組の冒険がめちゃくちゃ気になります!
いずれ続きとか……w

素敵なお話ありがとうございました(*^^*)
  • 投稿者: きゆり
  • 2023年 05月06日 14時01分
一気読みありがとうございます!

冒険者のお話って多いですけど、その人たちを陰から支える他の職業の人たちってあまり注目されないよなぁって思って、このお話を書き始めました。
キャラクターたちを気に入って下さりありがとうございます。

名前はね……最後まで明かさないつもりだったんですけど、やっぱりちゃんと明かした方がスッキリするよなぁって思って後から考えました(^-^;
個人的には良い名前を付けられたなぁって思っています。

続きは……お話が思いついたら……(;´∀`)
今はまだ構想が煮詰まってないのですよん。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

お読みいただきありがとうございましたらこ!
[良い点]
完結おめでとうございます!!
とーっても楽しく読ませていただきました♪

RPゲームに思いを馳せて読み進めましたが、ガッツリなヒューマンドラマを堪能しました!
[気になる点]
このパーティーは、冒険者というかダンジョンを回って稼ぐ「ドサ回り者」ってことだよね!!

うんうん。(魔王は狙って来るかもだけど)専門職として裏で世界を支えるものたち。

そういう縁の下の力持ちのプロ根性と誇りが、とてもよく描かれてました♡
[一言]
地味な仕事でも、それは必要だから存在する!!

クイルたちのこれからも、コツコツとした日々の積み重ねで過ぎて行くのでしょう!!
そして、そういう人生も幸せなのです♪

まだまだ長い人生、大金持ちを夢見て、コツコツ頑張ってほしいです。
ダンジョンごとにシリーズ化できそうですねー。続編も是非!!

  • 投稿者: 日置 槐
  • 2023年 05月06日 01時22分
>ドサ回り者

まさにそんな感じのお話になると思います。
ダンジョンを攻略するよりも、サブのお仕事がメインのお話になるのかなぁと。
なのでお話の展開を考えるのがなかなか難しいです( ̄▽ ̄;)

コツコツ地道にお金を稼いでいって、やがては億万長者に……なんて夢見ながら、結局はダンジョンに潜ってばっかりになっちゃうかもしれませんね笑

シリーズ化、機会があればしてみたいですね。
ネタが浮かべばですけど……(;´∀`)

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
沢山の感想もありがとうございましたらこ!
[良い点]
完結までお疲れさまでした。

共に生きる者が見つかってよかった。アレだけど。(笑)
でも、勇者なんて者には彼女くらいでないと付き合えないんだろうなあとも思います。

でも、たとえ彼女に会わなかったとしても、葬儀屋の周りには心配してくれる人がずっといた。心が硬くなって見えていなかっただけで。

いつか戻ってこれるといいなあ、と、思います。
[気になる点]
やっぱ子供の頃に会ってたのが彼女だったのね。

それにしても「全部出し切っていない」感がすごくありますね~。
どんだけの裏設定があるんだろう。
[一言]
ああだこうだと、いろいろ展開を想像しながら楽しませていただきました。
面白かったです。
仰る通り、クイムには信頼を寄せている人も多いので、彼女が現れなかったとしても、それなりに人に囲まれて過ごせたのかなぁとは思います。
彼の良さは素直に人を頼れることと、自分を偽らないことだと思うので(勇者の血については秘密にしているけど

はい、クイムとリリアは2話で出会っているという設定です。

裏設定は……ううん。
実はあまりそこまで深く考えていないというか……。
この後の展開はいくつか考えているんですけど、まだそれほど煮詰まってないんですね。
なのでこの物語はここで完結ということで……。

先の展開を考えながら読んでくださる読者様の存在はありがたいですね!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

お読みいただきありがとうございましたらこ!
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