エピソード14の感想一覧

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[良い点]
ラングリフとリリエッタが笑いの絶えない家庭を築けそうだという確信。幸せにな~れ! サミュエルとシルティアも単にざまぁされるのではなくて更生の余地があって良かった。
マリセアとオリヴィアの逞しさが好きです。
[一言]
読後、真っ先に思ったのが、これは「親と子」の話だったのだな、でした。
長女を道具に育て次女を無いように扱った父。長女に一番嫌いな自分を投影し、次女を甘やかすことで反逆しているつもりだった母。どちらも子への情もなく己のことばかりを優先した結果で。子育ては親としても育てられることのはずが、自らの成長を拒絶した故の当然の結果を招いたのだな、と。リリエッタとシルティアが共に方向の違う虐待を受けて育ったのに、その本質が素直であったことがどれほどの幸運か。

対して王家の親子は。戦犯、国王。正妻である王妃を追い詰めて側妃に我が子を呪わせた。しかも王太子の教育に失敗しているし、王女たちの教育も心配になる。子供に情があるだけでは免罪符にならない。残りの一生、二人のもういない妃に謝りつづければいいよ。心情的にどうしてもアンジェリカ様を庇いたくなってしまいました。国王がきちんと向き合っていれば防げたと思ってしまうせいかもしれません。
[一言]
読了後、抑えきれず涙が溢れました。

素敵なお話をありがとうございます。
  • 投稿者: たらこ
  • 2023年 05月26日 18時01分
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