感想一覧
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患者が一人ということに仕事として成り立つのか疑問に感じたり、窓がない部屋ということに実は知り合い同士で記憶を失ったのをいいことに閉じ込めているのではと勘ぐったりと、ユメを疑いながら読み進めていたので最後の一文に強い衝撃を受けました。
発想そのものでいうなら決して珍しいわけではないのでしょうが、自然なところと不自然さのバランスがうまいこと取れているというか、予想はできていなかったけれど言われてみれば腑に落ちるような感覚はミステリーを想起させる要素でもあります。
読み返してみると、初見と違う印象になるので、何度も読みたくなりますね。
それでは引き続き、コンテストをお楽しみください。
患者が一人ということに仕事として成り立つのか疑問に感じたり、窓がない部屋ということに実は知り合い同士で記憶を失ったのをいいことに閉じ込めているのではと勘ぐったりと、ユメを疑いながら読み進めていたので最後の一文に強い衝撃を受けました。
発想そのものでいうなら決して珍しいわけではないのでしょうが、自然なところと不自然さのバランスがうまいこと取れているというか、予想はできていなかったけれど言われてみれば腑に落ちるような感覚はミステリーを想起させる要素でもあります。
読み返してみると、初見と違う印象になるので、何度も読みたくなりますね。
それでは引き続き、コンテストをお楽しみください。
- 投稿者: ネット小説大賞運営チーム
- 2023年 11月06日 10時15分
[良い点]
ラストでひっくり返りました。窓のない建物や、個室の数に対して1人ずつしかいない先生と患者、水道が止まってもおかしくないと言わんばかりの描写など、引っかかる点はいくつかありましたが、それらがすべて線でつながりました。記憶喪失の患者とそれを治療する先生との甘酸っぱいブロマンスのつもりでいたのに、寂寥感漂う終末エンドでぶん殴られた気分です。性癖に致命傷です。ありがとうございます。
そして一度読んだ上で読み返すと、意味が変わってくる表現があちこちにあって興奮しました。失われた記憶の、その本当の持ち主が誰か。外に出る、と"覚悟を決めたように"言ったカエデの心情。カエデの気持ちを考えるとやるせなくなります。
言葉選びも秀逸です。ラストの一文が本当に好きです。何を食べたらこんな文章を書けるんでしょうか……
まさしく再読必須の素晴らしい作品をありがとうございました。私もこんな作品を書けるようになりたいです。長文失礼しました。
ラストでひっくり返りました。窓のない建物や、個室の数に対して1人ずつしかいない先生と患者、水道が止まってもおかしくないと言わんばかりの描写など、引っかかる点はいくつかありましたが、それらがすべて線でつながりました。記憶喪失の患者とそれを治療する先生との甘酸っぱいブロマンスのつもりでいたのに、寂寥感漂う終末エンドでぶん殴られた気分です。性癖に致命傷です。ありがとうございます。
そして一度読んだ上で読み返すと、意味が変わってくる表現があちこちにあって興奮しました。失われた記憶の、その本当の持ち主が誰か。外に出る、と"覚悟を決めたように"言ったカエデの心情。カエデの気持ちを考えるとやるせなくなります。
言葉選びも秀逸です。ラストの一文が本当に好きです。何を食べたらこんな文章を書けるんでしょうか……
まさしく再読必須の素晴らしい作品をありがとうございました。私もこんな作品を書けるようになりたいです。長文失礼しました。
お褒めに預かり光栄です!
地の文に嘘が無いように、かつ初見時には勘違いしてもらるように色々表現や言葉を選んだのですが、上手く機能していたようで安心しました。楽しんでいただけて何よりです。
今まで変わらず続いて来て、これから変わる兆しも見えない「日常」のお話でした。ブロマンスサイコー!
お読みくださりありがとうございました。
地の文に嘘が無いように、かつ初見時には勘違いしてもらるように色々表現や言葉を選んだのですが、上手く機能していたようで安心しました。楽しんでいただけて何よりです。
今まで変わらず続いて来て、これから変わる兆しも見えない「日常」のお話でした。ブロマンスサイコー!
お読みくださりありがとうございました。
- F.ニコラス
- 2023年 06月12日 12時39分
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