感想一覧

[良い点]
二人の同居のきっかけこそ重いものであっても、頼希ら友人をはじめとする周囲の人々の温かさに癒される優しいお話でした。
全てが上手くいくわけではないですが、それでも何事に対しても希望はあるのだと信じたくなりますね。
作中で想いの恋との表現をされていたようにただ好きになっていくというよりも、徐々に一緒にいたいとか大切にしたいとかの感情を抱いていく過程が愛しくなります。
そんなふうに気持ちを通じ合わせるのを待ち遠しく思っていたため、終盤の怒涛の展開には驚きました。
しかしそれを克服することができたのでこの先には幸せがあると信じたいです。
これからも活動を応援しております。

[良い点]
小説のような詩のような小説でした。
作者が何を伝えたいか。私にとっては少し読み取り難く感じましたがそれでも最後まで読まなきゃいけないと駆り立てられる何かがこの小説にありました。
良かった、とか面白かったとかそう言った言葉では表せられないのがもどかしいですが…例えるなら川に落ちた葉っぱが流れていく様を綺麗だなと、美しいなと感じながら見守り、時には川辺の水に手を着けてみる…そんな気持ちにさせられる小説でした。