感想一覧

[一言]
歴史って、結構面白いんですよ。
お寺も今と違って、あの時代は相当な力を持っていました。
特に応仁の乱までの興福寺の力は絶大で、事実上大和国、今の奈良県あたりを支配していました。幕府が大和国に、守護を置けなかったぐらいに。
寺社勢力の持つ政治力、経済力、そして軍事力は半端ではないんですよ。
明のお話が出たついでですが、徳川家康は対外的に結構強気で、外国の王族に人質を出せとか貢物を持って挨拶に来いと言うぐらいでした。
当時の日本がいかに国際的だったか、その後の鎖国を知るだけにびっくりしますよ。
これは私の仮説ですが、国際的な視点で見ると、徳川家康にとって、豊臣家が邪魔だったんです。
真の日本国王は、徳川家康であると外交的に主張するには、本物の日本国王の後継者だった豊臣秀頼が邪魔だったんです。明でも徳川家康の扱いをどうするか、議論になった結果、日本国王は豊臣秀頼としたぐらいですから。もし、徳川家康が日本国王になっていたら、豊臣家は滅ぼされなかった可能性も、ゼロではないとなります。
あと、歴史ものは可能な限り史実を元にして書く場合と、史実をベースにしながらも、完全にでっち上げる書き方がありますので、あまり気にされないように。

[一言]
　それだけ符号するほど、世界観をつくりあげてきたってことですね。
　仏教と波長が合うのではないでしょうか。