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[良い点]
設定としてはあくまで作家ではなく出版業界の人間という立ち位置ではありますが、小暮の語り口が絶妙でゾッとしてしまうほどに恐ろしくもありながら、確かな魅力を感じさせる物語に徐々に惹き込まれていきました。
また、言葉のチョイスやカフェー、ルミヱールといった表現が時代背景を丁寧に表していますし、何よりも碧花が文豪のイメージ通りな奔放さなので、瑤と二人の空気が容易に思い浮かびますね。
二人の結末の真相については台所の状態から察することができていたのですが、瑤が碧花に襲われたときの描写や小暮も絆されてしまう碧花の人柄にも説得力を感じました。
それでは引き続き、コンテストをお楽しみください。
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