エピソード7の感想一覧

[良い点]
二重の仕掛けが楽しかったです。
さらさらと読みやすくて王妃も面白くてとても好きだと思いました。
[気になる点]
…が、不快になられるのを承知で書かせていただきます。

国際問題になってもおかしくない平民女の仕業に対して甘すぎます。
平民が平民に戻っただけというのは罰でもなんでもないです。
男の伯爵の爵位剥奪、放逐だけですませられるものではないです。
そもそも男にだけ罰になるのはおかしすぎます。
知らなかったとはいえ王族であり、最初から高位貴族の身分乗っ取りの上、無礼ではなく悪意しかない危害なのですが…
優しい王妃を演出したかったのかもしれませんが、王妃の問題ではなく両国の王侯貴族がなめられます。社交界でばれないはずはないとか色々と細々とした不自然さはともかく、そもそも異世界だろうとゆるふわ設定だろうと刑罰がないのはあり得ず、完全アウトです。
尚、多くの作品によくある修道院行きは論外です。
なぜ、【救済措置】たるべき修道院を【処罰】代わりで使えるのか、その違和感を今一度お考えください。
危険分子放置でしかなく、政治犯の恩赦でもあるまいし、極刑はなくとも何らかの厳罰に処されるべきことです。
執事たちすら処されることに戦々恐々としている中なのでとくにアウト度合いが際立ちます。
執事たちの救済はギリOKだとしても、確実にスケープゴートとしても平民女だけは赦されないし、何度も言いますが、あり得ないんですよ…
真実の愛の美談にしようとしたって、平民による王妃、高位貴族への危害が許せるはずがないじゃないですか…
王位奪還で未だ揺れているはずの隣国が放置？むしろ、そんな王族いらん、と簡単になります。国を背負うとはときに非情な取捨選択をすべき立場です。
そうなると、王妃も周りも残念なお花畑ポンコツダメ王侯貴族になりすぎて非常にもったいない！！！！

尚、物語の外でもしかしたら…かもしれませんが、第三者視点で描かれる限り、ある程度明確な表現はあってしかるべきかと思います。
[一言]
惹きつけられる楽しいお話だっただけに、平民女のことだけで読後感がマイナスへ急転直下してしまい、書かせていただきました。
長々と申し訳ありません…

[良い点]
何をどう決着をつけるのかと思ったらそもそも最初から違ってた！とは思いませんでした。ヤラレタ～～！！
しかも革命というか反乱の後始末とはそりゃ人前に出なくてラッキーですよね…！
ある意味期限付きだと思っていたからこそなのかもしれませんが、それにしたって巻き込まれた姉妹にはなんで？？？？でしかないでしょうね。
見事に纏めて畳んで終わったのはお見事でした！！スッキリ～