感想一覧

殿下からしたら最悪(笑)

身分相応エンドにご賛同いただきありがとうございます。

徹底的にロイヤル教育を受けた殿下と主人公なので、道ならぬ恋とか、ミリもできませんでした。

前世で燃え上がる恋とか熱愛、溺愛していたら、あるいは道義を曲げてでもという気になったかもしれないんですが、ほんとーに清らかな淡い敬愛しかない二人だったので、そこまでの妄執がなかったです。(なんせ一ヶ月か二ヶ月に一度お茶するだけの関係だったわけで)

殿下も、お友達として一緒に楽しく雑談したいな……以上の感情を見せていれば、なんか違ったのかもしれないですが、そういう気配がない。
だから、実は親友エンドって殿下にとってはそれほど不本意じゃないかもです。

あの害悪は悪いの人格だけじゃない！
現代日本で高校生やっていたら誰でも学業を武器にできるわけではないです。秀吉の才覚は人をノセる力ですし、ヤツには無理ですね。

ちなみに、主人公と害悪は同じ学校で同じ制服着ていましたが、主人公は特進クラスの子です。(成績良くて推薦で入って学費免除されている。学校のブランド力強化のために難関校を目指す枠の生徒)
字が綺麗で、ノートの取り方がうまい。大人しくて、頼むと「いいよ」て言ってくれるから、試験前にノートのコピーが出回るタイプ。
試験対策の女神。
(いたでしょ？そういう子)

>オウンゴール
そうですよね。いくらでも負ける要素はあったんです。

でも奴は、殿下の婚約者がクズで、殿下がシャルロットを気にしているのも、殿下が外堀埋めて婚約解消の話を進めているのも承知の上で、「知ったことか」と、掻っ攫ったトンビです。

王子の近衛という超一流の内定先を蹴ることになっても構わない覚悟での行動なので、根性はあるし肝はすわっていると褒めるべきか。

シャルロットがバルドを世話の焼ける人扱いをしているので騙されがちですが……親しい友人がみな彼を喰えない策士と認識しているのが、まぁ、そういうことです。
ここぞというチャンスで、リスクを呑んで行動できる男が、結局強かったわけで。

あの害悪のせいで、出会えた存在でもあるわけなんですが……にしても逃がした魚が大きい。

>記憶があったら
とはいえ殿下、倫理観しっかりした、よくできたお人過ぎますからね。
前世では結ばれていた記憶があるのに、多分その相手である女性とは倫理的に親しくすることが許されぬ間柄で、避けられて避けられて避けられて、お友達としても始まらないまま、部下に取られた殿下の気持ちを考えると、わしゃもう泣けてくるよ。

感想ありがとうございます。

>足りない
そんな！読者の皆様がご自分の好みの強度でめった打ちにする自由度を狭めるようなこと、できるわけないじゃないですか！
しょっ引かれたあの害悪の処分は、お好きな方法で納得の行くまでご自由にお楽しみください。

作者は奴がキライすぎて、本来は普通にやる背景設定掘り下げる作業もやらなかったし、後日談考えるのもやってないです。あー、アイツ最悪。

わわわ。なんか素敵な表現満載な感想ありがとうございます。

今回はなかなか話がたためず、悪戦苦闘するうちに２万字越えてしまい四苦八苦したので、まとまっていると言っていただけて嬉しいです。
やっぱり短編は２日ぐらいでぱぱっと書かないといけませんね。

>せつない
すみません〜。
殿下がもう少しダメな人だったらもう少し気が楽だったんですけどね。
いい人なんだよ、殿下。(;_;)

タイトル上のリンク先に入っている話はお気楽にハッピーエンドの短い話が多いのでよろしければお暇なときにどうぞ。

>孤児から王妃は無理
わかっていただけてありがたいです。
だからといって急に「実はおぬしは我が妹だったのだ！」とかグレゴリウス様が言い出したら吹くでしょう？
できなかった……それはできなかった。

>女性の恋は上書き
男の愛は何なんだろう？
先入れ先出しバッファ？

ありがとうございます。

主人公に感情移入ってそれものすごく王道な読み方じゃないですか！
そこまで思ってくださるとは大感謝です。

もう殿下については申し訳なくて。
この感想を頂いて、感想返しにじゃなくて6話目にエンディング２を書こうかと真剣に迷いました。でもどうしても無理筋を通す話になるので蛇足な気がして……。ご都合展開かファンタジー手段かSFに転がさないと書けない。（泣）

スッキリしたと言っていただけたのでやめておきます。

>時系列
あれ？どこの部分だろう。
一本筋シナリオなせいでどこを褒めていただいたのかわからなくて悔しい。

いつかサマータイムマシンブルースぐらいきっちりした時間ものを書いてみたいものですｗ

はっ！本編中で誰一人「好きです」とも「愛してる」とも言ってないっ゙！？

感想ありがとうございます。

殿下に感情移入して殿下視点でシミュレーションするとつらすぎる話です。
すまない、殿下。


というわけで殿下エンド

ーーー
私は殿下とパーティー会場に入場した。


出入り口の方で何やら喧騒が聞こえた。
「何でございましょう？」
「バルド」
「警備でなにかあったようです。見てまいります」

殿下のご友人の伯爵子息が様子を見に行ってくださった。すぐに静まったところをみるとたいしたことではなかったらしい。

「私達はあちらに参りましょう。もうすぐ式典が始まります」
「はい。殿下」
「どうぞフェルナンドとお呼びください」

殿下は私の手を軽く引き、私の顔を覗き込むようにして、いつもより少しだけ深い声音でそうおっしゃった。

「はい……フェルナンド殿下」

なんとなく気恥ずかしくてうつむいてしまった私を、殿下はマナーのお手本よりも半歩だけ近い距離でエスコートして式典の席に向かった。


殿下は学院卒業後に立太子なされた。それから一年後、私達は予定通り結婚した。
私達はとてもゆっくりと愛を育み、互いに尊重し合う良い夫婦となれた。

なぜ私がこの世界にやってきたのかはわからないけれど、王族の一員となった以上、良き王太子妃として国に尽くしたいと思う。
もちろん愛する夫と共に。
ーーー

あれ？これで良かったのでは？？？

グレゴリウスさんエンドは、バルドと結婚しなくて、グレゴリウスと共同研究者になって学究の道に進むだけなので、バルドが辺境送りになって泣きを見る以外は、実質本編と変わりません。
グレゴリウスは何も失っていない。
むしろ、海外の面白ネタを供給されて、引きこもりが改善されるので、得るものが大きいエンドです。

追加で読むなら、友情だけで十分と言っていた彼が、強烈な恋に落ちて、バカになってプライドかなぐり捨てて求婚しに行くところのほうが見てみたいですね。
黒鳥会一同大笑い案件ｗ

最初の殿下との恋ね……。
横槍はいらず大事に育てれば、あれはあれできっといいロイヤルな夫婦になったと思うんですよ。
元凶女許すまじ。

２周目でも初期構想は殿下エンドだったのですが、孤児生まれであの流れだと無理やな〜ってなって諦めました。すみません。

でも、葉室様
最後、”殿下”じゃなくて、愛称呼びしてもらって、お茶しながら気安い雑談して、口開けて笑ってるフェルナンドもいいと思いませんか？
男女だからって、結婚だけが幸せな二人の関係の答えじゃないですよ。

>最初のがんばり
ところがですね～、これ、結果的に王族にして恥ずかしくない人材が、さらに教養と度胸と経験上乗せして、外交官夫人として夫と一緒に諸外国で外交交渉するんですよ。最・強！
(ロイヤルスマイルな天使な奥様の後ろに、脳筋のフリをしたペテン師がいるのはほぼ美人局か悪質な詐欺)

知識と教養は生きるのに無駄にはなりません。

こんにちは、変化球しか投げられないクソボーラーです。

このところ唐揚げとか、巨大ロボとか、色物しか書いていなかったので、ド直球の女主人公な悪役令嬢ものを書こうとしたんですよ！
信じてください。努力はしました。
１話なんかわりとまともです。

で……。
３話で３バカを書き始めたあたりでいつもの雲丹屋になりましたｗ
こいつらの会話いくらでも書けるんで、文字数かさむかさむ。

>誰の発言か
ありがとうございます。
今回はわかりやすくするために、名前をつけて区別するという手段を使っています。ネームドキャラにすると、個性が立ちすぎて独り歩きするんで、控えているんですけどね。(男爵家の四兄弟も名前つけてたら、もっと長くなっていた。クワバラクワバラ)

もっとも、必要最低限にするために、全員、家名が出てきませんｗ

作者が覚えていられないので、うちの短編は固有名詞や個人情報が最低限です。なんと１回目の転生先の悪役令嬢、最後まで名前どころか家の爵位すらわからないんですよ！