エピソード41の感想一覧
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[良い点]
クアウテモクとテクイチポの素敵なラブストーリーから、戦況が悪化していく様子が、史実のできごととして簡潔に済まされるのではなく、臨場感と、じわじわと蝕まれていく絶望感がありました。
とうとう捕らえられてからの、尊厳を踏みにじられながらも、理性的で高潔なクアウテモク、そんな夫にどうにか寄り添おうとするテクイチポの夫婦、彼らを支え、かつ、心の拠り所とするメシカのひとびとの姿が思い浮かび、胸が苦しかったです。
最愛の夫を失ったあとも、穏やかに暮らすことのかなわない、散々に振り回され続ける中で、それでも自身を見失わず、同郷の人達との深い絆が素晴らしかったです。
そして、白人を二度と信じられなくなっても当然な仕打ちを受けてきたにも関わらず、信頼に足る人と出会い、反発したり疑ったり、といった段階を経て、ようやく心通わせていく様子が、緻密で静謐に描かれていて、本当に本当に素晴らしかったです。
オセロメーとクァクァウティンの、最後にくだされた使命について、なるほど、そういうことだったのか、と物語の締めくくりも素晴らしかったです。
『素晴らしかった』という言葉の連呼でたいへん失礼いたします。
圧倒的な物語を拝読し、感動を伝える言葉が出てきません。
読ませていただき、ありがとうございました!
[一言]
コンキスタドールによるエルドラードの幻。
彼の地のひとびとが安らかに眠られていることと同時に、彼らの財宝もまた彼らのそばにあってほしいような気がしました。
考古学的に、また歴史の新たな解釈としては、見つかった方がいいのかもしれませんが……。
クアウテモクとテクイチポの素敵なラブストーリーから、戦況が悪化していく様子が、史実のできごととして簡潔に済まされるのではなく、臨場感と、じわじわと蝕まれていく絶望感がありました。
とうとう捕らえられてからの、尊厳を踏みにじられながらも、理性的で高潔なクアウテモク、そんな夫にどうにか寄り添おうとするテクイチポの夫婦、彼らを支え、かつ、心の拠り所とするメシカのひとびとの姿が思い浮かび、胸が苦しかったです。
最愛の夫を失ったあとも、穏やかに暮らすことのかなわない、散々に振り回され続ける中で、それでも自身を見失わず、同郷の人達との深い絆が素晴らしかったです。
そして、白人を二度と信じられなくなっても当然な仕打ちを受けてきたにも関わらず、信頼に足る人と出会い、反発したり疑ったり、といった段階を経て、ようやく心通わせていく様子が、緻密で静謐に描かれていて、本当に本当に素晴らしかったです。
オセロメーとクァクァウティンの、最後にくだされた使命について、なるほど、そういうことだったのか、と物語の締めくくりも素晴らしかったです。
『素晴らしかった』という言葉の連呼でたいへん失礼いたします。
圧倒的な物語を拝読し、感動を伝える言葉が出てきません。
読ませていただき、ありがとうございました!
[一言]
コンキスタドールによるエルドラードの幻。
彼の地のひとびとが安らかに眠られていることと同時に、彼らの財宝もまた彼らのそばにあってほしいような気がしました。
考古学的に、また歴史の新たな解釈としては、見つかった方がいいのかもしれませんが……。
エピソード41
ありがとうございます!
誉め殺し?て頂いて、書いて良かった〜!と思いました。
事実は小説よりも奇なり、で、こんなレベルでヒロインを虐めるプロットは今の私の力量では書けない… と痛感しながら、書きました。救いはどこにあるのか、を模索した一ヶ月半でした。
財宝は地中深くに眠っていて欲しいですね。メキシコの人々が再興した街のど真ん中に。コルテスがやっきになって再建した場所、今となっては掘り起こすこともできない場所に。
クアウテモクも、テトルパンケツァルも、ほら、探しきれないだろう?と、きっと笑ってるんじゃないかな、と。
誉め殺し?て頂いて、書いて良かった〜!と思いました。
事実は小説よりも奇なり、で、こんなレベルでヒロインを虐めるプロットは今の私の力量では書けない… と痛感しながら、書きました。救いはどこにあるのか、を模索した一ヶ月半でした。
財宝は地中深くに眠っていて欲しいですね。メキシコの人々が再興した街のど真ん中に。コルテスがやっきになって再建した場所、今となっては掘り起こすこともできない場所に。
クアウテモクも、テトルパンケツァルも、ほら、探しきれないだろう?と、きっと笑ってるんじゃないかな、と。
- 細波ゆらり
- 2023年 10月22日 16時23分
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