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[良い点]
>鈴の音が静かに響いて

 戸を閉めれば聴こえぬ程度に、風に靡き擦れる穂のささやかな音と共に冷たい夜風に露をつけ、明ける陽を待つ表現が素敵です。
  • 投稿者: 静夏夜
  • 2023年 10月09日 08時35分
静夏夜様

冒頭の明け方の景色を描く表現を、
素敵と評していただき、ありがとうございます。

この時期の情景については
過去作でいくつか取り上げてしまったところもあって
それらとは少し違った雰囲気で
でも本シリーズらしい景色ってどういうものだろうか
と悩みながら描いた部分でしたので
そのように言っていただけて嬉しいです。

感想ありがとうございます。
[良い点]
 その感謝を自分ではなく、というところが秋姫らしいところなのかなぁ、と思いながら。


>耐えるのではなく
 受け入れるように

 もう次の世代にバトンを渡し、穏やかに今までと周りを見守るような。達観のようなものを感じます。

 実りの季節。
 冬に向かう寂しさはあれど、やはり温かなものであるのですね。
小池ともか様

>その感謝を自分ではなく、というところが秋姫らしいところ
明確な描写をもうけていないにも関わらず
「秋姫」を理解していただきありがとうございます。
秋姫自身は、この地に生きる命に対して
何をしたわけでもない、という気持ちが強いのでしょうね。

>達観のようなもの
実際に、命のバトンを受け渡す植物たちが
こんなことを考えているのかは分からないのですが
彼らが本当に意思のようなものを持っているとして
このとき何を考えているのだろうと思ったら、
淡々と、この生を生き延びて、
次に繋げることが出来ることを喜んでいるのではないか
そう思ったのです。

寂しさと温もり
五節句に関する作品を描いてきた影響かもしれません。
五行における春、夏、秋、冬のうち、
秋は人として最も充実した季節を、
そして、冬は人生の終わりながら、
次の命の始まりの季節ともされていて。
寂しさと共に喜びもある
そう表現したいと思いました。

感想、ありがとうございました。
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