感想一覧

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[良い点]
 食べ物の話だけに留まらず歴史、政治、経済、民心まで考慮されており、とても深みのあるお話でした。
[気になる点]
 深夜に読むとお腹が減ります。むむむ
[一言]
 拝読させて頂きありがとうございます。
なつの夕凪様、こちらの「王女殿下の愛したイノブタ排骨と和風おろしカツ」をお読み頂きまして誠にありがとうございます。
古代中華系王朝の宮廷へのオマージュを込めた本作、「とても深みのあるお話」と御評価頂けて喜ばしい限りで御座います。
私は「三国志」や「項羽と劉邦」を始めとする横山光輝先生の中国史漫画が好きで、「中華圏の宮廷を舞台にしたお話を書いてみたいなぁ…」という思いが強かったんですね。
そうした動機から、本作を執筆させて頂きました。
本作に登場する中華王朝は、後金や清朝といった満州族系の王朝をベースにしつつも、官僚制度等には「三国志」や「項羽と劉邦」の時代の漢系王朝の要素も入っている感じですね。
そして本作では、野生化したイノブタによる獣害と捕獲・駆除したイノブタの有効活用という形でトンカツにアプローチさせて頂きました。
イノブタ料理が頻繁に宮廷料理として供される状況を訝しむ王女殿下でしたが、そこには民心に配慮しながら資源を有効活用するという現君主&官僚達の深い考えがあったという感じですね。
イノブタを用いたおろしカツや排骨が宮廷所縁の料理として中華王朝の民衆に享受されるようになるのも、そう遠くないのかも知れません。
励みになる御感想、誠に感謝致します。
数ある「とんかつ短編料理企画」参加作品の中で本作を御読み頂きまして、誠にありがとうございます。
[一言]
内戦によって逃げた豚が猪と交配して野生化──というのは確かにあり得そうですね。
宮中が率先して食べる、というのは庶民へのアピールにもなりそうです。ナイスなアイデアですね。


イノブタといえば、和歌山県すさみ町がベストな交配組合せを研究して、特産として売り出してます。
臭みがなく、あっさりして美味しいとのことですよ(まだ食べたことないですが)。


  • 投稿者: 歌池 聡
  • 2023年 11月06日 00時40分
歌池 聡様、こちらの「王女殿下の愛したイノブタ排骨と和風おろしカツ」をお読み頂きまして誠にありがとうございます。
古代中華系王朝の宮廷へのオマージュを込めた本作、御評価頂けて喜ばしい限りで御座います。
脱走した家畜の豚が猪と交配して生まれたイノブタが害獣となって人里に被害をもたらしている例は、オーストラリアや南北アメリカ、そしてユーラシア大陸と、世界各地で散見出来るみたいですね。
農作物を荒らしたり植物を食べ尽くして森を荒らしたり等の深刻な獣害のため、本作における中華王朝の人々はイノブタを敬遠してしまっているみたいです。
そうしたネガティブイメージを払拭するには、宮廷料理に用いる事で「王族の方々も召し上がっている」と積極的にアピールするのが早道ですね。
恐らくはイノブタを用いた宮廷料理のレシピも、中華王朝では王室関連の報道で公開されていると思われます。
すさみ町ではイノブタを活用した町興しを行っているそうで、イノブータン王国というパロディ国家まで建国していますね。
建国記念日である5月3日には、イノブータン大王を始めといるキャラクター達のパレードや、「競馬」ならぬ「競豚」が行われるそうです。
励みになる御感想、誠に感謝致します。
数ある「とんかつ短編料理企画」参加作品の中で本作を御読み頂きまして、誠にありがとうございます。
[良い点]
イノブタというのは知っていましたが、食べた事はありません。
第一王女と強育係。仲が良い雰囲気が良いですね。
排骨に始まり、排骨に終わりましたね(笑)

楽しく拝読させていただきました。
ありがとうございました(^^)v
[一言]
イノブタ...ちょっと不謹慎ですが、やはり福島の事故で野生化したイノブタの被害、を連想してしまいましたm(_ _)m
ふっと考えてしまって...
申し訳ありませんm(_ _)m
  • 投稿者: みこと
  • 18歳~22歳 女性
  • 2023年 11月04日 14時41分
みこと様、こちらの「王女殿下の愛したイノブタ排骨と和風おろしカツ」をお読み頂きまして誠にありがとうございます。
古代中華系王朝の宮廷へのオマージュを込めた本作、御評価頂けて喜ばしい限りで御座います。

太傅の完顔夕華は主君である翠蘭殿下の長所を的確に見い出し、王女である翠蘭殿下は忠実な部下に信頼を寄せている。
そんな厚い信頼関係で結ばれた主従の絆は、私も書いていて楽しいです。
恐らく私の念頭には、「水魚の交わり」と称された劉備と諸葛亮の関係性が理想としてあるのだと思います。

脱走した家畜の豚が猪と交配して生まれたイノブタが害獣となって人里に被害をもたらしている例は、オーストラリアや南北アメリカ、そしてユーラシア大陸と、世界各地で散見出来るみたいですね。
とは言え本作におけるイノブタの獣害は、戦乱で畜産農家の手から離れた豚の野生化に起因しますので、福島の事例とも一部重なる所がありますね。
中華王朝の政府関係者の考えとしては、戦闘の末に不穏分子から奪還した地域の復興の目玉として、駆除したイノブタの食肉を活用したいのでしょうね。
国民に安心して食べて貰うため、そして一種のブランド付けのために、本作の中華王朝はイノブタを宮廷料理に抜擢したという感じですね。

励みになる御感想、誠に感謝致します。
数ある「とんかつ短編料理企画」参加作品の中で本作を御読み頂きまして、誠にありがとうございます。
[良い点]
中華とんかつをありがとうございます(•ᵕᴗᵕ•)⁾⁾ぺこ
しかも和風におろしカツとはよだれが出ますね(*´﹃`*)

中華圏文化は好きなのに歴史モノには興味がない私(*>_<*)ノ
ラストエンペラー様も日本にゆかりがあったとか聞いたことはありますが、よく知りません(^.^;


[気になる点]
排骨と豬排の違いもよくわからない私(*>_<*)ノ
[一言]
イラストがつくと軽くなりますね(^o^)立派な歴史料理をありがとうございました(•ᵕᴗᵕ•)⁾⁾ぺこ
しいな ここみ様、こちらの「王女殿下の愛したイノブタ排骨と和風おろしカツ」をお読み頂きまして誠にありがとうございます。
古代中華系王朝の宮廷へのオマージュを込めた本作、御評価頂けて喜ばしい限りで御座います。

宣統帝は日本と非常に御縁の深いお方で、その事はチキンラーメンを好物とされたという晩年のエピソードからも伺えますね。
本作に登場する中華王朝のイメージは、満州族系王朝である後金と清朝をベースにしつつ、「項羽と劉邦」や「三国志演義」の頃の漢系王朝の要素も折衷させて頂きました。
実は本作以前にも中華王朝を舞台にしたお話を書いた事があるのですが、その時は「史記」に登場した楽毅の血を継ぐ女性官僚を視点人物に据えていました。
この辺りは、横山光輝先生の古代中国史漫画から大いにインスパイアされていますね。

私なりに調べた結果の私見で恐縮なのですが、「豬排」は「豚肉を用いた排骨」という事を強調したい時の表現みたいですね。
と申しますのも、ビーフカツレツの中国語訳である「牛排」も「排骨」に含まれる場合もあるみたいです。
中国語で「排骨」は「豚などの骨付あばら肉」という意味になるそうなので、この「など」に該当するのが「牛排」みたいですね。

本作の挿絵に用いましたのは、中華王朝の王族や女性官僚をイメージして作成致しましたAIイラストで御座います。
本作の登場人物である完顔夕華や翠蘭殿下は満州族なので満州服を着ていますが、前述した楽毅の血を継ぐ女性官僚のような漢族系の人達は「三国志」風に漢服を着ています。

励みになる御感想、誠に感謝致します。
末筆となりましたが、此度は「とんかつ短編料理企画」という素敵な企画に参加させて頂きまして、重ねてお礼申し上げます。
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