感想一覧

[一言]
神という題だけど実は悪魔・・・なるほど、著者様はそのように書いたのですね。
僕は「人は何かに傾倒しているものだ」と考えており、魅了された絵画閲覧者も神を見ているものだと思いました。

例えば、海外で「私は無神論だ」とは決して言うな、絶対に信用されないからと言うようにしています。神は秩序としての概念ですから。

一方で科学技術信奉者だから「神もいない」と言ってしまうのも誤りだと思っています。科学的には証明できないので「わからない」が正解なのです。
神や悪魔は人がそれと認知できると僕は考えていないのです。

ドラゴンボールのナメック星人の神や、鬼滅で炭治郎が汽車を神様と勘違いしましたが、それらの神は「（スピリチュアル）ガーディアン」と英訳されます。

当方は科学信奉者なので、神も悪魔もわからないという立場で、神が悪魔に見えてしまったAI絵師は心に悪魔が巣くっているからだろうな、程度です。神という単語だけでは表現することができなかった、と解釈をし面白いなと感じた次第であります。

神よりは悪魔の方が人には親しみやすいよな、みたいな部分があれば描かれたのは悪魔かもしれない、との読後感を持ったかもです。

著者様は、宗教は神が命じて人に発明させた、というよりは悪魔が作ったものだろう、みたいなテーマにしたかったのかもしれませんね。

[一言]
映画パフュームを髣髴とさせられました。
実は神を描くには、神という単語だけでは足りない、という点が面白かったです。