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[良い点]
「夕焼け企画」から拝読させていただきました。
箱入りで育てられたヒロインが自分を確立しようと頑張っていく。
だけど実際に社会に出れば、人との摩擦がどうしてもある。
心が折れることもあるでしょう。
でも優しい魔法があれば。
ヒロインを応援したくなる優しい作品をありがとうございます。
感想をありがとうございます、水渕成分様。

そうですね、箱入りで大事に育てられました、彼女は。
でもそれを窮屈に感じるようになった……成長なのだと思います。

成長には痛みを伴うことがまま、あるもの。
自分を囲っていた箱を抜け出した後の成長は、破る殻も、自分。
親からの自立以上に痛みを伴うのは、仕方がないでしょう。

優しい魔法の助けを借り、もう一回り、彼女は大きくなるでしょうね。
[良い点]
本当は赤を「選びたかった」のに、押し付けられて反発しちゃったんですかね。

青の中に居る赤。
お湯をかけるだけで色を失ってしまう青。

彼と主人公の育ってきた環境の違いや、主人公の自信のなさが、色で表現されている。

これが見事すぎて、お話に合わせてヤグルマギクを持ってきたのか、ヤグルマギクのお茶を見て組み立てたお話なのか、気になっちゃいました。

例えヤグルマギクの青色がなくなって、お湯のようになったとしても、そこには確かに残っているものがある。たとえ何色になったって、そこにある変わらないものに気付けたのなら、主人公にとって大きな成長ですね。
感想をありがとうございます、たんばりん様。

> 本当は赤を「選びたかった」のに、押し付けられて反発しちゃった

そういうことって、あると思います。
赤が嫌なのではなく、赤ばかり選ばされたことで嫌気がさす。
青少年期にはよくあるのではないでしょうか?

心情を色を重ねることで表現しようと組み立てましたので、そこの部分を褒めて下さって嬉しく思います。
ヤグルマギクのお茶については、ずいぶん前に偶然手に入れ、茶葉(花びら)の青の美しさやお湯に触れると白くなるところとかが印象に残っています。
だから今回の話はどちらかと言えば、ヤグルマギクのお茶から組み立てた……要素が強いかもしれませんね。

> 例えヤグルマギクの青色がなくなって、お湯のようになったとしても、そこには確かに残っているものがある。たとえ何色になったって、そこにある変わらないものに気付けたのなら、主人公にとって大きな成長ですね。

おっしゃる通りだと思います。
彼女は魔法のお茶でその辺のことを、少し、気付けたのではないかと思います。
[良い点]
待ってました、魔法売り(*´ω`*)
この雰囲気がかなり好き。今回は色がたくさん出てきて、しっとりとしているのにカラフルな感じですね。
[一言]
このヒロインは何かと『赤』に縁があって、『赤』が似合う彼に惹かれて、夕陽に誘われてお店へ。
落ち着きを求めたのが『青』系で、自分のテリトリーをそれに統一しているところが、家族への反発なのかと思いました。
でも彼がだいぶ『赤』ですね。どことなく家族への繋がりもある気もする。
人それぞれパーソナルカラーってありますよね。

ヤグルマギクのお茶、飲んでみたいです。
感想をありがとうございます、きしかわ せひろ様。

はい、お馴染みの魔法売りさんです(笑)。
待って下さっていて、ありがとうございます♪

彼女は結局、赤に惹かれるんでしょう。
押し付けられたことが苦しかっただけで、本人も地の文で言っているように『嫌いじゃない』……かなり好き、なのでしょうね。
今回、彼女もそこに気付けたのかな?と、ちょっと思います。

ヤグルマギクは本当に、癖のないお茶になります。
私も一、二度、飲んだだけですからあまり偉そうなことは言えませんけど(笑)。
[良い点]
大変描写が綺麗で、この世界にずっと浸りたくなるような不思議で素敵な物語でした。

感想をありがとうございます、本羽 香那様。

描写をお褒め下さってありがとうございます。
色の描写や夕焼けの描写などに気を遣って書きましたので、嬉しく思います。

また、素晴らしいレビューをお書きくださってありがとうございます。
朝一番の、嬉しい驚きでした。
[良い点]
だーれだ企画で当てようと思って作品を読みに来たのですが、とっても素敵なお話だったので思わず感想を書いています。

ヤグルマギクのお茶が身体を、心を温めていく部分で読んでいるこちらもホッと息を吐いて温かくなった気がしました。

彼は主人公の気持ちを理解してくれないと思ったりもするけれど、自分をしっかりと持っている強い彼だからこそ主人公は惹かれたんですよね。上手く折り合いをつけて幸せになってほしいです。
感想をありがとうございます、黒星★チーコ様。
素敵なお話とお褒め下さって、ありがとうございます。

そうですね、彼はおそらく、主人公の気持ちが理解できないでしょうね。
それはもう、ある程度仕方がないかと。

でも、理解できなくても理解したいと寄り添うことはできるでしょう。
彼にそれだけの愛情と根気があるのならば、お茶の魔法で少しだけ落ち着いて強くなれた彼女と、なんとかうまく折り合える気がします。
[一言]
ヤグルマギクの花言葉は「繊細」「優雅」「優美」「信頼」「独身生活」「教育」( ˘ω˘ )
なるほど( ˘ω˘ )
感想をありがとうございます、間咲正樹様。

わお、これはすごい切り口ですね!
といいますか、こんな沢山の花言葉があったのですね!← 知らなかった…

そのどれもがこの話に当てはまっているようで、不思議でもあります。
[良い点]
企画参加ありがとうございます!

ようやく染められた自分自身に新しい色に染められてしまうという不安。
他から見ればちっぽけかもしれないけど、大切な自分ですからね。
背中を押してくれる魔法。一歩進める魔法。
よいお話でした。
(*^^*)
感想をありがとうございます、家紋 武範様。

ようやく手に入れた(と思っている)自分を、変えるかもしれない存在。
それほど心惹かれる存在・気にかかる存在だということなのですが。
手にした「自分」を脅かすような気がして、相手を理不尽に憎んでしまう。
若い頃にはあるのではないでしょうか?

ささやかな魔法で、彼女も一歩、前へ進めたかもしれません。

今回の企画に参加させていただき、光栄です。
ありがとうございます。
[良い点]
はじめまして。
企画から参りました。

前段の伏線が丁寧に書かれてあるので、彼と別れたときの彼女のことがよく理解できました。
途中からは幻想的な世界。
この不思議なお店は、人生に悩む人が迷い込むところなのでしょうね。
彼女はきっと良い選択をすると思いました。
星が瞬き始めているのですから……。
ラスト。
素敵に物語が閉じられています。
  • 投稿者: keikato
  • 2023年 11月13日 19時02分
感想をありがとうございます、keikato様。

> この不思議なお店は、人生に悩む人が迷い込むところ

はい、そうですね。
悩んだり迷ったり、広い意味で自分の気持ちに収拾がつかなくなっている時。
この不思議なたそがれの店は、お客の心とリンクして現れます。

この店の魔法はすべてを解決してはくれません。が、お客の選択や前進を、そっと後押ししてくれるのです。

彼女は星空を、彼と一緒に見ているかもしれませんね。
[良い点]
不思議なお店はシリーズものなのですね(感想欄拝見しました)
色のモチーフと登場人物のそれまでの人生、そして心模様が表現されていて、とても美しい物語でした。
様々な表現がとても印象的で感動したのですが、一番好きだったのは地平線に残った紅です。これは彼の色でもありまして……

彼女は今やっと自分を作っている時期なのでしょうね。それまでずいぶん両親に遠慮をしてきたのでしょう。彼ともう一度話し合って、この彼なら彼女のことを最初から見てくれていますから、きっと大丈夫!そう願って応援してしまいました(n*´ω`*n)


[一言]
企画ご一緒しております、あき伽耶と申します。
このたびはとても素敵なお話を読ませていただきまして、どうもありがとうございました。
感想をありがとうございます、あき伽耶様。

> 一番好きだったのは地平線に残った紅

そこに気付いて下さって嬉しくなりました。
そうです、彼の色です。
自分の青に拘るあまり彼を圧迫してしまっていることを、彼女はきっとこの瞬間、胸につき刺さるような勢いで気付いたのだと思います。

彼女はまだまだ、自分をちゃんと持てていないのでしょう。
でもこの経験をどんな形であれ乗り越えた後、彼女はとても素敵な大人の女性になっていると、作者としては思うのです。

こちらこそお読み下さってありがとうございました。
[一言]
とても綺麗な作品で、描写に惹かれました。
ヤグルマギクのお茶も飲んでみたいですし、何より主人公のお部屋に行ってみたいです……!
反動で極端にふれちゃうことってありますよね。
青に囲まれた部屋、すこし寂しいかも知れませんが、かわかみさんの描写力のお蔭でとても魅力的に思えます。
そんな主人公が恋に落ちる相手はぱりっとした赤が似合う男性だなんて……きっとふたりは上手くいくのでしょう。
かわかみさん、素敵な作品をありがとうございました。
感想をありがとうございます、未来屋 環様。

とても綺麗な作品、とお褒め下さってありがとうございます。
色を重ねることで心情を表したい、と思って組み上げた作品ですので、その色が美しく描写されていると知り、とても嬉しく思います。

そうですね、二人は互いに自分にないものに惹かれたのだと思います。
だけど不思議なことに、自分と違うからこそ惹かれた相手のことが、自分と違い過ぎることにイライラしてしまう。
恋に限らず、人間関係にありがちなことかもしれません。
お互いに向き合い、より深い恋に育ててほしいと思います。

こちらこそお読み下さってありがとうございました。
末尾ですが、格調高いレビューを書いて下さって感謝いたします。
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