エピソード7の感想一覧
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[良い点]
ここで、インチキな永久運動機関の暴露について一言。
インチキオカルト雑誌『ムー』で、かって米国で「エマ・モーター」と言う永久運動機関が発明されたと書かれました。
確かに、皆が見ている前では、グルグルと回転するのです。
「宇宙エネルギー」がその動力源だとされました。
しかし、結局、科学者らの徹底的な検証により、見えないところに太陽電池パネルが隠されており、光を受ければ、回る事が暴露されました。
こう言うインチキが、日本でも、ありました。
「神州1号」と言う機械で、棒磁石のN曲同士を、扇形に並べ向かい合わせます。磁力の反発により、お互い回転します。しかし、今では、聞いた事もありません。上記「エマ・モーター」と同じ仕組みだったのです……。
私も、実験してみましたが動きませんでした。太陽電池パネルが手には入ら無かったからです。
ここで、インチキな永久運動機関の暴露について一言。
インチキオカルト雑誌『ムー』で、かって米国で「エマ・モーター」と言う永久運動機関が発明されたと書かれました。
確かに、皆が見ている前では、グルグルと回転するのです。
「宇宙エネルギー」がその動力源だとされました。
しかし、結局、科学者らの徹底的な検証により、見えないところに太陽電池パネルが隠されており、光を受ければ、回る事が暴露されました。
こう言うインチキが、日本でも、ありました。
「神州1号」と言う機械で、棒磁石のN曲同士を、扇形に並べ向かい合わせます。磁力の反発により、お互い回転します。しかし、今では、聞いた事もありません。上記「エマ・モーター」と同じ仕組みだったのです……。
私も、実験してみましたが動きませんでした。太陽電池パネルが手には入ら無かったからです。
エピソード7
立花 優 先生
永久機関には二種類あります。もちろん、どちらもありません。
一つ目は、エネルギー保存則を破る第1種永久機関です。一度エネルギーを使ったら、もとに戻すのに同じだけエネルギーが必要というものです。
二つ目は、エントロピー増大則を破る第2種永久機関です。熱は温度が高いところから低いところに移動し、その逆はないというものです。海水には温度がありエネルギーがあります。蒸気船が、海水からエネルギーをもらえば、蒸気機関なしで航行できないか(海を冷やしながら)というものですが、海水の温度が低いので、できません。
エネルギー保存則は、いま検証されている全ての物理法則に成り立ちます。ネーターという物理学者が証明したネーターの定理によると、保存則には必ずそれに対応する物理法則の対称性があります。エネルギー保存則に対応する対称性は、時間対称性、つまり、物理法則は時間によらない、というものです。毎時間、物理法則が変わるというのはなさそうなので、エネルギーは保存することになります。もちろん、物理法則が時間とともに変わらないと完全に実証されたわけではなく、物理学者の思い込みとも言われる余地はありますが、ほとんどの物理学者はエネルギー保存則を信じています。
エントロピー増大の法則は、覆水盆に返らず、のことわざで比喩されます。摩擦熱もそうですが、覆水も盆に返りません。膨大な数の原子の物理現象は、乱雑方向に変化します。エントロピーは、乱雑さを表す物理量です。こちらの法則も、蒸気機関の効率、化学反応や固体・液体・気体の相転移で確認されています。
モーターをつかった見せかけのトリックは多いみたいですね。お怪我なくてよかったです。
すみません、長くなりました。既存の物理法則では、永久機関はありません。
ご感想いただきましてありがとうございます!
永久機関には二種類あります。もちろん、どちらもありません。
一つ目は、エネルギー保存則を破る第1種永久機関です。一度エネルギーを使ったら、もとに戻すのに同じだけエネルギーが必要というものです。
二つ目は、エントロピー増大則を破る第2種永久機関です。熱は温度が高いところから低いところに移動し、その逆はないというものです。海水には温度がありエネルギーがあります。蒸気船が、海水からエネルギーをもらえば、蒸気機関なしで航行できないか(海を冷やしながら)というものですが、海水の温度が低いので、できません。
エネルギー保存則は、いま検証されている全ての物理法則に成り立ちます。ネーターという物理学者が証明したネーターの定理によると、保存則には必ずそれに対応する物理法則の対称性があります。エネルギー保存則に対応する対称性は、時間対称性、つまり、物理法則は時間によらない、というものです。毎時間、物理法則が変わるというのはなさそうなので、エネルギーは保存することになります。もちろん、物理法則が時間とともに変わらないと完全に実証されたわけではなく、物理学者の思い込みとも言われる余地はありますが、ほとんどの物理学者はエネルギー保存則を信じています。
エントロピー増大の法則は、覆水盆に返らず、のことわざで比喩されます。摩擦熱もそうですが、覆水も盆に返りません。膨大な数の原子の物理現象は、乱雑方向に変化します。エントロピーは、乱雑さを表す物理量です。こちらの法則も、蒸気機関の効率、化学反応や固体・液体・気体の相転移で確認されています。
モーターをつかった見せかけのトリックは多いみたいですね。お怪我なくてよかったです。
すみません、長くなりました。既存の物理法則では、永久機関はありません。
ご感想いただきましてありがとうございます!
- ばーでーん
- 2023年 11月29日 10時08分
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