感想一覧

[良い点]
描写がリアルだと思ったら実在するお店なんですね。
特に食事シーンがおいしそうで、一度行ってみたいです。こういうの、聖地巡礼（？）っていうんですかね。（笑）

例え歳が離れていても、魅力的な男女が出てくると「恋愛に発展するのか？」なんて考えちゃうのですが、終わってようやく物語の趣旨が分かりました。（遅い？　笑）
恩送りって、社会人でなくても学生時代の先輩後輩にもある考え方だと思いますが、人とのつながりが希薄になった今でもあるのかなあ、なんて思っていました。ちゃんと受け継がれているようでちょっと嬉しいです。
そして自分がその立場に立ってみて、初めて見える景色もある。
自分の後輩が同じ立場に立った時、自分と同じ景色を見てくれるのって、ちゃんとついてきてくれてる感があってすごく嬉しいんですよね。
いつか鴫原部長（既に取締役くらいになってそう）と和泉部長が再会した時、そんな話で静かに盛り上がりそうですね。

[良い点]
前作の「ババヘラ」に続き、「おかめそば」の存在も知らなかったので調べました。こんなそばがあるんですね。驚きました。卵焼きにかまぼこにタケノコと、美味しそうですが、どうしてこの取り合わせをしようと思ったのか、開発者に聞いてみたいものです。
未来屋さんの作品はいつも食べ物をうまく題材に取っていると思います。そこに人間ドラマが上手く絡み合っていていいですね。読了後におかめそばのシーンを思い出して、懐かしいような切ないような気持ちになりました。おかめそば自体は至極明るい印象をもっているのに。

[良い点]
忙しく働く若手社員である主人公と、
少し年の離れた女上司の心の交流がよく描かれており、心に染み入るような作品でした。
途中の食事シーンはとても美味しそうでしたね。
そして、成長した主人公もまた、自分の部下や後輩にさまざまなものを伝えていくのでしょうね。

[良い点]
　ひとつひとつはほんの些細なこと。
　それでも毎日積もり重なるうちに、重く重くのしかかるもの。
　それでもひとつがたいしたことではないから、これくらい、と思ってしまうこと。

　限界まで積もりかけても、その解放はきっと些細な気付きでいい。
　そんな瞬間がとても心に響きました。

　そして、そうして緩められたからこそ。
　二度目の鴫野部長の言葉もその場の慰めとしてではなく、リアルなそれとして受け入れられたのかな、と思います。

　肌で感じた誰かの頑張りは、きっと『自分も』と思える力になるのでしょうね。
[一言]
　わかると嬉しい繋がりも。

　素敵なお話をありがとうございました。

[一言]
　あちら、読み返してきました。
　そうか、あのひとだったんだ。
　こんどは、鴫原部長がメインの話が読みたいです。

　おなじ転勤〜再転勤の話ですが、主人公だけではなく、描かれたのがどの「時期」の話かで、物語の様相がかわって、面白かったです。

[一言]
　サイズの小さい短編なら、昼食をちゃんととるようになって、生活が変わったところで終わっていたのでしょうね。
　サイズのより大きい物語だからこそ、もうひと転がり。
　素敵な部長を、もう少し楽しめることに感謝です。

[一言]
　あら、お得意のかっこいいお姉さんですね。
　私、大好き♡（笑）
　未来屋先生自身が、こういう女性像好きなのでしょうね。

[一言]
泣きそうになりました。
細やかな描写がいつも通り素敵ですが、何よりも
主旋律が素晴らしいです。
私も踏ん張ってみよう。
そう思える勇気を頂戴しました。
まとまらない感想ですみません。
胸を奮わせつつも、美しいお話をありがとうございます

[良い点]
楽しませていただきました。
あのころの恩を誰かに返していく。
思わずうなずかずにはいられませんでした。

[一言]
この街はとてもよく知っていて、お肉料理屋さんやあの界隈の実際の風景が目に浮かびました。
おそば屋さんには行ったことがないので今度行ってみます。