感想一覧
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[一言]
【タイトル】とても短い、割り切ったタイトル。何を指すのか単体では分からない。
【あらすじ】タイトルがアトリエの名前だということは分かった。主人公を含む登場人物を「主人公たち」で済ませるのは、正直異様に感じる。舞台、世界観が主役だとでもいうのだろうか。
【本文】あらすじ最後のフレーズを冒頭から推している。このやり方は面白い。ただ「――― 錬金術」があらすじ含めて通算4回出てきたときは、少ししつこいと感じた。まるで広告のキャッチフレーズのようだ。
キャラクター個々人はあまり重要ではない、と思わせるようなあらすじからこの本文が出てくると違和感がある。キャラクターも重要な小説なら、もっと彼らについてあらすじで文章を割いているはず。
錬金術関連の地の文がナレーション的で、キャラクター主観の一人称の中にこれが混ざっているせいで視点が混乱した。力の入れ方が偏っていて「何が見せたいものなのか」がよく分からない。
【タイトル】とても短い、割り切ったタイトル。何を指すのか単体では分からない。
【あらすじ】タイトルがアトリエの名前だということは分かった。主人公を含む登場人物を「主人公たち」で済ませるのは、正直異様に感じる。舞台、世界観が主役だとでもいうのだろうか。
【本文】あらすじ最後のフレーズを冒頭から推している。このやり方は面白い。ただ「――― 錬金術」があらすじ含めて通算4回出てきたときは、少ししつこいと感じた。まるで広告のキャッチフレーズのようだ。
キャラクター個々人はあまり重要ではない、と思わせるようなあらすじからこの本文が出てくると違和感がある。キャラクターも重要な小説なら、もっと彼らについてあらすじで文章を割いているはず。
錬金術関連の地の文がナレーション的で、キャラクター主観の一人称の中にこれが混ざっているせいで視点が混乱した。力の入れ方が偏っていて「何が見せたいものなのか」がよく分からない。
エピソード11
[一言]
【タイトル】よくある感じのようでいて珍しいタイトルに思える。登場キャラのセリフみたいなタイトルは、補足情報をサブタイトル的に入れるイメージというイメージを持っていた。これはその補足が入っていない。
【あらすじ】タイトルに無い分の情報がこちらに入っている。キャラ三名の名前が花由来のものらしいが、そのせいで性別がイメージしにくい。育児を軸にしたヒューマンドラマ、という路線は理解できた。
【本文】謎を複数ほのめかし、少しずつ開示することで読者の興味を誘っている。タイトルはライトな感じだったが、あらすじ、本文と読み進めてきて印象が変わった。あらすじは育児が軸のように見えるが、本文では王国関係の事情が大きく絡んでくるものと思えた。あらすじが確かなら、育児を通じて過去に起こった事と向き合う話なのだろう。ただ「王国のトラブルは現在進行形らしい」あたりが話にどの程度絡んでくるのか分からない。
【タイトル】よくある感じのようでいて珍しいタイトルに思える。登場キャラのセリフみたいなタイトルは、補足情報をサブタイトル的に入れるイメージというイメージを持っていた。これはその補足が入っていない。
【あらすじ】タイトルに無い分の情報がこちらに入っている。キャラ三名の名前が花由来のものらしいが、そのせいで性別がイメージしにくい。育児を軸にしたヒューマンドラマ、という路線は理解できた。
【本文】謎を複数ほのめかし、少しずつ開示することで読者の興味を誘っている。タイトルはライトな感じだったが、あらすじ、本文と読み進めてきて印象が変わった。あらすじは育児が軸のように見えるが、本文では王国関係の事情が大きく絡んでくるものと思えた。あらすじが確かなら、育児を通じて過去に起こった事と向き合う話なのだろう。ただ「王国のトラブルは現在進行形らしい」あたりが話にどの程度絡んでくるのか分からない。
エピソード10
[一言]
【タイトル】アンビリカル・コードは「へその緒」を意味する、命綱の言い換えに使う単語。北極海のダイバーの話だろうか。
【あらすじ】海中ではなく宇宙だった。命綱は的中。「冥王星探査に行く」という主題がはっきり示されているのがGOOD。
【本文】いつだったか、商業作品で宇宙港の管制だか水先案内人だかをやる描写を読んだ。これが知らない世界の日常としてとても面白くて、地上作業員の業務や宇宙船発射シーケンスがそれを思い起こさせた。世界観とユリヤのバックグラウンドを示して、アマンダとの出会いというはじまりを描く。やることはしっかりやっているが、少なくない文字数を宇宙時代という舞台を示すデティールに割いている。好みが分かれる作品だが、好きな人にはたまらないだろう。私も、こういう「異なる世界の日常」がたまらなく好きだ。
【タイトル】アンビリカル・コードは「へその緒」を意味する、命綱の言い換えに使う単語。北極海のダイバーの話だろうか。
【あらすじ】海中ではなく宇宙だった。命綱は的中。「冥王星探査に行く」という主題がはっきり示されているのがGOOD。
【本文】いつだったか、商業作品で宇宙港の管制だか水先案内人だかをやる描写を読んだ。これが知らない世界の日常としてとても面白くて、地上作業員の業務や宇宙船発射シーケンスがそれを思い起こさせた。世界観とユリヤのバックグラウンドを示して、アマンダとの出会いというはじまりを描く。やることはしっかりやっているが、少なくない文字数を宇宙時代という舞台を示すデティールに割いている。好みが分かれる作品だが、好きな人にはたまらないだろう。私も、こういう「異なる世界の日常」がたまらなく好きだ。
エピソード9
[一言]
【タイトル】なぜアメリカ?UFOにでも誘拐されたのか。
【あらすじ】日本は二重国籍を認めていたか?と思ったが、20歳前までならあり得る話だった。どういう経緯でそうなるのか、で興味を引く戦略か。
【本文】あらすじから架空の事件のドキュメンタリー的なものとして見ていたが、作中世界におけるこの文章の位置づけがよく分からなくなった。「米国政府が経営者の家族を狙って一企業を陥れようとしている」とも読めるこの文書が、公開を許されている?作者の狙いを勘違いしているような気がする。
ありそうでなさそうな微妙なラインを攻める方向性は好き。
【タイトル】なぜアメリカ?UFOにでも誘拐されたのか。
【あらすじ】日本は二重国籍を認めていたか?と思ったが、20歳前までならあり得る話だった。どういう経緯でそうなるのか、で興味を引く戦略か。
【本文】あらすじから架空の事件のドキュメンタリー的なものとして見ていたが、作中世界におけるこの文章の位置づけがよく分からなくなった。「米国政府が経営者の家族を狙って一企業を陥れようとしている」とも読めるこの文書が、公開を許されている?作者の狙いを勘違いしているような気がする。
ありそうでなさそうな微妙なラインを攻める方向性は好き。
エピソード8
[一言]
【タイトル】ギャグマンガのセリフみたいなタイトル。
【あらすじ】どういう話かは大体把握できる。リアとシリルのキャラクター性もある程度分かる。タイトルの雰囲気そのまま、純コメディという訳ではなさそう。
【本文】軽いタイトル、軽めのあらすじときて、本文はそんなに軽くない。読みやすいが、多少お堅い雰囲気の作品。何に期待すれば良いのかを話の流れではっきりと提示してくれているのがとても良い。シンプルに強い作品であまりコメントすることが無い。典型的な創作におけるおいしい展開を、いくつか組み合わせて使っている、そうするための話として設計されている、とも感じた。
【タイトル】ギャグマンガのセリフみたいなタイトル。
【あらすじ】どういう話かは大体把握できる。リアとシリルのキャラクター性もある程度分かる。タイトルの雰囲気そのまま、純コメディという訳ではなさそう。
【本文】軽いタイトル、軽めのあらすじときて、本文はそんなに軽くない。読みやすいが、多少お堅い雰囲気の作品。何に期待すれば良いのかを話の流れではっきりと提示してくれているのがとても良い。シンプルに強い作品であまりコメントすることが無い。典型的な創作におけるおいしい展開を、いくつか組み合わせて使っている、そうするための話として設計されている、とも感じた。
エピソード7
[一言]
【タイトル】シンプルにファンタジー感のあるタイトル。小細工を弄さず書き手としてのパワーでごり押す戦略か。
【あらすじ】あらすじはあまりファンタジー感が無いが不思議、奇妙な話という雰囲気は出ている。過不足なく読者を期待させる、強者感のあるあらすじ。
【本文】「ヨウコさんってどんな人?」というところを書き出しで提示している。鬼婆みたいなヨウコさん、花が好きなヨウコさん、ひどいお母さん、とその過程で見せるもののギャップが面白い。感情の焼きなましのようだ。
【タイトル】シンプルにファンタジー感のあるタイトル。小細工を弄さず書き手としてのパワーでごり押す戦略か。
【あらすじ】あらすじはあまりファンタジー感が無いが不思議、奇妙な話という雰囲気は出ている。過不足なく読者を期待させる、強者感のあるあらすじ。
【本文】「ヨウコさんってどんな人?」というところを書き出しで提示している。鬼婆みたいなヨウコさん、花が好きなヨウコさん、ひどいお母さん、とその過程で見せるもののギャップが面白い。感情の焼きなましのようだ。
エピソード6
[一言]
【タイトル】「既望」の一単語が異様なタイトル。
【あらすじ】あらすじの範囲で二度も生まれ変わっている。話の導入が長くなり過ぎないか不安だ。そしてターゲットとする読者層もいまいち分からない。わざわざ天文学者を主人公に据えているのだから、五重連星の星系とそこで日食が発生するパターンをデザインしなければならないはず。そういう話を好む層と「ショタ」がどうこうというのが好きな層、被るのだろうか?
【本文】異世界転生を一回経てからの転移。本文では前世と転移前がバッサリとカットされている。あらすじを「本文で伝えきれないけれど知っておいて欲しい前提」を伝えるための場所として利用しているのでは、と思った。あらすじで抱く期待と本文にずれがあって、読み進めるとなると「この先どうなるか」を不安に感じる。この要素は出てくるのだろうか、と。
本文の雰囲気自体は良いので、あらすじはその辺をもっと押し出してもらえれば。
【タイトル】「既望」の一単語が異様なタイトル。
【あらすじ】あらすじの範囲で二度も生まれ変わっている。話の導入が長くなり過ぎないか不安だ。そしてターゲットとする読者層もいまいち分からない。わざわざ天文学者を主人公に据えているのだから、五重連星の星系とそこで日食が発生するパターンをデザインしなければならないはず。そういう話を好む層と「ショタ」がどうこうというのが好きな層、被るのだろうか?
【本文】異世界転生を一回経てからの転移。本文では前世と転移前がバッサリとカットされている。あらすじを「本文で伝えきれないけれど知っておいて欲しい前提」を伝えるための場所として利用しているのでは、と思った。あらすじで抱く期待と本文にずれがあって、読み進めるとなると「この先どうなるか」を不安に感じる。この要素は出てくるのだろうか、と。
本文の雰囲気自体は良いので、あらすじはその辺をもっと押し出してもらえれば。
エピソード5
[一言]
【タイトル】「軽トラをもらう」という部分が間接的に「農家」をイメージさせる。SFとかファンタジーの領域のものを身近なところに持ってきて異世界感を増幅する、みたいなことをしているように思う。
【あらすじ】「クマより凄い」は人によって評価の分かれる形容だと思う。そしてこの投げっ放し感は忌避する人も少なくないんじゃなかろうか。期待する人とそうでない人がはっきりと分かれるあらすじ。
【本文】機械のドラゴンなのに♀。「多少メカニカル」と書いてあるから肉が混ざっているのだろうか。ライトでスローな雰囲気は気にいる人がいるんじゃないかと思うが、視点が苦手。この「自分の後頭部が見えているかのようなTPS的書き方は、頭の中でシーンを描くときに混乱する。世界観は大まかに示されているが、今後の展開についてもう少し情報が欲しかった。どういう冒険をするのか、そのきっかけは何か、とか。
【タイトル】「軽トラをもらう」という部分が間接的に「農家」をイメージさせる。SFとかファンタジーの領域のものを身近なところに持ってきて異世界感を増幅する、みたいなことをしているように思う。
【あらすじ】「クマより凄い」は人によって評価の分かれる形容だと思う。そしてこの投げっ放し感は忌避する人も少なくないんじゃなかろうか。期待する人とそうでない人がはっきりと分かれるあらすじ。
【本文】機械のドラゴンなのに♀。「多少メカニカル」と書いてあるから肉が混ざっているのだろうか。ライトでスローな雰囲気は気にいる人がいるんじゃないかと思うが、視点が苦手。この「自分の後頭部が見えているかのようなTPS的書き方は、頭の中でシーンを描くときに混乱する。世界観は大まかに示されているが、今後の展開についてもう少し情報が欲しかった。どういう冒険をするのか、そのきっかけは何か、とか。
エピソード4
[一言]
【タイトル】マンドラゴラは死刑台の下に咲くらしい。「独房で罪人が断罪される話」ということだろうか。
【あらすじ】ぶち込まれる前から持ってた。このノリから判断するに「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」のような、オモシロ混じりのホラー作品らしい。個人的にはタイトルをもう少しオモシロに振って、雰囲気の統一感を出して欲しかった。ただ、このあらすじでオモシロ系じゃない可能性もある。
【本文】書き方でライトに見せているけれど、やっていることはSCP財団。主人公はDクラス職員。コミカルな筆致は、エグい展開に対する臭み消しみたいなものだろうか。ライトな作品らしい軽妙な文章はうまいと思うが、それをどういう方向に行使したいのか、書き手の意図が分からない。
【タイトル】マンドラゴラは死刑台の下に咲くらしい。「独房で罪人が断罪される話」ということだろうか。
【あらすじ】ぶち込まれる前から持ってた。このノリから判断するに「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」のような、オモシロ混じりのホラー作品らしい。個人的にはタイトルをもう少しオモシロに振って、雰囲気の統一感を出して欲しかった。ただ、このあらすじでオモシロ系じゃない可能性もある。
【本文】書き方でライトに見せているけれど、やっていることはSCP財団。主人公はDクラス職員。コミカルな筆致は、エグい展開に対する臭み消しみたいなものだろうか。ライトな作品らしい軽妙な文章はうまいと思うが、それをどういう方向に行使したいのか、書き手の意図が分からない。
エピソード3
[一言]
【タイトル】タイトル単体では何も言えない。「口無し」がサナギとトリコの両方にかかっているのか、何を忘れないのかが気になる。
【あらすじ】タイトルとあらすじを結び付けられない。この作品は「タイトル、あらすじ、本文と少しずつ受け手を物語の世界へ導入していく」ようなやり方を取っていないらしい。サスペンス系の話っぽい割にタイトルがそれらしくない辺り、あらすじまで読んでも正体不明。
【本文】大きな間違いの結果何が起こったかは、とりあえず分かった。主人公の見る夢、のようなシーンから開始するのは、その後の展開と合わせて主人公と読み手をシンクロさせるためだろうか。
本文まで読んでも、どういう層向けのどんな話なのかさっぱりだった。使っている手法自体は面白いが、本編が正体不明過ぎて興味よりも困惑が先に来た。
【タイトル】タイトル単体では何も言えない。「口無し」がサナギとトリコの両方にかかっているのか、何を忘れないのかが気になる。
【あらすじ】タイトルとあらすじを結び付けられない。この作品は「タイトル、あらすじ、本文と少しずつ受け手を物語の世界へ導入していく」ようなやり方を取っていないらしい。サスペンス系の話っぽい割にタイトルがそれらしくない辺り、あらすじまで読んでも正体不明。
【本文】大きな間違いの結果何が起こったかは、とりあえず分かった。主人公の見る夢、のようなシーンから開始するのは、その後の展開と合わせて主人公と読み手をシンクロさせるためだろうか。
本文まで読んでも、どういう層向けのどんな話なのかさっぱりだった。使っている手法自体は面白いが、本編が正体不明過ぎて興味よりも困惑が先に来た。
エピソード2
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