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[良い点]
偉業を成し遂げた先人たちの後を継ぐ者が必要以上に気を張るのは、分かる気がします。

それを見抜いた自身も経験者とはいえ陛下も凄いですね。
それに、君主と臣下との信頼が感じられます。

蓮花さん可愛い、というか美人ですね.。.:*♡

興味深く拝読させていただきました。
ありがとうございました(^^)v
みこと


  • 投稿者: みこと
  • 18歳~22歳 女性
  • 2024年 03月05日 08時17分
みこと様、こちらの「3代目の天子に諭された任官5年目の丞相」をお読み下さいまして誠にありがとうございます。
宮中における主君と臣下の絆を描いた本作、御評価頂けて喜ばしい限りで御座います。
中華王朝の初代女王である愛新覚羅紅蘭陛下とその旧友兼忠臣である司馬花琳上将軍の厚い信頼関係で結ばれた遣り取りは、過去作品で何度か書いていたのですが、本作は彼女達の孫世代のお話ですね。
劉備の息子である劉禅が諸葛孔明の息子である諸葛瞻を重用したように、本作における愛新覚羅王家と司馬一族の君臣の絆も次世代に受け継がれたという感じです。
とはいえ芳蘭陛下と蓮花さんとしては、大きな功績を残した祖母と我が身とをついつい比較して考えてしまい、色々と気苦労が大きかったでしょうね。
特に芳蘭陛下は次期王位継承者候補として教育されていた事もあり、「母上や太王太后に負けぬ名君にならなくては…」と子供の頃から気を張っていたと思います。
そうして先人と我が身とを比較して気を張る事の辛さを誰よりも熟知していたからこそ、丞相の物思いにもいち早く気付く事が出来たのでしょうね。
こうした気配りと思い遣りを自然と出来るのは、本作における愛新覚羅王家の女性達の美徳であり、彼女達が臣下や国民に慕われる大きな要因の一つになっていると思います。
御祖母様である司馬花琳上将軍が凛々しい女性武将だったのに対して、孫娘の司馬蓮花さんは知的で柔和な才媛系の美人官僚に育ちましたね。
とはいえ主君への忠義と思い遣りは、髪や瞳の色と一緒に御祖母様から確かに引き継がれたようです。
励みになる御感想、誠に感謝致します。
数ある「なろうラジオ大賞5」参加作品の中で本作を御読み頂きまして、誠にありがとうございます。
[良い点]
安定した世で活躍した人物よりも、
乱世で活躍した群雄の方が華やかで、輝いて見えてしまうということはありますね。
しかし、安定した世を維持することは本当に難しく…。
臣下の気持ちを汲み取る女王陛下は名君ですね。
エタメタノール様、こちらの「3代目の天子に諭された任官5年目の丞相」をお読み下さいまして誠にありがとうございます。
宮中における主君と臣下の絆を描いた本作、御評価頂けて喜ばしい限りで御座います。

魏の曹操が「治世の能臣、乱世の奸雄」と呼ばれたように、同じ能力を持った人物でも乱世と治世とでは立ち位置が大きく変わってしまう事も御座いますし、乱世と治世とでは主君や臣下に求められる資質も大きく変わってくると思うんです。
蜀の二世皇帝の劉禅は主体的に動く機会が少なかったため、群雄英傑の活躍を主体とする「三国志演義」とそれを原案とするサブカルチャー作品においてはパッとしない人物として扱われる傾向が多いですが、40年の長きに渡って大きな内乱もなく蜀という国を維持出来た功績は大きく、彼を「劉備程の能力はないにしても世間で言われる程の暗君ではなく、平和な時代なら普通に名君だった」と評価する向きも御座いますね。

歴史に残る名勝負を繰り広げたり大戦で目覚ましい武勲を挙げた群雄英傑の方が、平和で穏やかな時代を維持した名臣や名相よりも華やかに見えてしまう傾向は、どうしてもあるのかも知れません。
とはいえ、戦争に勝って領土を増やしたり国を興したりする事よりも、領地や国家を安定して治めて平和と繁栄を長期にわたって維持する事の方が、遥かに難しくて尚且つ大切な事なのだと思いますね。

また、臣下の心情や悩みに寄り添って正しく諭す事の出来る愛新覚羅芳蘭女王は、私のイメージする理想的な名君として描写させて頂きました。
彼女が丞相を始めとする臣下の気持ちに寄り添う事が出来たのも、実の親である先王や教育係である太傅が正しく育成したからですね。

励みになる御感想、誠に感謝致します。
数ある「なろうラジオ大賞5」参加作品の中で本作を御読み頂きまして、誠にありがとうございます。
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