エピソード43の感想一覧

見藤さん、子供の頃はこんな辛い環境だったのですね。周りに味方が誰もいない。人間の汚い部分を見続けて、彼にとっては同じ人間よりも、怪異の方に仲間意識というか、心が寄っていったのでしょうね。自分の才能に任せて今の環境を滅茶苦茶にできるだろうにそれをしないのも、見藤さんの聡明さというか心根の優しさを感じます。
見藤さんと牛鬼の関係性が、本当の親子を見ているようで微笑ましいです。見藤さんが腕に傷を負って帰って来た時、村を祟ろうとしていて本当に大切に思っているんだなと、胸が熱くなりました。

ついに霧子さんと出逢いましたね。モノローグで可愛らしい、という表現が度々出ていたので、もしや一目惚れじゃな？　と勝手にうんうん頷いていました。いやー、いいですね。読者にも霧子さんの可愛らしさ、ちゃんと伝わってきました。　泣いてる霧子さんの頭を、見藤少年が撫でてあげる場面なんか、もうすごく良かったですね。これがエモいって奴なのかー。読んでてニコニコしました。

新しいお勤め、これってそういうことですよね？　頭から冷や水をぶっかけられたような気分でした。これは、あんまりです。見藤さん、可哀想…。

悪いことは重なるものですね。心身を傷つけられ、親代わりの牛鬼も失ってしまうなんて…。霧子さんがいてくれたことは、ひとつの救いではあるのでしょうけど…あまりに重くて痛ましいです。

なるほど、瞳を代償に霧子さんと契約したから、霊が見えなくなった、ということなのでしょうか？　今回の過去のお話で、ふたりがどうしてこんなに強く互いを想い合うのか、納得できました。見藤さんのおでこにキスして、ぽかーんとされちゃって、怒ってる霧子さんが微笑ましかったです。結婚式には参列します！

今回も面白かったです。いつものように乱文失礼しました。また来ますね！