エピソード5の感想一覧

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[良い点]
 過去と現在、同リンクしていくのでしょう。一転関連するように見えて大半はフェイク、また全てが繋がっている? 昔からあるもの、禍々しいもの、触れてはいけないものとくくると蓋をされてしまい、事が進まなくなります。土着している人から多くを得るのは難しい? 
[一言]
 ムムム難しい。

 拝読させて頂きありがとうございます。
 なつの夕凪様、感想ありがとうございます。

 お読みいただいた第五話は、連載である事を利用し話も主役も各話で違えられる事に時を変え、時間軸で言うと第二話の前にあたる話になります。
 過去の神事に繋がる逸話に禍々しき影を見付けてしまえば調べ確認してもみたくなるものですが、土着に根付いた信仰に土地の権力者が都合に嘘を付け加えた事柄を否定しようものなら反発され兼ねません。
 けれど口には出さずも、嘘で人を貶めるような権力者に対しては反する者や忌み嫌う者等も多い事から、訊けば内緒に教える者やヒントだけは口にする者多く、悪行は如何に口を閉ざすが難しいものかを知れば、裏を返して探し解くは容易いとも思えて来るもの。
 今も悪事は見えているのに語られはせず、知るは容易く語るはされずの世の中を生きるは、この国の伝統文化なのかもしれません。

ᕙ(:˘∧˘:)ᕗ悩ませる部分は何処かと訊くも憚れる程に、語り解くややこしい話に訛りまでと何から何まで……
 読み進めるにも(ノ_"_)ノ面倒をすみませぬ。

 鯉空はためく外を子が駆け回る春の日和に、冬山から颪吹く降雪地で話はまだ続きますが、読み解く不便も気長に気楽にお付き合い、よろしくお願い致します。
[良い点]
今回は加々見温子の目線で、謎を解き明かしていくスタイルに、とても惹き込まれました。大学の言語地理学の講師という立場も、今回の謎を解くのにぴったりですね。

冒頭の2段落で、情景が一気に目に浮かぶような、雪の質感まで手触りをもって感じる描写ですね。さらに、温子も含めて、地元の人同士の会話が方言なのも、リアリティを醸し出しているように思います。

麻布川と美子川、双見湖、そして湖の神事のこと。歴史と地理的要因、今に残る地名の名残とのリンクが、これまでの謎を徐々に炙り出す展開が素晴らしいと思います。同時に、加々見温子のこともこれでかなり明らかになってきましたね。
[一言]
ついに垣間見えた「カンガミ様」の正体。そして、第2話と繋がるラスト。この後の回がさらに楽しみです。ありがとうございます。
 逢乃 雫様、感想ありがとうございます。

 冒頭の2段落は詩に手を出した者として、言葉少なに風景を頭に浮かべ易くするなら詩のようにと考え記したものなので、逢乃 雫様にお褒めいただき至極光栄にございます…☆

 土地や山や川や湖やと凡そ水の流れに付いた名が多くある日本の地名に則して考えたので、自然と歴史的背景も合致するもので、神事も神の云われは文化の流れにズレはあるものの殆どは
伝承も土地の悪い何かを倒し奉られる神の行為を真似する事が多く、社に冠するは神に倒され心根を入れ替え土地を守護する元の悪い何かの名。

 方言にもリアル感を持っていただけているようで、現実にも似た地形と歴史を造り込んだ甲斐ががありました。

 登場人物の設定に、少し血が濃い子供の特性に付け加えられる神童の孫が故、やはり言語地理学が適当かなと考えた結果に、構成段階でとてもスムーズに謎解きが成せると判り、作者である私の心強い味方でもあります。(笑)

 さて、謎解きがグルっと一回りし解くべき謎が見えて来たかと思いますので、次話からは少し毛色が変わり飯時を避けるような文脈が入る可能性にご留意いただき、諸々に少し遅れはありますが、今後も気長に気楽にお付き合い、よろしくお願い致します。
[良い点]
 おおっ!
 時系列が前回の続きかと思ったら。
 そういうことなのですね。

 そしてカンガミ様。
 それがそうだとしても残る謎に、やはりそうじゃないというホラー味があって……。いいですねぇ♪ ワクワクします。
 どこかの山間の山村で、現実に起りそうな物語。だからこそ得体の知れない不気味さをひたひたと感じるのでしょうね。
 社会風刺、民俗学を取り入れる静夏夜さまの博識には本当に脱帽します。
 今回も面白かったです!
 冬野ほたる様、感想ありがとうございます。

 今回の話で追うべき謎がかなり見えて来たかと思います。謎を知れるようにと順を追い、話の流れに謎が解けて行くと共に、登場人物達や神事の交わりに核心が見えて来る。
 人を襲いもする恐ろしい何かが居る事に変わりはなく、別視点で読んで解ければ見える話も違って見える。けれど最初の話は変わらず見える所に、土地神信仰の真がある。

 グルっと一回りするような感覚で双穴水鏡山へとお戻りになられた事と思います。

 オカエリナサλ
   ❞

 ファイルが消えた影響に多少の粗さがあるもので、ルビを外した|←残骸を幾つか見付けたので、お陰様で今思い付いた事に、誤字訂正序でに言い回しを一部改稿させていただきます。(内容は変わりません)
 
 現実的に感じていただけた事は、造った背景を頭に描けている事の証明でもあり、嬉しいお言葉ありがとうございます。
 博識ではなく薄識なので、脱がれたカウボーイハットを被り直してロディオのように乗り熟していただければ幸いです♪

 次話を含め何処に飯時を避けるような文脈が入るか判らない事にご留意いただき、今後も気長に気楽にお付き合い、よろしくお願い致します。
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