感想一覧

[良い点]
プロローグにある窓ガラスの部分のような、どこか詩的で透明感のある表現が随所に見られ、とても印象深い雰囲気の作品だと感じ入りました。
奏が務めている男性アイドルのプロデューサーという立場からはキラキラした表面がある一方、その煌びやかな世界の裏側には様々な困難も存在している現実をありありと見せつけられました。
しかしそういった問題に翻弄されつつもニヒルな奏が奮起し、まるで失った色を取り戻すかのように温かみを増していく姿が眩しかったです。
ショウゴのような可愛らしい男の子に癒されることもあれば、重厚感のあるテーマで奏が成長していく過程を見守ることもできる懐の深さが魅力的でした。
素敵な作品をコンテストにご応募いただきありがとうございます。