感想一覧

[良い点]
心臓の入手を目的としているだろう殺人に経歴も能力も異様な明豪の調査と、邪王とどういう接点があるのかすら不明な状況が終盤で収束する展開が圧巻で、言葉を失いました。
そして犯人が判明して完結するのではなく邪王の正体も発覚し、やはり過去は変えられないと一度は絶望させられたところからの決着が清々しかったです。
最初は朱亜を男性だと誤解していた皓宇が翠蘭と重ねながらも、徐々に彼女に心惹かれていく描写も素敵でした。
朱亜の強さは充分でも危うさのある性格を案じ、自分の方法で守ろうと頑張る皓宇を応援したくなります。
最後に自らの気持ちに従って朱亜が選んだ未来に想像が膨らんでいきますね。
素敵な作品をコンテストにご応募いただきありがとうございます。