感想一覧
▽感想を書く[良い点]
「敵」や「利害の相違」はあるとしても「不自然さを感じるほど愚かな敵役」は見当たらないこと。
姉王女は嫌悪を感じさせる描写ですが、彼女の行動に私欲は見い出せません。
戦争中なら王家が勝利のために尽くすのは当然であり、「王女姉妹は仲が良いけど敗戦しました」というような状況で「敗北した民は知識人の抹殺とかまでされる」とかでしたらこの作品にはありませんが妹王女へのハニートラップ強要すらも安易に否定はできません。魔王に敗北した場合、妹王女の未来もさらに凄惨なことになると思いますし。
まあ「守られるべき民に含まれず、王女としての普通の待遇を受けたとも思えない妹王女」は離脱や敵対を選ぶとしても不当ではありませんし、ハニートラップについては姉王女より、そのターゲットである男性たちが「不自然さすら感じさせる愚か者」になるので削除は妥当とは思いますが。
(一人ならまだしも、他に陥れられた国がすでにあるのに複数引っかかるのはさすがに)
また、魔王にとって鬼族は「制圧した敵」である以上、魔王がその弱体化を推進することはおかしくありません。
魔王の敗北は魔王が愚かだったからではなく、姉妹王女が有能だったからと自然に感じられます。
「長の妻に手を出そうとした鬼たち」は愚かとは思いますが、その愚かさには魔王による弱体化工作という理由があり、疑問はありません。
しっかりとした設定の上で物語を組み上げておられると思います。
[気になる点]
コンパクトにまとめておられる物語なのでしかたないとも思いますが、「スタッフの不足」に違和感を感じます。
「次代を担う王女たち」が汚名をかぶりすぎていて、宰相、大臣、将軍、外交官などは何をしていたのか、と。
特に「第一王女」に至っては彼女が汚名をかぶるくらいなら「王の決断」にした方がまだましとすら。
[一言]
なんでも、隣国の王子や由緒ある公爵家からの縁談を断り続けてでも魔王軍を倒そうと躍起になっていたと聞く。
お陰で無事に玉座につけたようだが、魔王を倒したことと、縁談を断り続けたことで、誰も求婚してこなくなったそうだ。
それもそのはずだ。今やお姉さまは「鬼族を従え魔王を倒した大国の女王」だ。こんな相手には誰もが身を引くらしく、夫探しの新しい戦いが始まっているらしい。
いや、女性として魅力的と言われるかは疑問ですが、政略結婚の相手としてなら極めて高評価だと思います。
なんでしたら事前にしっかりと契約すればいいのでは?とすら。
女王本人が極めて優秀であり、王配に卓越した能力が必要とは思えません。
一番重要なのは「トラブルを起こさないこと」であり、「平凡な力量」の方が「野心」を持ちにくそう、「平凡な容姿」の方が浮気騒ぎになりにくいという美点になります。これは別に難しくはない基準でしょう。
国の乗っ取りとかなら「平凡な王子」を送らなくても防げません。
まだ、協力を示した方がましです。
そして彼女の行動は苛烈とは思いますが、私欲によるものではありません。
そう考えると「姉王女への畏怖」はそれほどまでに問題でしょうか?
「スピカ、あなたには鬼族に嫁いでもらうわ」
「野蛮で粗暴で、人間を食うと言われる化け物ですよ……?」
鬼族に嫁ぐ? 野蛮で暴力的で、数百年と人間と対峙している化け物の嫁になれと?
生きたまま食われたという逸話すらある、寝物語に出てくるような相手と夜を共にしろと?
「ころ、されて……しまいます……」
これがこの世界の「政略結婚」です。
王女がそれでも尽力して襲われてでも結果を出したのに、王子や貴族が怖気づく。
そんな有り様だから王女姉妹が必死にならざるを得なかったのでしょうか。
「敵」や「利害の相違」はあるとしても「不自然さを感じるほど愚かな敵役」は見当たらないこと。
姉王女は嫌悪を感じさせる描写ですが、彼女の行動に私欲は見い出せません。
戦争中なら王家が勝利のために尽くすのは当然であり、「王女姉妹は仲が良いけど敗戦しました」というような状況で「敗北した民は知識人の抹殺とかまでされる」とかでしたらこの作品にはありませんが妹王女へのハニートラップ強要すらも安易に否定はできません。魔王に敗北した場合、妹王女の未来もさらに凄惨なことになると思いますし。
まあ「守られるべき民に含まれず、王女としての普通の待遇を受けたとも思えない妹王女」は離脱や敵対を選ぶとしても不当ではありませんし、ハニートラップについては姉王女より、そのターゲットである男性たちが「不自然さすら感じさせる愚か者」になるので削除は妥当とは思いますが。
(一人ならまだしも、他に陥れられた国がすでにあるのに複数引っかかるのはさすがに)
また、魔王にとって鬼族は「制圧した敵」である以上、魔王がその弱体化を推進することはおかしくありません。
魔王の敗北は魔王が愚かだったからではなく、姉妹王女が有能だったからと自然に感じられます。
「長の妻に手を出そうとした鬼たち」は愚かとは思いますが、その愚かさには魔王による弱体化工作という理由があり、疑問はありません。
しっかりとした設定の上で物語を組み上げておられると思います。
[気になる点]
コンパクトにまとめておられる物語なのでしかたないとも思いますが、「スタッフの不足」に違和感を感じます。
「次代を担う王女たち」が汚名をかぶりすぎていて、宰相、大臣、将軍、外交官などは何をしていたのか、と。
特に「第一王女」に至っては彼女が汚名をかぶるくらいなら「王の決断」にした方がまだましとすら。
[一言]
なんでも、隣国の王子や由緒ある公爵家からの縁談を断り続けてでも魔王軍を倒そうと躍起になっていたと聞く。
お陰で無事に玉座につけたようだが、魔王を倒したことと、縁談を断り続けたことで、誰も求婚してこなくなったそうだ。
それもそのはずだ。今やお姉さまは「鬼族を従え魔王を倒した大国の女王」だ。こんな相手には誰もが身を引くらしく、夫探しの新しい戦いが始まっているらしい。
いや、女性として魅力的と言われるかは疑問ですが、政略結婚の相手としてなら極めて高評価だと思います。
なんでしたら事前にしっかりと契約すればいいのでは?とすら。
女王本人が極めて優秀であり、王配に卓越した能力が必要とは思えません。
一番重要なのは「トラブルを起こさないこと」であり、「平凡な力量」の方が「野心」を持ちにくそう、「平凡な容姿」の方が浮気騒ぎになりにくいという美点になります。これは別に難しくはない基準でしょう。
国の乗っ取りとかなら「平凡な王子」を送らなくても防げません。
まだ、協力を示した方がましです。
そして彼女の行動は苛烈とは思いますが、私欲によるものではありません。
そう考えると「姉王女への畏怖」はそれほどまでに問題でしょうか?
「スピカ、あなたには鬼族に嫁いでもらうわ」
「野蛮で粗暴で、人間を食うと言われる化け物ですよ……?」
鬼族に嫁ぐ? 野蛮で暴力的で、数百年と人間と対峙している化け物の嫁になれと?
生きたまま食われたという逸話すらある、寝物語に出てくるような相手と夜を共にしろと?
「ころ、されて……しまいます……」
これがこの世界の「政略結婚」です。
王女がそれでも尽力して襲われてでも結果を出したのに、王子や貴族が怖気づく。
そんな有り様だから王女姉妹が必死にならざるを得なかったのでしょうか。
こちらにも感想ありがとうございます! スタッフ不足に関しましては、あまりワラワラと出してゴチャゴチャするよりも姉王女一人でなんとかした風に見せる方が読む側としても気軽に読めるかな、といった考えからです。実際は軍や騎士団を動かすにあたり、国の各方面のお偉方とはしっかり連携しています。ただ、そっちに尺を割くよりも主人公と鬼族との描写に力を入れてこその異世界恋愛だと思い、このような形になりました。これがハイファンタジーでしたら、また違う形になっていたと思います。
姉王女の結婚については、多少なりとも主人公を苦しめたので、いわゆる「微ザマァ」くらいの感覚です。実際この後は上手いことやっていい相手を射止めるのですが、そこまで書くといきなり視点が変わって変な形になってしまいそうだったのでこのようにさせていただきました。
二作品とも感想頂き、ありがとうございます!
姉王女の結婚については、多少なりとも主人公を苦しめたので、いわゆる「微ザマァ」くらいの感覚です。実際この後は上手いことやっていい相手を射止めるのですが、そこまで書くといきなり視点が変わって変な形になってしまいそうだったのでこのようにさせていただきました。
二作品とも感想頂き、ありがとうございます!
- 鬼柳シン
- 2024年 03月25日 18時33分
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